石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

7月4日本日は自民党三議連夏季研修として森元総理の講演を聞きました

2008年07月04日 | Weblog
 こんにちは、いよいよ真夏の日差しに照りつけられ、体調管理の難しい季節になってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 本日は午後3時より立川グランドホテルにて、自由民主党三多摩議員連絡協議会夏季研修ということで、森喜朗元総理をお招きして「最近の政治課題」という題目で講演をしていただきました。

 ちなみに今年は三議連発足40周年記念ということで、元総理からの講演となったそうです。

 森元総理というと、小渕総理が急逝されたことで急場を凌ぐために、正規の手続きを踏まずに総理へ就任した為に、自民党への風当たりが強くなったことを思い出します。また、都議会議員選挙を森総理では戦えないということで、森総理を退陣に追い込んだ都議会の重鎮へちくりちくりと、冗談を交えた嫌みがまた笑えます。

 それでも、参議院選挙での敗因や解散総選挙の話題まで、冗談を交えた講演は大変聞きやすく、マスコミのテレビカメラ6台が見守る中ですので、どうしても慎重に言葉を選ぶシーンがありましたが、時間があっという間に感じる講演でした。

 参議院議員選挙では、注目される一人区について自民党が大敗した原因について、冷静に分析しておりました。

 その中で、一人区過去3回の成績について自民党から見て
 平成19年  6勝23敗
 平成16年 14勝13敗
 平成13年 25勝 2敗(小泉ブーム)
 と、なっておりました。つまりは、地方の政策について郵政民営化を始め、陰りが生じていたにも関わらず、自民党は地方への具体的な政策を打ち出せず、逆に小沢代表は地方の農村や漁村をビールケースの上で演説を行い、財源無視と言われながらも地方への施策を打ち出しておりました。

 確かに小沢代表の言う政策について、18兆円も財源が必要でそのことについて何の裏付けも無いことを民主党の前原元代表が苦言を呈していた事実はあっても、地方にとっては小沢代表に期待したのだと分析されておりました。

 その後、大連立の話があり、これは小沢代表が自分の打ち出した参議院選挙の公約を半歩でも実現するには、自民党と連立して進めるのが最も近道であるという結論に達したので、本気で連立を組みたかったそうです。

 しかし、皆様ご存じのように民主党内の理解が得られず、2度とこの話が浮上することは無さそうです。これによって、小沢代表は参議員選挙の公約が一歩も進まないことを気にしており、自民党との対決姿勢を全面に押し出すこととなりました。

 それにしても、参議院での審議拒否を始め、国民へ法案に対する問題点を明らかにせず、議論をしないということは憤慨されておりました。国民生活を豊かにするため、政治が必要なのですから、自民・民主がきっちりと議論すべきとのことです。

 次に解散総選挙の時期ですが、7月にサミットがあり、年末から平成21年度予算に向けた調整が行われる中では、来年4月~6月の可能性が高いのではないか?という感じですが、それでも今までで一番やりにくい選挙になることは間違いないそうです。

 総選挙に向けて、福田総理が国民の目線でどういった政策が打ち出せるかどうかが、焦点になりそうです。私としては、物価の安定に向けた化石燃料に頼らないエネルギー開発とそれでも当面は原油が必要な訳ですから、安定した日本への供給ができるように国際社会へ働きかけてほしいものです。
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