アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「【信頼】がすべてではない!」
第8期オンライン開催アドラー心理学ベーシック・コースで伝えたことです。


春木めぐみさん 撮影)

オンライン開催アドラー心理学ベーシック・コース のメインテーマは「よい人間関係」。

「よい人間関係」を促進する条件として「尊敬(リスペクト)」「信頼」「協力」「共感」「平等」「寛容」の6つについて伝えました。
話題が「信用と信頼の違い」に入っていたときのことです。かいつまんで言うと、「職場の人間関係は『信用と信頼』のどちらに相当するのですか?」というニュアンスの質問が出ました。
資料としてはこのスライドを使っていました。

私は「職場の人間関係は交友のタスクの友人関係や愛のタスクである夫婦・親子の関係と違っていて、評価者である上司と評価される側の部下のビジネス関係でもあるので、信用の側面もあります」と答えました。
ただし、部下を育成しようと望んでいる場合は、ビジネス用語でもある「信用」よりも「信頼」に重きを置き、【相互尊敬・相互信頼】をもとに対処しなければならないこともあります。

ここで、ふと思い出したことがあります。
『嫌われる勇気』が大ベストセラーになったいた時期にインターネットでこんな記事を読んでいました。

「部下を【信頼】して、部下の仕事については【課題の分離】で任せきっていたら、会社の金を横領されていた」

リアルな話かどうかはさておき、ありうる話です。

アドラー心理学の立場から大事なことをお伝えしましょう。

・アドラー心理学は「放任主義」の立場でなく「民主主義」に立脚しています。
「放任主義」とは縁遠いもので、ルールを元にした話し合いを重んじます。

・本来は「共同体」ではなく「機能体」に属し、仕事のタスクである職場は「信用」と「信頼」が交錯する世界です。
よい人間関係を促進しようと志向する場合は「信頼」が欠かせませんが、その「信頼」関係が成り立たなくなり、業務遂行にあたっては「信用」で接しなければならないこともあります。

レベルの高い受講者たちとやり取りしていると、私自身もたくさん学びの機会があってうれしいです。

何とぞ、異論・反論をお待ちしています。

■アドラー心理学ベーシック・コースは次のとおり開催します。  

コロナ禍の時期に大幅リニューアルをし、新規受講者のみならず再受講者にも人気を博しています。
アドラー心理学の基礎の理論を学び、生活に仕事に役立てられる講座です。

◆東京土日4日間コース(集合型・リアル)
 日程:7月コース 7月8.9.22.23日(土日)
    9-10月コース 9月30日.10月1.14.15日(土日)
 会場:ヒューマン・ギルド研修室
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/244

◆長野土日4日間コース(集合型.リアル)
 日程:8月5.6.19.20日(土.日)
 会場:山形村 ミラ・フード館
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1054

◆オンライン開催土曜コース(6日間)
 日程:9-12月コース 9月30日.10月14.28日.11月11.25日.12月9日(全.土)
 詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/1062

全てのコース共通・講師:岩井俊憲、永藤かおる(2人の講師が半分ずつ受け持ちます)。

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