こんにちは、国立市議会議員6期目で福祉保険委員会所属の石井伸之です。
本日は国立市議会第四回定例会において福祉保険委員会が行われ、夜には消防団第一分団で操法大会に向けたミーティングを行いました。
福祉保険委員会における重要議案として、子ども基本条例と子育ち子育て応援テラス指定管理者の選定についての条例案があります。
子ども基本条例の審査には実に4時間を要しました。
一つの議案でこれだけの長時間を掛けての審査は久しぶりです。
子ども基本条例の根本として、子どもの意見表明を大切にするという部分があります。
これは子どもの権利条約に批准された、子ども達の持つ普遍的な権利を尊重したものです。
子ども基本条例の素案が福祉保険委員会の報告事項となった際に、権利と義務という話をしました。
大人であれば、権利を行使するには義務を果たすことが当然です。
しかし、子ども基本条例では、意見を言いたくとも言えない子ども達の意見を引き出す事の重要性にスポットを当てています。
心の奥底に自分の気持ちを押し込めるのではなく、大人に伝える意見表明権を尊重する中で、子ども達の人権を大切にし、何を望んでいるのか?この点を大人が受け止めることを条例案の中で規定しています。
ただ、子どもの権利と子どもの権利がぶつかる場合については、これからも引き続いて十分な検討が必要です。
部課長からの答弁でもありましたが、権利がぶつかる場合は幾重にも想定がされます。
その際に見守る大人が子どもの最善の利益を求めて判断するとのことです。
この判断が非常に重要と感じました。
福祉保険委員会の中で私はどういった形で子どもの権利と子どもの権利がぶつかった際に『子どもの最善の利益はどこにあるのか?』この点について図や表などを作る中で、万人に理解の得られる子どもの最善の利益を模索して欲しい旨を訴えました。
今後は子どもの基本条例に関する子ども向けのガイドブックや逐条解説を作成し、第4次子ども総合計画の基本になるそうです。
4時間の審査を経て、子ども基本条例案は全会一致で可決しました。
条例作成に携わった、子ども家庭部長を始めとする子ども家庭部職員の皆様に対して心から感謝申し上げます。
福祉保険委員会審査の様子は、後日になりますが国立市議会インターネット中継で録画配信されますのでそちらをご覧下さい。
私は『子育てするならば国立市』と、思われるような市になるよう、これからも物心両面からの子育て支援に向けて訴えて行きます。
話は変わりますが、11月8日から15日までは秋の火災予防運動期間となっていますので、火災予防に向けてご力をいただきますよう、どうぞよろしくお願いします。