おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(4月12日)のニュースでは「東京の桜が葉桜になっている」とのことでしたが、我が家の近辺ではまだまだ桜が元気です。
カミさんが撮った朝の桜はこんなふう。

カミさんと外食して帰る途中の桜は、こんなに妖艶。


さて、今日から私の長年の関心事である、アドラー心理学を組織に生かそうとするとき、タテの関係 VS. ヨコの関係 をどう捉えたらいいか、に取り組みます。
そこで借りてきた理論が、私が大学時代に専攻していた経営学。
大学3~4年生の時は「経営組織論」のゼミに所属していました。
当時の指導教授だった車戸 實先生の『新 経営管理のプロセス』(酒井 甫氏との共著、八千代出版)から「権限(authrity)の源泉」を繙いてみると、組織の中での「タテの関係 VS. ヨコの関係」がすきっと整理できます。
そのことをできるだけわかりやすく解説します。
「自己の職務を組織内で公に遂行するための権利・力」である「権限」の源泉を探ると、3つの見解に突き当ります。
1.権限法定説
2.権限受容説
3.権限職能説
1.権限法定説
この理論は、私たちに一番なじみやすいものです。
権限は「法的または合法的な力・命令または行為する権利」で、「企業目的ならびに部門目的達成のために、その権限の所有者がよいと思う方法で行動を命令または禁止する力」とされています。
その権限はどこから来ているのでしょうか?
この理論では、権限は私有財産制度に由来し、株主→取締役・・・というように上から下へと権限が順次委譲されるものと捉えるのです。
ここで、注釈を加えます。
多くの経営者・管理者は、組織の階層の上位者ほど大きな権限を有し、下位者の権限は極めて小さくなると考えられます。
これは、今でも多くの組織人があたりまえと受け止めている常識です。
しかし、経営組織論では、もう2つの理論を唱えているのです。
実は、この2つの中にアドラー心理学の「ヨコの関係」とつながる考えが存在するのです。
次回以降を楽しみに願います。
<お目休めコーナー>4月の花(13)
