おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(法人研修も)とカウンセリングを行う岩井俊憲です。
改めて今年もどうぞよろしくお願いします。
今年の年末年始は今まで読めていなかった堅い本を読もうと取り組みつつあるこの頃です。
今年は、あまり新しい本に翻弄されずに、古典に属する本や、難解な本をできるだけ読もうと決心しました。
年末には書斎にある本をブックオフに2回持っていったり、思い切って捨てた本もたくさんありました。
「これから10年のうちにこの本に目を通すことがあるだろうか? またその価値があるかしら?」の判断基準で処分を考えているのです。
そんな時にふと【温故知新(おんこちしん)】( 「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」)の四字熟語が頭に浮かんできました。
「昔の物事を研究し吟味して、そこから新しい知識や見解を得ること」と『広辞苑』にあります。
昔の物事を研究し吟味することが今年のヒューマン・ギルドのモットーの「イノベーションの継続」に結びつくと考えられます。
その一環で今読んでいる本が『わが精神の遍歴』という、私が高校2年生の時に読んだ亀井勝一郎の本です。
こんな言葉に出合いました。
「人はみな自己の『青年』を未来に持ち越している。実生活においては後悔を味わいながら」
私は時々、「青春の忘れ物」という言葉を使います。
青春のある時期に満たしたいと思いながら未解決・未達成の何かがあったはずです。
そんな忘れ物を読書の世界で満たすのも人生の味わいの一つではないでしょうか?
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