かぶれの世界(新)

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IT環境の見直し

2018-06-24 16:23:19 | デジタル・インターネット
実家のIT環境を見直すことにした。目的は信頼性の向上とコストダウンだ。

退職後15年以上経過して、私の殆ど全てはパソコンのメモリーに集約され蓄積されている。我が家の自宅と実家の予算管理や資産管理から趣味や日記・米国勤務時代からの交友関係まであらゆる活動を記憶させた。現在使用中のパソコンは随分前にネットで購入したDellの安価版ノートパソコンInspironだ。

かつてはCDに上記のデータを書き込んで田舎に持って行き、実家に置いてあるデスクトップパソコン(DT)にCDからデータを移して処理していた。特に投資した金融資産の管理の為に、各金融機関から情報を収集して処理するパソコンは必須だった。数年後、USBメモリーの容量が増え価格が安くなったのでCDからUSBメモリーに変更し便利になった。

そのうちインターネットの高速化やディスプレーの高解像度などの進歩に比べて、デスクトップの相対性能が低下し安価になったノートパソコンに切り替えた。実家に置いていたDTは利用せず、軽くなったノートパソコンを携帯して東京・愛媛間を行き来した。

それでも念の為にUSBのバックアップはとるようにした。1か月前頃だったか、突然そのノートパソコンの画面が乱れるようになった。日々バックアップはとっていたが作業が出来なくなり私は凍り付いた。昔の専門家も形無し、余り考えることもなく末の息子に対応を相談した。彼は慌てず騒がずテレビにパソコンの画面表示できるはずだから、当座はそれで対応するよう助言してくれた。

そういえばそんな機能があった。テレビとの接続ケーブルを買いに出かける前に、念の為にもう一度パソコンの火を入れると何と正常に動作した。当座はしのげた。その後は異状なく動いているが、いざという時の対応をもっと改善する必要があった。ある朝、官公庁・大企業の余剰品を安価に譲るという新聞折り込み広告を見つけた。

バドミントンの練習後に案内にあった市民会館に向かった。主催者の社団法人JEMTECは店じまいの準備をしていた。今頃来て何だという口ぶりだった。私はバックアップの目的なので拘りなく一番安価なHP 製のProbook4540sを28,000円(税込)で購入にした。CPUはセレロン、主記憶が2GB、HDが160GBでWindows10だから現在使用中のものと一見変わりない。

だが、現在使用中の環境を移して動作確認するのは頭が痛かった。技術的なことから何十年も遠ざかっている。多分、東京にいたら息子の応援を頼んで一気にファイル・ツ・ファイル操作をして終わりだったろう。だが、ここでは私が一つ一つ機能を確かめながらやるしかない。今日の午前中までかけて、やっと最低限の主要機能を確認した。

ネット接続はかつてのインターネット・エクスプロアはサポートされておらず、アプリを探し出して常時使えるようにした。手間取ったのが、端末が異なると幾つかのサイトは本人確認のセキュリティチェックをかけ対応しなければならなかったことだ。ノート3ページ分もの記録した暗証が思い出せず、またアップデートされないままで、今もアクセスできないサイトも残っている。でも、一段落した。

性能は予想通りとは言え、最近の動画等のアプリは遅かった。CPU性能を試しにYoutube動画を見るとギクシャクしてスムーズに動かなかった。Youtube初期によく見たリアン・ライムとかシャナイア・トウェインは良いが、それでも最近アップしたハイレゾ画像は今使っているパソコンよりもスムーズじゃなかった。だが、今のアプリの資産管理やメールの使い方のバックアップなら問題ない。

もう一つのIT環境の見直しは光回線とネットワークサービスを、(NTTとOCN)から(KDDのAUひかりとNifty)の組合せに変更する、実際には進行中だ。技術的な理由はない。今迄使っていたOCNのメールアドレスの利用を止めれば、月々の支払が約2,000円減、年間で25,000円節約出来る。これも一昨年に住宅ローンを組んで自宅の建て替えして以来の節約の一環だ。

実際のところネット環境の切り替えは予定より大幅に遅れている。先月末に切替工事に来たのはNTTの代理店から派遣された作業員で、実家のネットワーク環境に対応できなかった。15年前に早期退職後実家を改築した際、2階の分電盤に電源だけでなく電話・ケーブルテレビ・ネットワークを纏めそこから各部屋に分配した。しかし、この作業員は居間に電話機を設置する位の知恵しかなかった。

だが、実家では外から光信号を受けるとダクトを通して分電盤の光モデムに接続し、そのLAN出力の一つをPassive Hubに繋ぎ、計10以上のLAN出力を電話やケーブルテレビ信号と電源を一緒に各部屋の集合コンセントに設置する。LANにはパソコンだけでなく母の監視用カメラも繋がる。これ等は床下配線にしてあるので全て分電盤経由でないと繋らない。

昨日KDDの技術が分かる代理店から再度作業員が来て調査し、やっと状況を確認し何をしなければいけないか理解してくれた。その間に全くど素人のような人達とやり取りをして年甲斐もなく思わず大声をあげたこともあった。まだいつ本工事が実施されるか、その後IP電話がいつ開通するか決まっていない。だが、やっとネットワーク環境の変更が見えて来た。多分来月だ。■
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神風が吹いたジャパン23

2018-06-20 18:13:11 | ニュース
今月初めに消去法で選ばれワクワク感が少しもない「期待薄のジャパン23」と投稿した。息子達も「期待しない」とか「決定力以前の問題あり」とか至極冷たい反応だった。直前の監督交代後のテストマッチも無残に連敗し、最後の試合でやっと勝って何とか期待を繫いだ。我々ファンはマスコミに煽られて常に過剰に期待し、実力通りの結果に失望するのがサッカーの歴史だった。

だが、今回は息子のコメントを引用すると「神風」が吹いた。先ずコロンビアの大黒柱ロドリゲスがケガで先発を離れた。彼はゲームを作り点も取る真にワールドクラスの選手だ。彼がいるといないとではコロンビアはまるで違ったチームになる。他に凄い選手はいたがチームとして機能するか予想がつかなかった。

ゲーム開始直後に大迫が相手ディフェンスを振り切ってシュートを打ち、香川がしっかり走ってこぼれ球を枠内にシュートしたことだ。この速攻はかつてジャパンには見られなかったワールドクラスの攻めだったと思う。ドイツに戦いの場を移し活躍する大迫と香川のレベルの高さを感じた。

ここで第2の神風が吹いた。相手ディフェンスが不用意にハンドで止めてペナルティを取られた上に、レッドカードを食らった。イェロウになっても可笑しくない微妙な判定だった。開始3分で11対10の日本絶対有利のゲームに変わった。守備のキーマンを失い90分間戦うコロンビアの負荷は大変なものだったのは疑いない。

だが、前半戦を見る限り員数の差はなく寧ろコロンビアの攻めを脅威的に感じた。フリーキックを決められて同点になっても、不思議な感じはなかった。この時点では、後半も攻め込まれて逆転される可能性を感じた。致命的なパスミスで失点する絵が浮かんだ。

ところが、後半になると日本はまるで違ったチームになった。縦パスを多用して攻め続け何度も得点チャンスを作った。後からネットやテレビで解説を聞くと、監督・コーチからFBの選手にもっと高い位置で攻めろと指示を受け、連動して中盤の選手が中に切り込めるようになり攻めが繋がるようになったという。コーチの指示が的を得てゲーム途中でこれ程展開が変わるのを私は見たことがない。

これは神風が吹いたのかどうかよく分からない。それは上記の指示が引き分け狙いではなく、勝ちに行く強気な作戦を取りチームが上手く機能したことだ。後半途中から出たロドリゲスが普通の力を出したら、強気の戦略が空振りしていた可能性もあったと思うが、彼の動きは明らかに鈍かった。

そして本田が出て来て、大迫が日本人選手では中々見ることが出来ないゴール前の密集の中、ヘディングに勝って決勝点を入れた。この時、私は広い一軒家の農家で大声をあげた。多分、日本中で大声をあげた人が沢山いたと思う。見事なシュートだった。チャンネルを切り替えながら何度かビデオを見て興奮が醒めないままベッドに就いた。出来ればもう一度神風が吹いて欲しい。■
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天邪鬼・米朝会談評(改)-トランプをいつやめさせるか

2018-06-19 11:50:24 | ニュース
4日前この題名で投稿したが、実際はトランプ大統領を庶民の目で見て悪口を言っただけだった。その前後からトランプの暴走は一段とギアアップした。トランプを早く辞めさせないと、世界は大事になると声をあげるべきだと考える。

米朝会談の直前にG7首脳会議があり、トランプ大統領は会議の後半を欠席、その後カナダ首相をあしざまに罵倒し、挙句の果てに首脳宣言の承認を取消すという前代未聞の出来事が報じられた。帰国後、都合が悪くなるとG7の関係悪化はフェイクニュースだと開き直った。

対照的に核開発だけでなく最悪の人権問題を強行する金正恩をいい奴だと言い、英国での元スパイ暗殺やクリミア半島併合を強行したロシアを復帰させG8首脳会議を提案した。かと思えば妥協点を見出すかと思われた中国との貿易摩擦を更に22兆円の制裁関税の検討指示をしたと今朝報じられた。

問題はトランプ大統領は共通するルールや原則がなく、その時々の思いつきで誰もが思いつかないような政策を打ち出し、その時々の状況で判断し実行してしまう。彼には同盟国に共通する理念などない。同盟国と連携して世界をリードして行くどころか逆に足蹴にして、G7首脳会議後「西側同盟の終焉」の懸念が広がったと報じられた。

彼がやっていることは北朝鮮とロシアと関係を修復する一方で、西側同盟との信頼関係を破壊し中国と貿易戦争をする積りなのか。それでも米国経済は好調に推移し失業率は歴史的に低下、米国民のトランプ支持は徐々に上昇しているのだから、彼は後には引かないだろう。

あれやこれや問題点をあげつらっても、最終的な質問はいつどんな形でトランプ大統領を辞職に追い込むかだと思う。私はもうそう言う段階に達したと思う。だが西側諸国が幾ら頑張っても、それは米国人しかできない。情勢はそれほど甘くないように見える。

考え得るシナリオとしてはモラー特別検察官が司法妨害など決定的な証拠を掴み大統領が関わっていたことを示すか、司法長官を替えてモラー氏を首にする、秋の中間選挙で民主党が勝って多数派になる。これ等の組合せで具体的な大統領弾劾の動きが出て来る。

だが、手順を踏んで行くと早くとも来春までトランプは大統領の地位にいるだろう。今、与党は共和党ではなく大統領の言いなりになるトランプ党と言われている。党内反対派は選挙に立候補せず、トランプ党の一員と見做されない様自己保身を図っていると言われる。一言で言うと全く頼りない。

更に民主党の中にも正々堂々と次の大統領選で対決しトランプに勝つべきと主張する声があるという。法的な手続きで大統領を弾劾しては国内が分断されてしまうからという(6/14FT)。しかし、世界はそれまで待てない。世界が滅茶苦茶になる前に米国民は手を打てと言いたい。■
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やってもた!

2018-06-17 16:02:02 | 日記
行きつけのスーパーで1週間分の食料をかごに入れてレジに並んだ時、小銭しか持ってないことに気が付いた。人気の朝ドラで若いおネーちゃんが連発する言葉が思わず出た。「やってもた!」顔馴染みのレジのオバサンに事情を説明してカートを迷惑にならないよう商品棚の横に置き、急ぎ車で農協から地銀などの色々な金融機関のATMがある別のショッピングモールに向かった。

車を運転中にガソリンが少ないと警告ランプが点いた。お金を引き出しその足で隣にある農協系のガソリンスタンドで給油した。組合員なので市価より2円安い割引があり、更に0.5円のポイントがつく。スーパーでは生ものの食料が待っており早く戻りたかったが、百円にも満たない割引でも優先して給油する貧乏根性が身についている。

母校の中学校の向かいにある私立高校が主催する高齢者向けの健康診断を昨日受けた。町内の回覧で通知があり、対象者が市民に限るとは書いてなかったのでどんなものか興味があった。学校の近くにある川沿いの小さな菖蒲園に仮設テントがあり、看護婦みたいな制服を着た幼顔の女の子に血圧を測って貰い骨粗鬆症と高血圧予防のパンフレットを貰った。元々期待はしてなかった。

聞くと看護科の2年生で卒業後更に3年間専門の教育を受け、その後試験を受けて合格すると看護婦になれると、奥の方にいたお付きの先生らしい女性が説明してくれた。こちらの女性はシックな服を着て落ち着いた感じで魅力的だった。別にそれが狙いだった訳ではないが「目的」は達せられた。

実家の1階のトイレの床にもう一匹瀕死のアシナガバチが転がっていた。まだ足がピクピク動いていた。窓は締め切りで網戸から入ることも出来ないのに、一体どこから入り込んで来たのか分からない。「もう綿ゴミはないよ」と独り言を言ったが、トイレが何でそんなに魅力的なのだろうか。

娘と末の息子から誕生祝の宅急便が届いた。お茶漬けの素とかレトルトの煮物とか、田舎の一人暮らしの私をおもんばかっての贈り物で嬉しかった。家内の次に帰京時にショートパンツと財布をくれるという。家族が誕生日を祝ってくれるのは嬉しいが、71になったと思い知らされるのは嫌だ。■
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天邪鬼・米朝会談評

2018-06-15 22:05:17 | ニュース
義弟に誘われて西予市宇和町(旧卯之町)にある苔筵(こけむしろ)を見学に行った。個人が山裾に20年位かけて作ったカフェ(茶房)だそうだが、私は到着するまで京都の苔寺みたいなところだと思っていた。だが寺ではなかった。梅雨の合間の好天の中、平日の適度な人影で落ち着いて見学できた。

その後宇和町の一角の伝統的な家屋の街並みを歩いていると、休憩所の中から中年女性に強引に呼び込まれた。テーブルの向かい側には若い外国人男性二人が座っていた。彼女は東京育ちのボランティアで地域振興の為移住してきたのだそうだ。しかも、若い頃サクラメントの小中学校で日本語を教えた経験がある、私も1年足らずだがサクラメントで働いた経験があり、互いの偶然に驚いた。

前に座っていた色黒でアフロヘアの二人は兄弟でフロリダ州出身だという。兄は28才医学生、弟は23歳のソフトウェア技術者でゲーム開発?と言い、落ち着いた感じのインテリという雰囲気だった。最初は月並みな会話だったが、一緒に食事に行った頃からトランプ大統領や米朝会談に話題が移った。

私も義弟もトランプに辛らつな評価を連発し、彼等はそれらに相槌を打つような感じで会話が進んでいった。我々も久しぶりに使う英語で中々言葉が出てこなかった。しかし、米国人と会話する機会など滅多になく、必死に言葉を思い出し振り絞って会話を続けた。兄は1年間日本の大学に留学し、かなり日本語が分かったのが助けになった。我々の日本語の会話を聞いて笑ったこともあった。

一番受けたのは私が「トランプと金正恩は兄弟だろう」と言った時だ。顔つきはまるで違うが二人とも自分の地位を保つのが最優先で外交の取引をやってる。恥知らずなほどに自分本位だ。それでもトランプを支持する米国人が多いのは何故か、可笑しいんじゃないの。

NYTやWP等のメジャーなマスコミは殆どトランプを批判し米朝会談を酷評する。購読者は両海岸の教育を受けた人達が主だ。トランプ支持者が多い内陸の田舎の人達はトランプ支持の地方メディアしか読まない。大衆紙のUSAtodayすら読まない。私の受け売りの主張を聞いて彼等二人は頷いたがそれ以上の主張はしなかった。20年前のシアトルやサクラメントの人達はもっと自己主張した。

それどころか、米朝会談を米国民の51%が支持したとの世論調査が報じられた(6/12ロイター)。40%が会談の立役者はトランプだと評価したそうだ。トランプの貢献は認めつつも、合意内容が守られる可能性は少ないとみているようだ。自分の支持が上がれば具体的な成果がなく詰め不足を指摘されようと一応の目的を達した、それがトランプだ。

翌日も義弟の勧めで長浜町の料亭で昼食をとった。昼食は予約の1パーティ最大7人のみ、お任せの海鮮料理だった。夜の食事は2年間予約が入っているそうだ。予約が取れたのでどんなものか試食させて貰おうと員数合わせを兼ねて参加させて貰った。お品書きもなく何が出て来るか最後まで分からなかった。私には何を食べたかより、全てに味が濃くて無理だった。

気難しそうな板前で感想を言える雰囲気ではなかった。私にはまるでやりたい放題のトランプみたいだった。お客は出されたものをただ美味しいと言って食べるだけ、そこにはNYTもWPもなかった。あるとすれば板前を崇拝するかだんまりを決め込む地方新聞だけだった。 

ただトランプはオバマ前大統領には見られなかった実行力があり、上手く利用して事態を打開すべきという説(トランプ外交は使いよう 日経6/15秋田浩之)には一定の説得力があると、私も会談の後暫く経って感じるようになった。

最悪の場合トランプが暴走した(すでにG7では暴走した)としても、独裁政権の中国が世界を我が物にするよりはましだ。例えば南シナ海で何が起こったかちょっと考えれば分かる。ただトランプ批判して来たが、諦めてそろそろ世界は現実を見つめ直す時かもしれない。■
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