一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

G.W.九州旅行2015・12

2015-05-28 23:11:05 | 旅行記・G.W.編
展望台に上がる。ここは展望塔の周りある階段をぐるりと上がるので、高所恐怖症には厳しい。私も苦手なほうだが、今年は心ここにあらずの心境だったので、平常心で上れた。
頂上からの眺めは、吹上浜の杜が見え、素晴らしい。
今からでも、枕崎方面に行こうと思えば行ける。しかし列車ダイヤは、枕崎発18時35分→指宿着19時47分だ。「砂楽」を味わうなら、駅の往復も含め、最低でも1時間半は見たい。また、あすは午前中に鹿児島空港便で帰京するから、鹿児島中央近辺での宿泊は絶対である。となると、この後は指宿発21時15分→鹿児島中央着22時26分となる。
とはいえ、砂蒸し温泉に入るために、こんな苦労はしたくない。しかも、砂楽の最終入場は8時半である。時間を気にしながら、砂に埋まっていたくない。
もう、砂蒸し温泉は諦めた。
昨年に続き、今年もグッショリできなかった…。これは大変な誤算だった。
地上に下り、常潤高校製造の温州みかんジュースを買う。これも毎年の定番である。
午後3時半が近づいている。鹿児島中央行きの直行バスが出るが、もう乗らないつもりだ。さっきのお姐さんの好意を活かすためにも、4時からのビンゴ大会を楽しむつもりだった。
砂像の鑑賞に戻り、スタッフさんに私を撮ってもらう。ひとり旅で不便なこと、それは自分自身を写真に撮れないことだ。まあ、どうでもいいのだが。
4時からメインステージにて、ビンゴ大会が始まった。これをやらないと、砂の祭典に来た意味がない。つまり私は、砂蒸し温泉よりビンゴゲームを選んだのだ。
今年の特等は、10万円相当の腕時計。以下いろんな商品が続くが、今年は増量しているらしい。私はこの1枚に賭けるが、どうなるか。
今年の司会者は、弁舌なめらかな女性。個人的には、数年前まで担当していたオジサンの、とぼけた味が好きだったのだが…。
いきなり数字が2つ開き、今年はいいスタートを切ったが、このあとがどうもいけない。全然開かないのだ。10万円の腕時計は、若者がとっくに持って行っている。以後は数字が1つ開くたびにビンゴ者が出るが、私はリーチにもならない。
そのままずるずると進行し、最後のビンゴ者が出ても、私はリーチにすらならなかった。
……。こんなことなら、何としても指宿へ向かうんだった。…が、もう遅い。いや、この結末は半ば予期していたのだ。それを承知でビンゴに臨んだのだから、仕方ない。
しかも、昨年まではあった残念賞が、今年は消滅していた。私は言葉を失った。

昼に利用した弁当屋が、全品半額になっていた。私は夜食用に、いくつか買う。
会場を出て、鹿児島中央行き乗り場に向かう。…が、最終便は17時ではなく、17時30分だった。30分早く会場を出てしまったわけだが、砂像はすべて観たので、問題ない。
直行バスに乗り、18時40分、鹿児島中央バスターミナル着。私はICカードをリーダーに付ける。と、今度は160円しか引かれなかった。今度は運転手さんが気付き、「あといくらだ…。800円でいいですよ」。
ずいぶん計算が大ざっぱだが、そんなわけにはいかないので、ちゃんと870円を引いてもらった。さらに、行きの差額分880円も、事情を話し、払う。いかにもバカ正直だが、旅先で不正はできない。
いまからJRの指宿枕崎線に飛び乗れば、19時47分に指宿に着く。しかし上に書いた理由で、もう行かない。
私はカウンターで、もう1枚のICカードに1,000円をチャージした。繰り返すが、これで1,100円分使える。
さて、九州最後の晩餐である。この時間に鹿児島中央駅前に来れば、駅横のアーケード街にある「山ちゃんラーメン」で炒飯を食すのが定跡だったが、同店は一昨年、閉店してしまった。
私はとりあえず、高見馬場電停近くの、「フランス菓子の一公」に向かう。私と同じ名前のケーキ屋でケーキを買い、ホテルで食らう。これも私の定番である。
ちょっと道に迷ったが、何とか着く。が、様子がヘンである。…あっ!! 休日だった。

きょうはどこまでもツイてない。仕方ない、食事処を探す。ここに来る途中に、ラーメン屋とうなぎ屋があった。うなぎ屋は玉名温泉街にもあったが、あのときは昼食の直後だった。今回、もし店の外でお品書きの値段が分かれば、うなぎ。分からなかったら、ラーメン屋に入るつもりだった。
結果は、後者。私は「ラーメン大学」に入った。先客は2人いて、1人の注文が終わったところだった。実年夫婦の経営で、この手のラーメン屋はうまいと決まっている。私はラーメンセットを注文した。
食前にお新香が出たが、これが鹿児島流。そしてみそラーメンが、先の客のと同時に、ものの1分で出てきた。何か理由があったらしいが、私は詮索しない。
みそラーメンは、ほんのすこーしスープがぬるい気もしたが、麺も、スープも、美味かった。
続いて出された半チャーハン、これは正真正銘の出来立てだったが、アツアツで美味い!
一口に半チャーハンといっても、ご飯茶碗半分のときもあれば、一人前に近いときもある。ここラーメン大学は後者だった。
食後は、りんごのデザートが出た。これは明らかなサービスである。〆て800円は、どう考えても安い。私は大いに満足して、山ちゃんラーメンの代わりは、ここにしようと思った。
(つづく)
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