アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日はネアカ人間の妻がタクロウ宅に出向き、孫と二人時間を楽しんで、ニコニコ顔で帰宅しました。
お嫁さんが健康診断で出かけている時間に孫と過ごしてきたのです。
元幼稚園教諭だった妻は、孫とまるで二人幼稚園の喜びに浸っていたのです。

対するネクラ人間の私は、2月末となるとつい、昨年の時期と重ねて、77年の人生の5大危機の一つとして【事実】を見つめ直すタイプです。

今朝は5時に目が覚め、そのまま起きてしまおうとも思いましたが、布団の中でできる瞑想を始めました。
人生の5大危機の一つひとつを振り返り、それぞれの時期の支援者を思い返しました。
さらに、昨年の2月末からの危機状態の時に誰のサポートを受け何がよりどころになったかを振り返りました。
生命の危機にあったときを振り返ってあえて一つ/一人に絞ると、妻の存在以外に思い当たる人はいません。
さらには、この1年を振り返ると、生涯にこんなに多くの人たちに【感謝】の気持ちを抱いた時期はありません。

この1年を振り返って【事実】を見つめ【感謝】を込めて2つのことを公開します。

1.妻の2024年3月1日のブログ:「変わってしまった」
     ↓
https://polianna.exblog.jp/33701160/

2.「心に残る話-再生記念日」@公益財団法人モラロジー道徳教育財団の月刊誌『れいろう』3月号
(ヒューマン・ギルドのWebsiteの「お知らせ」欄にもアップしている文章のコピペです)

「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」「おん あろりきゃ そわか」

病院に運ばれる救急車の中で、同乗する妻に緊急連絡の依頼をしつつ、私は薬師如来と観世音菩薩の真言を交互に唱えていました。
白く冷たくなっている左手がまひした状態であり、いくつかの検査後、医師からは「下垂手」(正式診断名は「橈骨(とうこつ)神経麻痺」)と告げられました。

ところが、日に日に指先や手のひらが黒ずんできました。再検査をしたところ、左手の動脈に血栓が詰まった「動脈塞栓症」だと判明し、即、血栓の除去手術。

壊死状態の指先を抱えながら2度、計21日間に及ぶ入院を経て、親指を除く、指の4本を失いました。

ずっと治療にあたってくれていた形成外科医から、左手の肩、肘、手首、指先のいずれかから切断するという予測して伝えられており、そのことから考えると、ベストの結果ともいえ、振り返れば「命拾いの体験」になりました。
もし血栓が脳や心臓に飛べば死に直結か、後遺症の懸念がありますし、足ならば歩行に困難が生じていました。

私は仏教と、40年以上学び伝えているアドラー心理学、さらには生活を共にする妻に支えられ、不便感はあるにせよ、手術前とそう大きく変わらない生活をしています。

左手の指の切断の日―私たち夫婦は「再生記念日」と呼んでいます―である4月23日から、ほぼ7カ月後の11月19日に「身体障害者手帳」を手にして、老いたる【身体障害者】としての「覚悟・決意・忍耐」をもとに自らの生き方をあらためて問い直しました。

・障害者になってしまったことは、不運であるが不幸ではない
・障害を抱えながら生活することは、不便ではあるが不幸ではない

障害者としてはアマチュアレベルの私ですが、リハビリを受けながら、弱気になるときは、周囲の人たちのサポートに感謝しつつ、私を支えてくれる“パラリンピックの父”ルードヴィッヒ・グットマン博士の言葉で自らを勇気づけています。

「失われたものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ」

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<お目休めコーナー> 2月の花(28)



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