神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

2日目②平城宮跡~奈良で2泊目

2019年01月03日 09時30分04秒 | 旅行 関西・近畿

法隆寺駐車場のおじさんに言われた通り行って見た、看板通りに入り口から入ると広い駐車場があった

そこに車を停めて平城京史跡に行こうと歩き出したが、建物は史跡とは全く関係が無い会社事務所のようで

まるでどこかの工場の敷地を歩いている雰囲気、100m程奥は工事現場のようでもありトラックが出入りしている

看板があったので見たら、何かあるようだが見渡しても何も見えず、二階建ての事業所らしき建物ばかり

目をこらしてみたら平城宮資料館らしきものがあったので、とりあえず行って見た

ボランティアガイド風のおじさんが玄関先に居たので聞いてみたら、そこだった

「おいくらですか?」フロントの女性に聞いた

「これは市のプロジェクトなので無料です」という、資料室へ入ろうとしたら3人ほど居たボランティアガイドの

一人が「失礼ですが、間もなく4時になりますので、ここのいくつかの関連施設は4時で入場できなくなります

そんなわけで、私はここを見るより大極殿の方を絶対的にお勧めします」

思いがけない言葉に戸惑っていると、「ぜったいあちらをご覧になった方が良いと思います」とパンフを

見せてくれて指さした

何も見えない、松のような木々が立っていて、広さだけは感じるのだがわからない

「あそこの十字路から右に入って進んで行くと大極殿が見えてきます、時間が無いので近道を教えましょう

池が左に見えますからその傍の道を進んでいってください」と親切に言ってくれた

言われるままに5分ほど歩いて行くと奈良時代風の色彩の大きな建物が見えてきた「あれだ!」なかなか立派だ

そして池もあったので、葦原の中を歩いて行くとすぐに大極殿の横に出た、道では無い土手をよじ登って

長い塀の切れ目から中に入った、なんかこそ泥気分、正式な入り口は100m以上右にある

建物の中から「入場は4時で終わりになります」と放送している、3時45分くらいだった、急いで裏の入り口から入った

勿論入場無料、中には台座がついた金色の囲いが真ん中に置かれている、ここにもガイドさんが居るので

「これは何ですか・」と聞いてみた、「それは天子様が座られる玉座です」と言う返事

「ああ、あの中国の皇帝なんかが座っているあれですね、ああそうかじゃあ下の方に家臣たちが

この建物の外にずらーっと平伏して、それですね」「そうです」

目の前で大きな工事が行われているので「あれは何を造っているんですか?」と聞いてみた

「あれは南門を建設しています2020年頃に完成予定です、今は周囲を仮の塀で囲っていますが、それも取り壊して

正式な回廊と東西楼を造ります」

「じゃあそんな工事が終わるのはいつ頃なんですか・」「そうですねえ20年くらいはかかるでしょう」

「それじゃ完成形を見ることはできそうもないな」

別の観光客とのやりとりにも聞き耳を立てていたら、未だ調査中で次々と発見があるので完全に復元するには

100年くらいはかかるとのことで、広さは130ヘクタールでディズニーランド+ディズニーシーを足してもまだ

30ヘクタール余るそうだ

県道から見ると、完成された朱雀門から大極殿まで一直線になっている、その間で南門の建設を行っている

これだけでもかなりの広さがある、すでに広場や付属設備が完成していて時間があればゆっくりと見たい場所である

   

 

 

 

 

遠くに見える朱雀門

4時半頃駐車場に戻りカーナビでホテルをセットした、実は宿の予約プリントを家に忘れてきて、白浜の温泉宿も

今夜の奈良のホテルも名前がわからないという失敗をしているのだ

白浜の宿はプリントアウトの不要な紙をメモ用紙にして持っていたおかげで、メモの裏に偶然ホテル名が印刷してあった

しかし今日は、「奈良**ホテル」は覚えていたが**がわからない、有名な「奈良ホテル」ではないのはたしか

持参していたタブレットで「奈良 ホテル」で検索、真っ先に奈良ロイヤルホテルが出てきた

わからないので詳細を見ると、「お子様の添い寝1名可能」という覚えがある文と、温泉があるホテルという決定的な

文字が・・・これに間違いない」と決めてとりあえず行って見た

なかなか立派なホテルだ、平城宮からわずか10分足らずのところにあった、フロントで「ネット予約のyottinです」

固唾を吞んで待っていると、「はい、一泊でお申し込みのyottinさまですね」ホッとした瞬間

奈良を放浪せずに済んだ、サービスの水2本(部屋の冷蔵庫にある)と温泉入り放題の券をもらって部屋に向かう

部屋はダブルルームをシングルユースで頼んでおいたせいか何でも二組あったのでものによっては重宝した

ミネラルウオーターも二本あるわけだ、なによりベッドが広いので寝相が悪い私にはとても助かる

朝までぐっすり寝ることができた。

 

花園ラグビー場での高校ラグビー出場の日本航空石川高校の選手もこのホテルに泊まっている

地元北信越のいっかく、応援せにゃなるまい、しかし相手は3強の一つ東福岡だということだ。(実は昨年の組み合わせ

だった、今年は國學院栃木に敗れた)

エレベーターの中でトンガの留学生と思われる2人と一緒に、短い言葉を交わしたが日本語で返してくれた礼儀正しい

子たちだった(多分そうじゃないかと思う、ガタイのしっかりした子だった)

 

さて夕食は予定していなかったのでどうしようかと思ったが、地理不案内のうえ天候も良くないのでホテル内の施設を

調べたら日本料理の店がある、早速部屋から3800円ほどの簡単コースを6時半に予約した

行って見ると早い時間ですいていた、着物姿のサービスさんが二人、いずれも40.50の味のある年頃、昨日の

ホテルとはすっかり趣が違う、やっぱりこんな店の方が落ち着く

今日も地酒冷酒のお勧めを伺って、辛口を一合注文、お料理が6品ほど出てきて、そろそろと言う頃に

「ご飯をお持ちしますか」と来たから「いえ、もう一本お酒ください、超辛口というのがありましたよね、あれを飲んでみたいな」

「わかりました、今お持ちします」「すみませんね雪国の人間は酒が好きなんですよ」

「どうぞごゆっくり召し上がってくださいませ」

一時間ほどかけて食事をとった、酒二合くらいがほろ酔いで丁度よい、昨日の白浜では生ビール一杯分が余計で

少し寝てしまったのだが、今日はこれから温泉に入れば丁度よい

温泉と言ってもシティホテルの温泉だから、きっと小さくて狭いのだろう、だから時間差で行けばすいているだろう

 

部屋からタオルとバスタオルを持って地下階へ下りると風呂の入り口があって、入ると受付カウンターと下駄箱がある

外からの客も受け付けているらしく、玄関は外へも出られる

若いお嬢さんと男性スタッフが受付にいてロッカーキーを渡してくれた、廊下を歩いて行くとロッカールームが二室

あって1室だけでも数十のロッカーがある

浴室に入ると意外にも広い、ジェットバス、普通の風呂、水風呂、歩くためのぬるくて深い浴槽、そして広いサウナ

30人くらい入っても大丈夫そうだ、洗い場も20位ある、そして案の定入浴者は数名だけだった

浴槽は深くて、たっぷりとお湯が入っている、白浜の温泉はきれいだが浅くて、ちょっと物足りなかったが今日は最高

入り口とは別に洗い場からの出入り口もある、充分暖まってそこから出たら水が置いてあったので飲んで

後ろを見たら、そこはマッサージルームになっていた、昨夜はうかつにも寝てしまってマッサージを受けられなかったので

旅の疲れをとろうとマッサージをしてもらうことにして部屋の中へ入ったが人の気配が無い

着替えてから受付へ行ってマッサージができるか聞いてみたら「10分後にできます」との返事で、ルームの横の

休憩コーナーでお待ちください、と言ってガウンを渡された

休憩コーナーへ行くとサウナパンツ一丁で、数人年配の人がテレビを見たり話したりしている(そうか風呂に入って

おしまいじゃ無くて、休んで入り休んで入りのヘルスセンター式の利用法もあるんだ)と知った

すぐに呼ばれてガウンを脱ぎ、下着だけになってマッサージが始まった、50歳くらいのおばちゃんだった

いろいろ話しをしながらやってもらったけど酔っていたせいか内容は少しも覚えていない

コースは60分、首から肩が痛いのでそこを中心にやってもらったが「カチカチですね」いつも言われる

結構力のあるおばちゃんで、ときどき強すぎて痛い、「痛い」と言ったら「弱くしますか」と言うので

「痛くても気持ちいいから、その強さでいいよ」

でもさすがにふくらはぎだけは我慢出来ず、セーブしてもらった

けっこう激しく整体もするのでなかなかケアとしては充実したもので、温泉場の気持ちいいだけのマッサージとは

一味もふた味も違う、終了してからもう一度、風呂に入った血行が良くなってすっきり気持ちよい

リラックスルームで休んで、また最後にもう一度入った、すると岩盤浴の文字が目に入った

岩盤浴はやったことが無いので、やってみようと思ってフロントへ行っておねえさんに「岩盤浴ってどんなことを

するんですか」と聞いて説明してもらった

すっかりやる気になって「じゃあ、お願いします」と言ったら、「すみません今日は受付終了したんですよ」だって

残念! 部屋に戻って缶ビール1本飲んで寝た

翌朝もういちど温泉に入ってなんだかこのホテルで凄くリラックスした、こっちへ来たなら毎回このホテルにしようと

思った、。 朝食バイキングもおいしかった         つづく