こんにちは、 大正12年(1923年)9月1日11時58分に、相模湾北西部を震源とするマグニチュード7.9と推定される関東大地震が発生してから101年目となっており、いつ同規模の大震災が発生してもおかしくないと考えている石井伸之です。
本日は国立市消防団で震災対応訓練を行い、その後は倫理研修を受けました。
午前8時過ぎに震度5以上の直下型地震が発生し、消防団員が消防小屋へ参集するという想定で訓練が始まります。
メール配信によって消防小屋に参集した消防団員は、本団からの指示の下でポンプ車に乗車して担当地域内を巡回する中で、防火水槽の点検を行います。
また、もう一隊は徒歩で担当地域を回り、消火栓を次々と確認しました。
私は徒歩隊として消火栓を確認する中で、その情報をラインで分団長に連絡します。
分団長はその情報を元に、本団へ使用可能な消火栓を連絡します。
直下型地震によって、消火栓の枠が歪み開閉不能となることや消火栓の蓋が開いたとしても上水道の破損によって取水不可能となる可能性があります。
関東大震災でもそうでしたが、地震後に最も怖いのは大火災です。
初期消火に務める為にも、使用可能な消火栓の把握は重要な任務であると考えています。
震災対応訓練が終了してからは、市役所3階階会議室で倫理研修を行いました。
資料の表紙には「瓜田に履を納れず李下に冠を正さず」とあります。
その意味は「瓜の畑で靴を直そうとする行為は瓜泥棒に疑われる行為であり、李(すもも)の下で冠を直そうと手を上げる行為はすもも泥棒に疑われるのでそういった行為はすべきではない」とのことです。
消防団員として全焼または半焼した家屋内に入ることがあるかもしれません。
そういった家屋内で怪しい行動をすることによって、疑われかねないので慎まなければなりません。
こういった座学での倫理研修や消防技術の向上は非常に重要です。
これからもいざ災害時に市民の皆様を守るために、消防団員として平時の訓練を重ねて行きます。