石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

5月18日本日は第二回定例会における議案説明があり、またもや国立駅舎の曳き家が補正予算にありました

2006年05月18日 | Weblog
 こんにちは石井伸之です。本日は午前中、5月28日に予定している石井伸之後援会役員会に使う資料作成や一般質問の中身を検討を行い、さらに市議会通信第41号の内容を検討しておりましたが、長女の遊んで攻撃にさらされ、あまり進みませんでした。しかたがないので、長女がお気に入りのキティちゃんやサンリオのキャラクターが出てくるDVDを見せると、だだこね長女が一変して、ぷーさんの黄色い椅子にちょこんとお座りをして堪能しておりました。最初は、徐々に画面に近づく癖があったのですが、「離れて見なさい」と身振り手振りや表情で教えると、しっかりとテーブルのところまで下がって来ることには、正直言って驚きました。
ダンスのシーンになると、役者さんに合わせてリズムをとったり、うにゃむにゃしゃべったりしており、さすが女の子は将来おしゃべりになりそうな予感がしております。

 それから、午後1時に6月2日から始まる第二回定例会の議案説明があり、その中でも注目は、平成17年9月と12月に否決された国立駅舎の曳き家についての補正予算として設計委託費費用が入っていたことです。二度否決されてから、またまた出てくるのですから、よっぽど何にかしらの良い条件が整ったのかと思ったのですが、残念ながら昨年と状況は何ら変わることが無く、現在駅舎の立っているJRの土地について、駅舎が戻ってくるときにどうやって確保するのか、その手法は我々が納得できるような具体的説明がありませんでした。結局は、駅舎を曳いてから考えますという無責任な状況に変化はないようです。
 しかし、その補正予算案を良く見ると、駅舎を現状の場所で保存するためにJRからの条件として出されている、都市計画道路3・4・10号線である東側ガード下の道路を拡幅するのですが、その拡幅部分を平成19年1月までに工事ヤードとしてJRに提供する事ができれば、駅舎は移設せずに現状の場所で保存ができるといういうことで、周辺の土地を早期に確保するための補正予算案も出されています。
 つまり、上原市長は12月に曳き家に代わる駅舎保存方法として、東側ガード下の周辺道路を拡幅するので、その部分を中央線高架化工事の工事ヤードとして提供できれば、駅舎は動かさずに保存できるというところまで、JRの譲歩を引き出しておきながら、それに向けての明確な努力も不十分なうちに、またもや駅舎の曳き家という一億六千万円もの無駄使いをし、一旦動かしてしまえば再び戻るために土地を買い取る必要が出てしまいます。現在の国立駅舎周辺土地価格は、1㎡当たり百万円ですので、2,000㎡全てを買い取ると、20億円もかかってしまいます。このように、一旦動かしてしまうと戻って来ることは大変な困難が伴います。それよりも、駅舎を動かさなければ、無駄な費用はかからず、JRに対して高架化工事完了までの長い時間をかけて粘り強い交渉ができることは明白です。それに引き換え、曳き家として移動するのであれば、その前に戻る手立てを考えなければ、戻れる保証は無く円形公園の中で、古びた駅舎が寂しく放置され、結局は戻れず解体される可能性が非常に高いと考えられます。
 今回の曳き家という判断は、せっかく議会でも現状の場所での保存であれば、全議員が一致しており、会派代表者会議でも現状の場所でJRの責任において保存していただきたいという、要望書をJRに提出したばかりですが、そういった一連の議会側の努力に水を差す結果になってしまいました。
 上原市長による国立駅舎曳き家保存の補正予算提案は、現状のままで保存するという国立市議会の与野党一致した見解を粉々に破壊して、再び先の見えないトンネルに国立駅舎保存の行方を放り込んでしまい、与党と野党議員の不毛な対立を際立たせる結果しか生み出しません。どうりで、一部与党議員が曳き家にこだわるチラシを配布し、私達野党議員への批判を強めてきたのかが分かりました。
 できることならば、上原市長には全議員が一致しており、無駄なお金を使わないで済む、現状のまま保存するという方針を貫き通してほしく思うところです。
 
コメント
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