かぶれの世界(新)

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記憶力崩壊?

2023-09-23 16:21:48 | 健康・病気
本来の健康ネタに戻る。一般論としてではなく自分の健康ネタならどんなチャチな事でも書ける、多分家族とか友人以外は気にしないであろうが。

1週間前に取り付けた治療中の仮歯が昨日壊れた。歯科医の判断で5本の前歯を纏めて入れ歯に置き換えることにした。いよいよ土台の治療を終え先週型取りをし、来週の木曜日に正式に入れ歯を入れることになった。それまでの間は仮歯を取り付けて貰ったが、その仮歯が突然壊れたのだ。

今迄に何度も同様に仮歯が壊れたり抜けたりしたことはあるが、二つに折れて抜けたことはない。だが、前歯5本の規模で前歯が無くなったのは初めてだ。これでは食事に困るし、口を開けると前歯が全く見えないのは相当にみっともない。もっと、食べる物に気を付ければ何とかなった。

昨夜はそれ程慌てなかった。歯科医は土曜午前中は診療しているので、予約なしでも割り込みで緊急対応して治療してくれるだろうと思ったからだ。それくらいの融通が利く医者だと思い、楽観的になった。今朝は夏の終わりを告げるような涼しい夜でよく眠れた。

何時もより遅く7時半ばに起きて朝ドラを見ながら朝食をとった。何時もの様に果物にヨーグルトと牛乳、シリアルに甘いモノとコーヒーの2段構えだった。前歯が5本も抜けていても、気を付けて食べれば食事出来た。頂き物の柿は固いので、細かく切って食べた。昨日もそうすればよかった。

9時になって歯科医に電話をかけた。何度かけても、今は出られないというメッセージが帰って来た。不審に思ってネットで歯科医を調べると、何と今日は秋分の日の祝日で休診日ではないか。後期高齢者になった今、祝祭日や行事ごとのカレンダーのチェックもしてなかった。

机の横のカレンダーには赤字で「秋分の日」と印刷されていた。ということは、今迄にお寺のお墓掃除を済ませ線香をあげるのが例年の行事だったはずだ。何の為に田舎暮らしをしているのか。4月の入院以来、体力の回復ばかりに注意が行ってたが、記憶力にも気を使う必要がありそうだ。

たったそれだけのことだが家族には伝えたくない気持ちがある。彼らは私の心配をしてもう一人暮らしは無理だからそろそろ止めたらという、昨年の自動車事故をきっかけにそういう助言を聞くようになった。やりたい放題やって来た私にとっては厳しい助言だが、真実の声だろう。

私にとっては自分の老化を測る定点観測として、生化学指標(健康診断データ)・運動能力(ジョギングやバドミントン)・計算力(数独やパズル)が測定不能な難しい指標になって来たのは事実だと思う。だとすれば、新たな指標として「田舎一人暮らし能力」で頑張るのはどうか。■
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私的・東芝の思い出

2023-09-22 19:50:46 | 社会・経済
東芝は国内連合によるTOBの成立を受けて年内にも上場廃止になる見通しだと報じられた。東芝は近年経営危機が伝えられ、有力な海外からの買い手もあると聞いていた。最終的に国内連合のファンド傘下で再建を目指すと報じられ内心ホッとした。

私が昭和40年代半ばに会社勤めを始める数年前から東芝の経営危機が起こり、当時ベストセラーだった「東芝の悲劇」(三鬼陽之助)を読み私の就職希望から外れていた。親友が就職先に東芝を選んだ時、私を含め同級生から大丈夫かと聞かれていたのを思い出す。その時から私は東芝の行方を見続けてきた。

それから約50年経過して理由は全く別だと思うが再度悲劇が東芝を襲ったという事のようだ。私が電子計算機の技術者として東京で働き始めて、東芝の大型計算機は高く評価されていると知った。それだけではない、総合電機メーカーの一製品だと知った。

それから十余年経過し、私はパソコン事業を担当するようになったが、その世界でも東芝が海外向けパソコン・ダイナブックを開発し世界一のシェアを取り驚かされた。この時の東芝のパソコンビジネスの責任者が、後に東芝社長になって西田氏だった。

その後西田氏が東芝の重役に昇進して暫く後に浜松町の東芝本社ビルにOEMの交渉に行った時、西田氏は東芝社内で英雄的存在の雰囲気があった。西田氏が社長に内定した時、国内大手電機メーカー初のパソコン出身社長となったと私は期待した。

だが、社長に昇進してから彼は再び襲った東芝の悲劇の原因となったと指摘された。東芝は日本有数の名門企業であり、原子力事業とか半導体事業とか華々しい事業を展開する一方、不適切会計・粉飾決算から権力闘争を経て経営危機を招いたと報じられた。

思い出すに、私が浜松町の本社の高層階を訪問した頃が東芝の最盛期だったのだろう。浜松町の駅を降りて東芝本社ビルを見上げ、打合せした高層階から都心を見渡した時には凄味を感じた。今、若い人達はどう感じているのだろうか。■
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ジャニーズ、その後の展開に違和感

2023-09-21 17:15:20 | 芸能ネタ
事件の発端となった芸能事務所の対応には私はそれ程興味がない。先ずは被害者の救済を最優先で対応すべきだ。彼等は国民から十分注目されている。だが多数の被害者を生みだした新聞テレビ等のマスコミとタレントを起用して来た企業の対応が気になる。私は芸能ニュースなんて興味ないと言ったが、その周辺で起こっていることは我国に共通する重要な問題として注目していた。

その後、マスコミにも少し動きがあった。NHKのクローズアップ現代(クロ現)は事件当時の報道が抑制された経過を直接記者の名前を出して報じた。その時の現場の記者は顔出ししたがそこまでで、職場の上司や責任者の名前を出すより職場の空気とか曖昧な報じ方でうやむやにした。

問題はそれに続く民放や新聞等とか週刊誌にこれと言った新たな展開はなかった。私は積極的にネット検索した訳ではないが、見た限りではクロ現に触発されてより切り込んだ報道は見かけなかった。私はこの状況を一番恐れていた。メディアが報じるべきことを報じない状況だ。

戦前の報道が抑制された時代の新聞の役割まで遡らなくとも、野球ファンの私にはプロ野球を夢見る高校野球の若い選手の多くが投球数制限なく投げ肩を壊した時のことだ。朝日新聞や毎日新聞といった主催社は口をつぐみ、米国からの先進的な情報を報じず若い選手の未来を潰した。

この時以来私は新聞テレビ等の報道が常に正しくはない、自分や自社に都合の悪い時は嘘をつかなくてもダンマリを決め込むことはあると思うようになった。勿論、信念に従って危険を冒してでも真実を追及する報道がある。だが、そうではない場合があると。

ジャニーズ事件はそういう残念な場合に当てはまると思った。そして、私の理解ではクロ現に触発されてマスコミの問題を先行して報じた報道は一社もない。私は殆ど総てのマスコミが忖度報道する時は国の危機だと考える、どこか一社でもいいから問題指摘する報道が必要だと考える。日本は中国やロシアではない、この程度で忖度報道するようなマスコミで本当に大丈夫だろうか。

何故こんなことになったのか詳細に調べ再発防止に努めるべきだ。クロ現はそのきっかけになったと思う。そういう報道は一社で良い、別に皆揃って報じる必要などない、問題は一社もない事だ。それでは中国と同じになる。もう一つはタレントを起用する側の企業判断だが、彼等の発想はマスコミとは異なる。もう少し様子を見てコメントしたい。■
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異なる事情で消えゆく農業(2)

2023-09-19 20:33:07 | 社会・経済
相続した実家の田畑が耕作放棄することになった、実は実家の周辺だけではなく表通りの田畑まで耕作放棄した農地が目立つと1週間前に投稿した。その原因は農夫の高齢化とその子供までが農業相続放棄した事情があると、農業に全く経験のない私は素人考えで推測した。

だが、隣の農夫T氏は自治体と農協によって最近の農業事情は異なる、例えば隣町の元五十崎町の農協が地域農民の農地を取り纏め大規模農業を実施し経済的に農業を存続させていると教えてくれた。全国には農協だけでなく農業法人が地域の農地を取り纏め農業を経済的に継続させていると。しかし、大洲盆地の場合は「小銭を持った農民」が農地の取りまとめを阻んでいると。

今週月曜日に日本経済新聞の特集記事「農家が8割減る日」は、2050年に日本の農業人口が現状より8割も減り生産が激減すると別の視点から問題を指摘した。現実はコメの値段が下がり農業が成り立たないというのだが。政府はコメ作りを減らす為、補助金を与え飼料米に転作させている。記事は農業人口が激減して減ったカロリーを賄うために、イモが主食の時代がやってくるという。

日本経済新聞はデータを収集して具体的なデータに基づいて問題を指摘し、対応策を読者に訴える報道スタイルをとる。今回の農家が激減するデータに基づく記事は他の新聞では期待できないものだった。母が元気な頃、私が帰郷した期間必ず日経を取ってくれた。私は退職後は節約の為に東京の自宅には家内に断って、朝日と日経の二誌購読を止め日経だけにした。

しかし、日経はT氏や私のような現実に鍬を振って稲作をする農民とは違う視点だった(正しくは私は農民ではない、単に農地を相続し扱いに困っている後期高齢者の元サラリーマンだ)。記事は農家が8割減る記事なのに、現実の農民の立場に立ち問題点を指摘する記事ではなかった。

だが、現実に2050年に農家が8割減るという民間の推計は事実だ。そのデータを基に日経のシナリオは食料生産が激減し、例えば米は6割減になるという。一方で、この地ではコメの値下がりで稲作が経済的に成立せず稲作どころか農業を止める人が続いている。記事と現実はどう繋がっているのだろうか。

記事はイモなら作り易くカロリーも高いので、イモを主食にすれば何とかなる、その覚悟があるかと問いかけている。私はイモを主食にしても別に問題ない、世界ではイモを主食にしている国も沢山ある。イモの方がコスパが良いじゃないかと思う。50年の私はあの世で頂きます。■
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田舎暮らし雑感2023(12)

2023-09-16 16:01:25 | 日記・エッセイ・コラム
朝晩涼しくなって来たのだが、昼間は依然として真夏日が続いている。今年は異常だ。夜はなるべくエアコンを点けないで寝たいのだが、涼しい風がゆっくり流れて肌に触れないと眠れない。しかし、高齢者の肌は敏感でエアコンの冷風に直接さらされると冷たくて眠れない。同じ気温でも湿度が高いと眠れず、低いと肌寒くてブルブル震える。若い頃は真夏に汗をかきながら寝たのだが。

つい数日前まで夕方の散歩は日陰を選んで歩いた。今年の夏の散歩道ではすれ違う馴染みの顔ぶれが変わって来たと感じる。元々高齢者だった人達の加齢が進み、一人欠け二人欠け昨年まで見かけた人達が少しずつ減って来たのだろう。多分、すれ違った相手も4月に入院以来私を見かけなくなったと思っているに違いない。

人間だけではない。近年東京でも田舎でも犬を連れて散歩をする人が増えたが、犬の寿命は長くて20歳程度で、10-15歳程度が普通、多くの犬は夏を乗り越えるのが大変だと聞いた。当然のことながら散歩で見かける犬の顔ぶれも変わった。母の掛かり付け医だった夫婦は手作りの乳母車を作り、ラブラドールの散歩をさせていた。近所の元地区長の犬は犬小屋から自宅の部屋に移して最後の年を過ごさせていた。同じ集落の介護施設に入った老人と同じ運命なのだろうか・・・

朝晩涼しくなったのを見計らったように、岸辺で見かけるシラサギが少しずつ下流に飛んでいくようになった。上流から飛んできたサギは渡り鳥だが、一匹、二匹、多くとも三匹がバラバラに低空を飛んでいく。同じ渡り鳥のカモは岸辺に群れを作り、もう少し経ったら群れを作り去って行くのだろう。サギの方がスタイルが良く優雅な飛び方をする。

私は退院後から毎週自転車で通っている歯科医に、昨朝も診て貰いに行った。いよいよ前歯の5本分の型取りをし、月末に最終的な入れ歯を取り付ける予定と知らされた。今まで節約して治療費を賄っていたのだが、この最後の2回分の費用で予告より更に増えて6万円になると予告を受けた。貯蓄を取り崩さないとお金が足りない事態になった。

東京と田舎の二拠点生活はお金がかかる。昨年自動車事故で廃車手続きをし自転車で代行し、保険や車検などの費用ゼロで何とかなると思ったが、同時に後期高齢者保険や介護保険が増えた。物価上昇に合わせて年金も若干増えたが合計すると残念ながら大幅減になった。加えて、ウクライナ戦争などで物価上昇が堪えた。

食べ物に拘らない私だが、節約ばかりで美味しいものを全く食べない生活は辛い。歯医者の帰りに馴染みのスーパーに立ち寄った。入口に近い魚介類の棚は最近の半端ない値上がりのせいか棚が寂しくなった。その横に続く肉類の棚は変わらず商品が一杯ならんでた、値段は高くなったが。魚介類の棚に余り美味しそうじゃないが300円台のうな丼に気付き衝動買いした。

7月に帰京時に行列ができる人気のウナギ屋さんに行ったのに続き、今年二度目のウナギだった。その時の美味しいウナギとは大違いの値段に相応しい味だった。というか300円台のウナギ丼なんて生まれて以来食べた記憶がない。お客は味に期待できないと予想したのか、売れなかったようで棚の商品が減ってなかった。だが、私にはそれでも食べないよりましだと思った。■
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