神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

弟子を持つのも悪くない

2016年02月22日 00時04分03秒 | 知人・友人

私に「調理を教えてほしい」と言う人の第一号は、私が23歳の時だった

勿論、本格的にやるのなら市内の料亭に弟子入りするのが一番だが

私の所に来るのは、時間が無い人ばかりで、ひどいのになると「一週間後に開店だが

刺し身が切れないので、切れるように教えて欲しい」なんて調子だ

料亭修業なら、刺し身担当になるには10年くらいはかかるというのに

1週間で・・・だ

ずぶの素人が1週間で綺麗な刺し身を切るなんて、ほぼ不可能だ

包丁研ぎと、洗い物を5日間やらせて、一番安いハマチの身おろしと刺し身を教えるが

身おろしが、そもそもうまくいかない、皮むきだってブツブツと途中で切れる

刺し身は上下、裏表の長さがまったく揃わない不等辺菱形になるし

結局、1ヶ月は、手伝いに行く羽目になる

 

料理を習いたいというのは、少しは長期的だ、今来ている「めんこい弟子」は

1ヶ月半

管理栄養士を目指す彼女に、午前は給食調理を、午後は家庭料理中心に教えている

なかなか熱心で、質問が次々と繰り出されてくる

厚焼き卵、山芋入り卵、半月卵、吹き寄せ卵などを教えたら、だし巻き卵を教えてください

ときた

卵の素からのマヨネーズ造り、小麦粉からのホワイトソース、グラタン造り

造ったマヨネーズを使って、ジャガイモサラダ、マカロニサラダ作り

素焼きなどを教えたが、家庭ではインスタント材料を使っているので結構、手作りには

驚いて興味を示している。

教えてはやらせているので、「家に帰ってから夕飯のおかず一品造ってみれば」

「やってみます」と元気が良い

レパートリーも少しずつ増えているようだし、野菜の切り方も様になってきた

若いだけに覚えも早い、なかなか教え甲斐があるし、逆に教えられることもある

忘れていた料理を調べ直したりと、私のレパートリーも増えてきた