かぶれの世界(新)

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テレ朝よ、医療崩壊の矛盾を取り上げ、有難う

2020-12-23 13:42:27 | テレビ番組
3日前に投稿した掲題の問題について遂に、テレビ朝日の昼の番組「大下容子ワイド、スクランブル」が取り上げてくれた。コロナ汚染で苦闘する医療機関は真にご苦労だが、それは日本の医療ベッドのたった1.7%だ。何故そうなったか視聴者に問題の仕組みを明らかにしてくれた。

私の知る限りたった一つ朝日テレビが報じただけだが、この問題提起は政治が取り上げ今後のあるべき医療制度を見直すきっかけになったと思う。今までの報道は一方的に医師会の医療崩壊の危機を報じるだけだったが、多分これを機会に他の報道も追随して問題提起すると期待する。何しろ患者数を医者数を考えれば、日本は遥かに優れている事実を無視していいはずがない。

テレ朝の「大下容子ワイド」はその位のインパクトがあったと思う。最近この番組はニュースを見る視点が変わった、プロの報道番組らしい取り上げ方をするようになった気がする。テレビ局の方針見直しなのか、大下さんの考え方なのか分からないが、取り上げるニュースのテーマも多様な範囲をカバーしている。同じテレビ局でも朝のニュース番組はそうでもないが。

このところ、ゲストの杉村太蔵氏がポイントを突いた、というか普通の人(アホな普通の人とは違う)が思う疑問を提起して番組に貢献している気がする。もっともらしい事を言うゲストとは違う。今の所は「大下容子」効果と思うが、大下氏や杉村氏をを起用したテレ朝に今回は有難うと言おう。評論家や専門家の一方的な発言だけを黙って報じれば、メディアにも責任が生じるのだ。

そう考えるとニュース番組は基本に戻って知性ある本物のプロに報じて欲しい。芸人などの素人司会のニュース番組は、個人の浅い考えや正義感による偏向があるかもしれないと断って、例えば「ニュースお笑い番組」とか、私は「ニュースをこう考える」とか銘打って、異なるジャンルにすべきだ。■
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DIYジーサン奮闘

2020-12-21 20:53:16 | 日記・エッセイ・コラム
我が家の選択物干し担当の私は、昨年隣に3階建ての新居が建って以来苦戦している。低い冬の日差しが2階のベランダに届かず、天候によっては生地によっては衣料が生乾きになるからだ。谷間の実家では午前午後で干す場所を移動させたが、ここでは肝心の昼間に日光が遮られてしまう。

そこで思いついたのが、ベランダの物干し竿より更に1m高い雨樋の支え金具に物干し用のハンガーをぶら下げた。そうすると昼間でも燐家の屋根を越えて日光が当たり効果は大きい。だが、その為には1m近い高い踏み台がないと干せないで毎日やるのは面倒だ。家内には無理だ。

近くのホームセンターでS形の捻った鋼製の丈夫な針金を3個と、耐水性の強いロープを買ってきた。雨樋の支えにロープを通しぶら下げて弛ませて洗濯物を引っ掛け、ロープの端を引っ張り洗濯物を高く干す作戦だ。だが、S形鋼材は雨樋の隙間を通せなかった。捻りが問題だった。

購入した部品そのままの形状では無理なのは明らかで、一旦中断して作戦練り直しとした。万力を使って捻りを緩やかにする積りだ。会社勤め時代は事前にシミュレーションして失敗しない計画を立てたが、家庭内のDIYは先ずはやってみて問題を見つけてやり直すスタイルの方がいい。

日々寒くなってきてエアコンの利きが悪くなり、昨日我が家のLDKの暖房の問題を対処した。症状は電源を入れても部屋が温まる前に、暖風が止まり部屋が中々温まらない。原因はエアコンの真下の書架との距離が狭く、書架に跳ね返された暖風をエアコンが感じ勘違いした為のようだった。

今まで薄々気付いていたが、改善には仏壇を置いた背の低い本箱2つと書架の位置を交換しなければならない、書架の移動は本の重量を軽減しなければ無理だった。しかし、息子の手助けがあって1時間余りで作業終了、効果は明らかで暖風は続き30分もあれば部屋は温まるようになった。

3年前に建て替えた家に引っ越して以来、建築会社に依頼せずDIYで色々対応した。最も成功したのは玄関の靴箱の要領を倍増させ、かつ家の出入り時の汚れ物を収容するスペースを作ったことだ。最初から女性の衣料品や靴等は私の何倍ものスペースが必要なことは分かっていた。

その時は概略設計しそれに合わせホームセンターで靴だな板を選び切断してもらって購入した。自宅で寸法に合わせて鋸で微調整し、留め金も購入し靴だなを倍増させた。靴だなの下の空間を既製品の整理箱を置いて3分割し、上履きや靴のメンテナンス道具などを収納し便利になったと思う。これがなかったら玄関は大混乱になっていたはずだ。

2年3年と住むにつれオーダーメイドの家でも改善したいところが次々と出てくる。入居時にシャンデリア風の天井灯は大工さんにお願いした。壁に掛ける重厚な額縁付きの絵画などは大工さんに教わり、どこに引っ掛け金具を付けるか調べる工具を購入し自分でつけた。これが始まりだった。

写真など時々に応じて変える飾り物の為に、同様なやり方で大きなスポンジボードを取り付けた。工夫すれば別にDIY大好きじゃない、ただ大工さんに頼む費用をケチるだけのジーサンにもやれる。最低限の道具は必要だがホームセンターに行けば何でもある。部品だけなら失敗コストも安い。■
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感染が欧米より少ないのに医療崩壊を叫ぶ理由

2020-12-20 20:57:38 | ニュース
コロナ感染が春先に話題になり始めた頃から、TBSやテレ朝のニュース番組等が不必要に煽る報道(私は偏向報道と指摘した)をした。最近テレ朝の一部関係者が煽ったことを自ら反省する発言をしたと聞き、マスコミとしての最低限のあるべき姿だと評価した。

だが、この冬のコロナ感染第3波で感染が急増し医療崩壊の危機という報道において、又もや私は医療関係者の指摘をただ流すだけの偏向報道の疑いを強く感じる。欧米の感染者数より遥かに少なくかつ医者の数は多いのに、何故日本はそう簡単に医療崩壊になってしまうのか。

特に今朝のTBSのニュース番組サンデーモーニングは酷かった。医療崩壊の切迫した状況だと医師会長の発言を伝え、更には菅首相もメルケル独首相のように明確な指示を出せと言った。私はそれを聞いて、ドイツ並みの感染者数や死亡者数を出せということか、それで医療機関は対応できるのか、いい加減なこと言うなと思った。無責任な報道はやめて欲しいと。

今月9日に日本経済新聞の記事を引用して、日本の医療資源は欧米と同等以上あるが有効に使われていない、その理由は日本は小病院に分散されていること、国民皆保険のお蔭で軽症者が入院し病床を占有している為などと投稿した。背景にそれを許している既得権益があると臭わした。

私はこの世界は無知で的外れの議論をしているかもしれない。だが、私と同じ様な疑問を持っている人は沢山いることは分かった。今日、アゴラ(言論プラットフォーム)で池田信夫氏の記事「政府はなぜ指定感染症を延長するのか」を読み、理解が近づいたように感じたので紹介したい。

記事は、医療崩壊を避けるため新型コロナを「指定感染症」扱いを来年2月以降も延長する厚労省の方針はおかしいと指摘している。指定することにより厚労省は病院に命令する便法を取っているというが、現実はガラガラの病院から医療スタッフを再配分できないという。

池田氏は指定感染症を終了させ、政令で緊急対応時は民間の病院に命令出来るようにせよと提案している。私も賛成だ。医師会は強硬に反対するだろう。日経の記事もそこまで踏み込んでなかった。他の報道機関はこんな日本の医療資源の歪みなど全く触れない。欧米のメディアは必ず追及するだろう。

何時もの様にメディアのあるべき論になってしまうが、何故日本のマスコミはこの程度の読者の疑問にキチンと答えられないのだろうか。報道に係る人達が全体像を見渡せない「大局観のなさ」に起因すると私は推測する。コロナ報道が始まった春からそうだった。報道に影響されて民意を誤り国の舵取りを誤ることにならないよう祈りたい。■
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大雪で立ち往生の思い出

2020-12-19 17:47:27 | 日記・エッセイ・コラム
突然の大雪で関越自動車道の立ち往生が報じられた。テレビ中継された2100台の車が15kmに亘って延々と続く立ち往生には驚かされた。3日間続いた立ち往生は今朝がた解消され、人的被害が大事にならなかったのは幸いである。立ち往生は想定内だったと思うが、私は想定外の経験がある。

延々と続く大型車の列を見て、米国ワシントン州に赴任した冬の大雪を思い出した。滅多に降らない大雪でシアトルとボストンを結ぶ大動脈の高速道路i90で立ち往生が発生した。シアトルから東に向かい山間部に入ったところで大型トラックの立ち往生が起こったと記憶している。山間部とはロッキー山脈の手前の太平洋沿岸に横たわるなだらかな山脈のことだ。

米国住まいを始めて半年くらいでシアトル地域の雪をどんなものか知らなかった。緯度は北海道よりも北だが太平洋沿岸を北上する暖流のお蔭で冬でも温かく住みやすい土地のはずだった。東海岸では冬に道路に滑り止めの塩を撒くが、西海岸ではそんな習慣もなく雪上の運転は未経験だった。土地の人も慣れておらず、道路脇に放置された車が何台も見かけた。

原因の一つは大雪が降る前提で当地のインフラが作られておらず、私的には考えられないことが起こったという印象だった。大雪で高速の立ち往生が発生した時はテレビ画面を見て驚くだけで済んだが、その後に降った雨が誰もが予想だにしなかった事件が起こった。

事件は山間部ではなく都市部で起こった。湖のボートハウスやスーパーマーケット、体育館等の大きな平べったい屋根が雨が沁みこんだ雪の重みで崩落したのだ。崩壊の様子が次々とテレビに映された。大雪が降った時の屋根にかかる重量を想定して建物を作っていなかった。

日本では所によって降雪地帯の屋根の傾斜は大きく雪は滑り落ち、また大雪の直後に雨が降ることはまずない。更に、大雪が降ると個人の家屋では雪下ろしをする習慣がある。だが、ワシントン州の人達にはそんな習慣はないし、私自身も四国で生まれ東京に住み雪には同様に素人だった。実際、その後別の高速道路(i5)で運転中に車をスピンさせた。

あり得ないことだと思うが、万が一大雪の後に雨が降ったらどうなるのだろうか。そんな気候変化は聞いたことがないが、最近はあり得ないことが起こる。今後温暖化などの気候変動で起こったらどうなるのか。立ち往生のニュースを見てそんな不安を感じた。■
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米国に復元力は残っているか

2020-12-18 21:12:16 | 国際・政治
14日に米国大統領選で選ばれた選挙人投票で、バイデン元副大統領は正式に次期大統領になることが確定した。だが、トランプ大統領は依然として負けを認めず選挙結果を覆す法廷闘争を続け、大統領命令を連発して特に外交面で次期大統領を困難に陥れていると報じられている。

だが、私は過去の歴史を振り返って考えると、米国が正常化する兆しを見せているように感じる。トランプ大統領は自分に考えが近いと思われる人材を補佐官や閣僚に起用し、4年間に何人もの人材が意見の不一致で重要ポジションから去って行った。

最近最も話題になった典型的な保守派の女性最高裁判事を任命したが、トランプ大統領の法廷闘争に役に立たなかったようだ。大統領が望むとはいえ理屈に合わないことにははっきりNOという、忠誠心を求めて無理難題を押し通そうとしても、判事の信念に反する判断はしなかった。

私の印象は、歴史を振り返ると米国という国は右にも左にも大きく振れる、帆が水面に着くほど傾いても風向きが変わり立ち直るヨットのような国だと思っている。その立役者は人々から信頼を受ける信念の人達だった。大統領が忠誠心を求めて指示しても自分の信念は曲げない人達だ。

史上最悪と言われるトランプ大統領が登用した人材でも、自己の信念を貫き去って行った人が沢山いた。不祥事でしか辞めない日本とは違う。彼らはトランプの下で働いたが、大統領に忖度し考えを変えた訳ではなく筋を通した。民主党と主義主張は異なっても彼らは一流の人材だったと思う。

彼等のキャリアはトランプ大統領下の4年間ではなく、一生続く守らなければならない自己の信念に従ったと私は感じていた。米国はそんな人材が競い合う国であり、間違った方向に傾いた国を正常に戻す強い復元力の源になっていた。そしてその復元力はまだ残っていると私は思う。

問題なのはトランプ大統領を熱烈に支持する7400万人の普通の人達(74M)だろう。トランプが右を向けと言えば右を向く人達だ。その数%でも彼らの力は無視できない、特に選挙では。共和党議員は74Mの票が無ければ次の選挙に負けると分かっているのでトランプ支持を続ける。

バイデン次期大統領が困難に直面すると多くの専門家は予想する。74Mの数%でも説得出来れば事態は変わる。姑息な手段かも知れないが、私はトランプ流に共和党や74Mを分断して味方につけることだと思う。その時、信念ある人材が助けになる兆候を私は感じる。■
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