おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(法人研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(1月30日)は、某優良企業の管理者の昇格時研修の3日目を終えて、達成感に満ちて帰路につきました。
今回で4年目、8回に及ぶので、かなりしっかりと把握が可能でした。
先週にも2019年1月23日付けブログ ハイ・パフォーマーのリーダーたちの研修 として書いていますが、今回は、より深めてハイ・パフォーマーの条件を考えてみることにします。
結論はズバリ、下のスライドのとおりです。

1.ハイ・パフォーマーは、共感力が豊かです。
相手や置かれた場に対して関心が鋭く、話を聴くのも上手です。
私は、講義・討議・演習を交えながら研修を展開する講師ですが、私が講義をするときは、グループ方式にも関わらず椅子ごと私の方に向けて、しっかりとメモを取りながら話を聴くのです。
私は、レジュメにある資料の倍くらいのスライドを使って講義をするため、いくつかの研修先では、「投影したスライドを資料に入れてほしかった」とアンケートに書かれるのが常ですが、この企業では、そのような記入がほとんどないそうです。
2.ハイ・パフォーマーは、協力的な姿勢が随所に見られます。
昨日、グループ・ワークを行った際に、私の指定した時間よりもずっと早くまとまってしまいました。
目標がしっかり捉えられていたことと、グループ内の役割がはっきりしていたことによります。
5つのグループの発表の際も、他のグループから質問・意見、さらには勇気づけのメッセージが発せられていました。
3.ハイ・パフォーマーは、向上心が豊かです。
「あなた、会社を辞めなさい!」という演習について、みんなしっかりと向き合い、自分の長所/短所を見据えて新たな可能性に挑戦してくれました。
懇親会の席でも、休憩時間での質問でも、昨日より今日、昨年より今年、成長しようとする姿勢が見られました。
4.ハイ・パフォーマーは、責任感が旺盛です。
研修の際は、研修に徹すべく休み時間でも昼休みを除いてスマホを見ないことがルール化されて研修が展開されていたのに対し、そのルールは、かなり守られていました。
一部の会社では、研修中でもスマホをちらちら見たり、離席してしまったりするケースがありますが、この会社では皆無でした。
本当は、まだまだ書くことがあるのですが、新著『「勇気づけ」でやる気を引き出す! アドラー流リーダーの伝え方』(秀和システム、1,500円+税)第5章「困った部下がみるみる変わる! タイプ別アプローチ」にロー・パフォーマー(業績不振者)でもハイ・パフォーマーにする秘訣が書いてありますので、ご参照ください。
◆ヒューマン・ギルドでは、研修とカウンセリングを組み合わせてロー・パフォーマーのパフォーマンスを向上させる研修を行っています。
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