かぶれの世界(新)

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田舎暮らし雑感12春(終)

2012-04-15 23:37:35 | 日記・エッセイ・コラム

栄養補給

今回も食事の話題から始めたい。3日前に独り暮らし最強のキムチ鍋料理を作った。沸騰したキムチのエキスに豚肉、シャケ、野菜、こんにゃく、ガンモなど冷蔵庫の中にあるものをドンドンいれた。だが、いつもの美味しそうな香がしない。それどころか嫌な感じの生臭い臭いがしてきた。

原因はシャケの切り身だ、寄せ鍋には上手く行ったのだが、キムチ鍋には合わないのだろうか。それとも塩漬けがいけなかったかも。原因はどうあれ鍋一杯作ったので処理しなければならない。捨てる気にはならない。コショウを目一杯振って臭いを消し、味は最悪でも栄養補給と思って食べた。3日続けて食べて何とか処分できた。いつまでもお腹のどこかに生臭い臭いが残っている。

口直し

その間に一度だけローカルテレビで話題になっていた店のイタリアンを義弟と食べた。地産地消で美味しいと話題の野菜を使ったペパロンチーニを頂いた。余り食べたことの無い野菜が多めのペパロンチーニで、少し水っぽくなるのではと思ったが意外に美味しかった。少しは口直しになった。

義弟とは色んな話題で話が弾む。分野は違うがお互いに海外とのビジネス経験があり、発想が似ている。意見が違っても聞く耳を持ち何故そうなのか議論する。今回気になった話題の一つが、彼が住む大阪の橋下市長の昨今の発言をどう思うか、だった。彼等夫婦は橋下氏を手放しで支持していたはずだが、今回そういう質問を受けたという事は何か懸念が出てきたのだと感じた。先に投稿した意見を私は繰り返したが、彼に少し迷いが出てきたと感じた。

早朝飲酒

火曜日早起きして神社の清掃に行った。別名「太郎神社」という。徳川の世になり山之内氏が土佐に入った時、長宗我部氏の家臣の一人で逃れてこの地に土着した先祖の名前が太郎兵衛元忠から来たと長老から聞いた。神社への寄付を記録した名簿の1/3位は先祖の姓で天保年間の日付になっていた。その後何世代か後で建てられ修理もあったはずだが、神社はぼろぼろだ。掃除が終わり代表で太鼓を打った。空きっ腹にお神酒を頂くと、お猪口一杯で酔ってしまった。

翌日早朝に長老が来て、屋根の雨漏り修理が必要だという。前日の掃除時に雨漏りに気がついた会計担当のS子さんが建築業を営む長老に調査を頼んだという。何故私かと聞くと、私のうちが代表者だという。そういえば昨年の国調の時、神社とその周りの山林は曽祖父の名前と他13人で登記されていた。それでやっと事情が飲み込めた。

守り神の修復

東京に戻るまでそう日にちが残っていないので、S子さんに連絡すると直ぐ氏子集会を開こうということになった。氏子の半分くらいが在宅で、それでも決めれば良いといわれた。私は長老から聞いた内容を伝えた。瓦とその下の吹き替え、瓦の半分位を新品と取り替える、工事用の機械を神社まで上げる山道の整備等で40万円余りになりそうだと。

神社は集落の守り神であり、梅雨が来る前に雨漏りを修理しないと神社を建て直すことになり、桁違いのお金がかかる等々説明し、会計から山林の木を売ったお金がまだ100万円残っていると報告し、全員賛成で即修理を決定した。事前に別の長老の意見を確認して皆に伝えたのでスムーズに了解された。欠席した年番を同行して建築業の長老宅に行き、正式に決定し今後は年番と詰めてくれと依頼し一件落着した。会社努め時代の日本的コンセンサスのとり方が役に立った。

野焼き

予報で天候が悪化する直前に、前回報告したコスモス畑の野焼きをやった。野焼きは届出て許可をとる必要があるらしいが誰も届け出ないという。その代わり延焼したりしないよう自分の責任で気をつけなければならない。先日ジョギングをやり過ぎて腰痛になったが、野焼きの後又悪化した。どうにも回復が遅い、年には勝てない。

加えて今年ついに花粉症になった。今年まで何ともなかったのだが。例の業務用のコスモスの種が届いて受け取り、帰り道の堤防で犬を連れたマスク姿の長老の奥さんにあった。今日は花粉がひどいという。その時、私も鼻水が垂れくしゃみが出て春風を引いたというと、彼女は花粉症に違いないという。もうこの年で花粉症はないと思っていたのだが。■

コメント
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