アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

私の63冊目の本(単著に翻訳、共著、監修本の一部を含む)の『みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと』(岩井俊憲、ディスカヴァー・トゥエンティワン、1,650円)に多くの方が関心をお寄せくださっていることがとてもうれしいです。

まずは、この本に込めた私の「想い」を「おわりに」に書いたことからお伝えすることにしましょう。

「こんなふうにすれば部下はうまく動かせる」というような操作的なリーダーシップ法をこの本で一切語りませんでした。

その代わりに「リーダーシップ=影響力」のコンセプトをもとに「一人ひとりみんな違って個性豊かな存在」「縦の関係に代わる横の関係」というアドラー心理学の理念に基づいて、上司・部下だけでなくあなたの協力者でもある、いわゆる「フォロワー」との相互尊敬・相互信頼を基盤とした人間関係に重要なメッセージを提供しています。

この本で私がお伝えしたかったことは、次のように3つにまとめられる、と言い切っていいかもしれません。

①「課題の分離」だけに留まらず「共同の課題」を通して
➁ あなたが所属するより広い共同体のために
③ どう考え、どう行動すれば建設的な対応になるのか?

を提案する本。

別の言い方をすれば、

① アドラー心理学だとして一般的に流布している、人と人とを切り離す作用をもたらす「課題の分離」の誤解を解いて、「共同の課題」に至るためのステップであることを書いた本であること
➁ アドラー心理学の価値観である「共同体感覚」についてビジネス分野でもっともわかりやすく、使いやすく説いた本であること
③ リーダーの判断基準として「正しい ー 間違っている」に代わる目的・目標志向の「建設的な対応」を徹頭徹尾追求した本であること

が3大特徴です。

この次にまた重要なメッセージが続きますが、それは後日を期します。

私としては画期的な本です。

コロナ禍の2年余が私の組織観、リーダーシップ観に大きな影響を与えました。

◆『みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと』はAmazonでも予約ができるようになっています。

<お目休めコーナー> 8月の花(7)



コメント ( 0 ) | Trackback ( )