おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(法人研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(1月24日)は、某企業の新任管理者研修の3日目を終えて自宅に戻ってきました。
来週の28日(月)~30日(水)の3日間は今期(4年目)の第2回目を担当します。
研修の3日間のうちに「勇気」を核に「人間力」「影響力」「変革力」「戦略力」をリーダーに必要なキーワードとして反復していました。
私がこのブログのヘッドに「勇気の伝道師」と、研修で「勇気」「勇気」と言いまくっていることの打ち明け話をします。
それは、1998年から2012年までの14年間、日本の自殺者数が3万人を超えていたことが背景にあります。
私は、このことを「勇気欠乏症」と名付けています。
自殺したい気持ちになることは、私も理解できます。
しかし、実際に自殺してしまうか思いとどまるかの瀬戸際に、家族や周囲の人たちを思って生き恥をさらしても生き抜くか、それともそんな人たちに関わりなく死を選んでしまうかの瀬戸際に「勇気」の存在を取り上げたかったのです。
政府や自治体のみならず様々な機関の働きかけ、それに経済的な状況が加わり、日本の自殺者数は3万人を割り、昨年(2018年)の自殺者数は、とうとう20,598人になったと、警察庁が1月18日に速報を発表しました。
2月19日の 朝日新聞デジタルに
昨年の自殺者2万598人に減少 でも19歳以下は増加
として報じられていました。
そのポイント部分を紹介します。
警察庁は18日、2018年の自殺者数が2万598人(速報値)で、前年より723人(3・4%)減ったと発表した。
9年連続の減少。
ただ、厚生労働省の18年1~11月の自殺者の分析では、19歳以下の女性の自殺が急増していることがわかった。
18年の自殺者数は、男性1万4125人、女性6473人。
人口10万人あたりの自殺者数は、統計を始めた1978年以降最少の16・3人だった。
19歳以下は16人増の543人となり、2年連続で増えた。
男性は35人減の331人、女性は51人増の212人。
原因・動機別では、学校問題(169人)、健康問題(112人)、家庭問題(101人)などだった。
ただ、20,598人という数字に手放しで喜べない部分もあります。
1つは、19歳以下の女性の自殺が急増していることであり、もう1つは、10万人当たりの自殺者数の国際比較すると、まだまだ日本の自殺者数が高いランクにあることです。
勇気の伝道は、まだまだ続けていかなければならないようです。
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