かぶれの世界(新)

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DIYジーサン奮闘

2020-12-21 20:53:16 | 日記・エッセイ・コラム
我が家の選択物干し担当の私は、昨年隣に3階建ての新居が建って以来苦戦している。低い冬の日差しが2階のベランダに届かず、天候によっては生地によっては衣料が生乾きになるからだ。谷間の実家では午前午後で干す場所を移動させたが、ここでは肝心の昼間に日光が遮られてしまう。

そこで思いついたのが、ベランダの物干し竿より更に1m高い雨樋の支え金具に物干し用のハンガーをぶら下げた。そうすると昼間でも燐家の屋根を越えて日光が当たり効果は大きい。だが、その為には1m近い高い踏み台がないと干せないで毎日やるのは面倒だ。家内には無理だ。

近くのホームセンターでS形の捻った鋼製の丈夫な針金を3個と、耐水性の強いロープを買ってきた。雨樋の支えにロープを通しぶら下げて弛ませて洗濯物を引っ掛け、ロープの端を引っ張り洗濯物を高く干す作戦だ。だが、S形鋼材は雨樋の隙間を通せなかった。捻りが問題だった。

購入した部品そのままの形状では無理なのは明らかで、一旦中断して作戦練り直しとした。万力を使って捻りを緩やかにする積りだ。会社勤め時代は事前にシミュレーションして失敗しない計画を立てたが、家庭内のDIYは先ずはやってみて問題を見つけてやり直すスタイルの方がいい。

日々寒くなってきてエアコンの利きが悪くなり、昨日我が家のLDKの暖房の問題を対処した。症状は電源を入れても部屋が温まる前に、暖風が止まり部屋が中々温まらない。原因はエアコンの真下の書架との距離が狭く、書架に跳ね返された暖風をエアコンが感じ勘違いした為のようだった。

今まで薄々気付いていたが、改善には仏壇を置いた背の低い本箱2つと書架の位置を交換しなければならない、書架の移動は本の重量を軽減しなければ無理だった。しかし、息子の手助けがあって1時間余りで作業終了、効果は明らかで暖風は続き30分もあれば部屋は温まるようになった。

3年前に建て替えた家に引っ越して以来、建築会社に依頼せずDIYで色々対応した。最も成功したのは玄関の靴箱の要領を倍増させ、かつ家の出入り時の汚れ物を収容するスペースを作ったことだ。最初から女性の衣料品や靴等は私の何倍ものスペースが必要なことは分かっていた。

その時は概略設計しそれに合わせホームセンターで靴だな板を選び切断してもらって購入した。自宅で寸法に合わせて鋸で微調整し、留め金も購入し靴だなを倍増させた。靴だなの下の空間を既製品の整理箱を置いて3分割し、上履きや靴のメンテナンス道具などを収納し便利になったと思う。これがなかったら玄関は大混乱になっていたはずだ。

2年3年と住むにつれオーダーメイドの家でも改善したいところが次々と出てくる。入居時にシャンデリア風の天井灯は大工さんにお願いした。壁に掛ける重厚な額縁付きの絵画などは大工さんに教わり、どこに引っ掛け金具を付けるか調べる工具を購入し自分でつけた。これが始まりだった。

写真など時々に応じて変える飾り物の為に、同様なやり方で大きなスポンジボードを取り付けた。工夫すれば別にDIY大好きじゃない、ただ大工さんに頼む費用をケチるだけのジーサンにもやれる。最低限の道具は必要だがホームセンターに行けば何でもある。部品だけなら失敗コストも安い。■
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