私が力を入れている6月の研修は、次の2つです。
○勇気づけのワークショップ
日時:6 月18 日(土)10:00~19:00、19日( 日)10:00~17: 00
料金:プレミアム会員30,000円 /一般35,000円(資料・税込み)
○アドラー心理学ゼミナール
日時:6月26日(日)11:00-13:00
テーマ:「数字で覚えるやさしい仏教の話」
料金:2,100円(資料・税込み)
おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(6月6日)の午前中は、株式会社 Retreat (旧:マキ フジタ ヒーリング・ スクール)でリフレクソロジストを志す人たちを対象にアドラー心理学の講義を演習を交えながら行ってきました。
さて、 今回は、「『自立』をどう捉える?」シリーズの第2回目です。
「自立と孤立の違い」について書きます。
(2)自立と孤立の違い
「自分は自立したい」と言いながら孤立している人がいます。
私の認識では、自立と孤立は大きく違います。
他者に関心があり、他者と交わることができ、それでいながら他者に一方的に依存しないで生きられる人が自立的な人です。
それに対して、他者に関心がなく、他者と交わることができず、それでいながら特定の他者に一方的に依存している人が孤立している人です。
ひきこもりの人たちの多くは、他者や世界・社会に関心が向かず、自分にしか関心がなく、他者との交わりを断ち、それでいながら家族の誰かに大きく依存しています。
もし依存している家族の誰かが同じように孤立した人だと最悪です。社会からますます孤立します。
私はひきこもりの人が依存している人(多くは母親)がカウンセリングに来たら、その人をどしどし社会と接するように仕向けます。
イベントに行くのも、映画も演劇もショッピングも旅行もいいでしょう。できたら夫婦で出かけることをお勧めします。だって、留守番役がしっかりと家にいてくれるのですから安心です。
依存の対象になっている人の関心が家の中でなく社会に向かうと、ひきこもりの人もつられて関心が次第に社会に向かって開かれます。
ひきこもりをしている人をいきなり社会に出そうとするのは危険です。
少しずつ少しずつ、一歩一歩です。
孤立から自立に向けるトレーニングは、慎重を期さねばなりません。
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