アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



私が力を入れている6月の研修は、次の2つです。

勇気づけのワークショップ

日時:6 月18 日(土)10:00~19:00、19日( 日)10:00~17: 00
料金:プレミアム会員30,000円 /一般35,000円(資料・税込み)

アドラー心理学ゼミナール

日時:6月26日(日)11:00-13:00
テーマ:「数字で覚えるやさしい仏教の話」
料金:2,100円(資料・税込み)


おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「自立」とよく言いますが、(1)なぜ、自立しようとしないのか、(2)自立と孤立の違い、(3)自立の内容、の3つについて3回にわたって ― おそらく飛び飛びになると思いますが ― 書いておきたいと思います。

(1)なぜ、自立しようとしないのか

ひきこもりの親、あるいは当人に対して私はこんなことをよく言います。

 ひきこもりが続くのは、社会に出ることと家にいることを秤(はかり)にかけて、相対的に家にいることが快適なので、家に居続ける。

もし、社会で快適感、あるいは、家に居続ける不快感を継続的に味わうと、相対的に社会に出る方向で動く。

 

私は、28年前から不登校の子どもたちと接してきましたが、彼らは、「辛い、辛い」と言いながら社会から自分を閉ざし、家に居続けるのを選んでいるのです。

家の中の状況を聞くと、かなりの確率で至れり尽くせりの親(多くは母親)がいます。
または、ひきこもった状況で快適な家の中の環境が存在します。

併せて彼/彼女らは、学校でいじめられたり、友人ができなかったり、その他の苦痛な体験をすることで、社会から自分自身を引き離そうとしているのです。

考え方によれば、不快な社会、不快な家庭の両方に身を置くことの最悪さを考えれば、快適な家庭があることは、救いかもしれません。

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