アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

まずは、お知らせから。

本日(4月14日)10:00以降、一般財団法人 労務行政研究所 の「jin-Jour」サイト でPoint of View第84回として私の

「働く人に知ってほしい 職場で生かせるアドラー心理学」

がアップされることになっています。 

くれぐれも10:00以降にお願いしますね。

次に、 (株)三笠書房「これから出る本」『アドラー流「自信」が生まれる本』が紹介されました。

アドラー流「自信」が生まれる本:
気づかなかった魅力が見つかる「3つの質問」
(王様文庫)
岩井 俊憲
三笠書房

昨日の (株)三笠書房 内の会議で初版1万2千部でのスタートと決まったことを編集本部の番園さんからお伝えいただきました。

ビジネス分野の本としては『働く人のためのアドラー心理学』(朝日文庫、600円+税)が累積販売部数4万部と気を吐いています。

働く人のためのアドラー心理学
「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣 (朝日文庫)
岩井 俊憲
朝日新聞出版


さて、「アドラー心理学の組織への適用:タテの関係 VS. ヨコの関係」シリーズの2回目です。

今回は

1.権限法定説
2.権限受容説
3.権限職能説

のうちの2.権限受容説に入ります。

ここからはかなりヨコの関係の色彩が強くなります。

この権限受容説というのは、自らが経営者でもあったC.I.バーナード(1886 ~ 1961)の理論で、簡潔に言ってしまえば、「上司の命令が権限を持つかどうかは、命令を受ける立場の人間(部下)の側にあるのであって、命令する側にあるのではない」という理論です。

そして、上司の権限を確立しようと思えば、部下の同意が必要になるのですが、その同意には次の4つの条件が満たされなければならない、とされています。

(1)部下がその伝達を理解でき、また、実際に理解すること
(2)上司が意思決定をする場合に、受け取った伝達が組織目的と矛盾していないと信じること
(3)意思決定に際して、部下がその伝達が自分の利害と両立しうると信じること
(4)部下が精神的にも肉体的にもその伝達に従うことができること

この1938年の理論は、実は革命的で、当時より80年後の現在でこそ説得力を持ちます。

それは、上司であることで権限を有していると思い込んでいる人がこの理論をつきつけられると、「あなたは権限を持っているつもりでも、部下があなたの権限を認めなければ、あなたに権限なんてないのですよ」と言われるような響きを持つからです。

バーナードから半世紀を経て、有名なP.F.ドラッカーは、リーダーについてこんなことを書いています。

「そもそもリーダーについての唯一の定義は、“フォロワーがいること”である。 信頼がない限りフォロワーはいない」(“Managing for the Future”)

「ドラッカー 画像」の画像検索結果

私は、部下が上司の権限を受け入れる最大の要因は、ドラッカーの「信頼」を採り入れると、アドラー心理学の「相互尊敬・相互信頼」の関係性であり、そのことこそがバーナードの権限受容説に魂を吹き込むように思えてなりません。

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昨日(4月12日)のニュースでは「東京の桜が葉桜になっている」とのことでしたが、我が家の近辺ではまだまだ桜が元気です。

カミさんが撮った朝の桜はこんなふう。

カミさんと外食して帰る途中の桜は、こんなに妖艶。


さて、今日から私の長年の関心事である、アドラー心理学を組織に生かそうとするとき、タテの関係 VS. ヨコの関係 をどう捉えたらいいか、に取り組みます。

そこで借りてきた理論が、私が大学時代に専攻していた経営学。

大学3~4年生の時は「経営組織論」のゼミに所属していました。

当時の指導教授だった車戸 實先生の『新 経営管理のプロセス』(酒井 甫氏との共著、八千代出版)から「権限(authrity)の源泉」を繙いてみると、組織の中での「タテの関係 VS. ヨコの関係」がすきっと整理できます。

そのことをできるだけわかりやすく解説します。

「自己の職務を組織内で公に遂行するための権利・力」である「権限」の源泉を探ると、3つの見解に突き当ります。

1.権限法定説

2.権限受容説

3.権限職能説


1.権限法定説

この理論は、私たちに一番なじみやすいものです。

権限は「法的または合法的な力・命令または行為する権利」で、「企業目的ならびに部門目的達成のために、その権限の所有者がよいと思う方法で行動を命令または禁止する力」とされています。

その権限はどこから来ているのでしょうか?

この理論では、権限は私有財産制度に由来し、株主→取締役・・・というように上から下へと権限が順次委譲されるものと捉えるのです。

ここで、注釈を加えます。

多くの経営者・管理者は、組織の階層の上位者ほど大きな権限を有し、下位者の権限は極めて小さくなると考えられます。

これは、今でも多くの組織人があたりまえと受け止めている常識です。

しかし、経営組織論では、もう2つの理論を唱えているのです。

実は、この2つの中にアドラー心理学の「ヨコの関係」とつながる考えが存在するのです。

次回以降を楽しみに願います。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(4月11日)は出版社、新聞社の方などのご来社がありました。

まずは、昨日の11:00に (株)三笠書房 取締役編集部長の長澤義文さん(写真右)と編集本部の番園雅子さん(写真左)がオフィスにいらっしゃいました。

雨の中『アドラー流「自信」が生まれる本 ― 気づかなかった魅力が見つかる「3つの質問」』 (王様文庫、600円+税) のサンプルを10冊お持ちでした。

アドラー流「自信」が生まれる本:
気づかなかった魅力が見つかる
「3つの質問」 (王様文庫)
岩井 俊憲
三笠書房

ちなみにこの本は、4月27日(木)から書店に並び始め、アマゾン での取り扱いは5月1日になるようです(予約受付中)。

この本の「はじめに」では、私は次のように書いています。

アドラー心理学で「新しい自分」に出会う

30年以上にわたって、アドラー心理学にもとづくカウンセリングやセミナーを行なっていますが、最近、自分に自信のない人が増えていると感じます。
実際に話をしたり、ワークに取り組んでもらったりすると、みなさん個性にあふれ、魅力的な人ばかりなのに、自分でそれに気づいていないのです。

本人が当たり前だと思っている部分は十分にプラスの要素になりますし、マイナスに思っている部分でさえ、まわりから見ると、「その人だけのよさ」につながっていることがあるものです。
ことわざで「物は言いよう」と言いますが、アドラー心理学で見ても、まさにその通りなのです。
アドラー心理学では、「自分らしさ」、専門的に言うと、「一人ひとりが持つ固有の能力(リソース)」を非常に重視します。
それは何も、特別な才能や資格といったものではありません。
「他の人と違うところ」は、すべてその人固有の能力、つまり魅力となり得るのです。

この表われとして、アドラー心理学は「勇気づけの心理学」とも言われます。勇気づけとは、一言で表わすと困難を克服する活力を与えることですが、他人に対して行なうだけでなく、自分への勇気づけも大切だと考えます。
そうすることで、自分の存在価値や魅力に気づき、自信をもって人生と向き合えるようになっていくのです。

では、日常生活の中で、これまで気づかなかった自分の魅力を見つけ、元気と自信がわいてくるにはどうしたらいいのでしょうか。
本書では、次の3つの質問の答えを求めていきます。

①「新しい人生」をどう切り開きたいですか?
②「本当の目標」は何ですか?
③「後戻り」しないために何をしますか?

3つの質問への答えが定まったとき、新しい自分がはじまります。アドラー心理学がそのお役に立てることを、心から願っています。


オリジナルの本だった『新しい自分の創めかた』(学研)とはまるで違う本になり、女性読者に届くようなおしゃれな表紙と内容になっています。

次に、お2人からは同じ王様文庫の『アドラー流 人を Happyにする話し方』(590円+税)の4,000部重版が決まり、これで6刷、累計32,000部になることをお伝えいただきました。

アドラー流 人をHappyにする話し方
(王様文庫)
岩井 俊憲
三笠書房

15:00には、大手新聞社の地方版の記者がお見えになり、就活をしている学生へのやる気の高め方の取材を受けました。

私の側からも質問をしたり、とても楽しいやり取りになりました。

どんな記事になるのか楽しみです。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(4月10日)のヒューマン・ギルドの設立32年の記事に関しては、多くの方々から祝意を賜りありがたく厚くお礼申し上げます。

さて、4月のこの時期は、電車内で街でスーツ姿も真新しい新入社員らしき人たちを見かけます。

オフィスにいると、先輩に伴われながら慣れない訪問販売に来る人もいます。

また、たどたどしい口調で営業の電話をかけてくる人も目立ちます。

ある人は希望に満ちて、ある人は「こんなはずじゃなかった」と失意と挫折感を伴いながらビジネス人生をスタートさせていることでしょう。

そんな人たち、あるいは関係する人たちに1冊の本を紹介します。

『働く君に贈る25の言葉』(佐々木常夫、WAVE出版、1,400円+税)

働く君に贈る25の言葉
佐々木常夫
WAVE出版

 社会人になったばかりの甥の「遼君」(仮名)に向けた手紙というかたちで、彼の成長に合わせてビジネス人生を生きる知恵を授ける本です。

佐々木氏は、東レの取締役に同期トップで就任後、東レ経営研究所社長を務め、70歳を過ぎた今も「ワーク・ライフ・バランス」 ― ご本人の好みは「ワーク・ライフ・マネジメント」- の推進者として講演・執筆で活躍中です。

私は、本の紹介をするときは、ほぼ必ず内容の一部を紹介するのですが、あえてこの本に書かれていることに触れないでおきます。

 

次は、挫折感を伴いながらビジネス人生をスタートさせている人への言葉です。

私の好きな「第二志望の人生」の言葉を贈ります。

2013年4月1日付けブログに 第二志望の人生として書いていますので、ご覧ください。

『アドラー心理学による カウンセリング・マインドの育て方』(コスモス・ライブラリー、1,600円+税)のコラムにも入れたものですが、もともとはサラリーマン時代に日本経済新聞に投稿して採用された文章で、本にはそれに手を加えて書きました。

アドラー心理学によるカウンセリング・
マインドの育て方―人はだれに心をひらくのか
岩井 俊憲
コスモス・ライブラリー

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(4月9日)もお休みで、カミさんとブランチに行った以外は家にいました。


(通りがかりに見た雨に打たれる桜)

そんな家に戸田久実さん(ブログフェイスブックアドットコミュニケーション株式会社 代表取締役、一般社団法人 日本アンガ―マネジメント協会 理事)からヒューマン・ギルドの設立32年を祝し、側面から支えてくれている岩井美弥子の誕生日を祝うフラワー・アレンジメントが自宅に届きました。

戸田さんは心と容姿の両美人だと、常々カミさんと話しています。

ありがとうございました。


今日(4月10日)は、有限会社 ヒューマン・ギルドが設立されてちょうど32年になる日です。

4月からの新年度も順調にスタートを切っています。

今までの32年を振り返る意味でも、私が昨年秋にある雑誌に書いたことを一部修正して転載します。

冷静な頭脳と温かい心を伴う「勇気」について

有限会社 ヒューマン・ギルドは、何度も存亡の危機がありました。
設立して1年も経たないうちに業績不振と大株主との対立で40%出資相当の株主が去って行きました。

その後、どうにかこうにか会社を存続させていた設立13年後には、大口取引先との関係がこじれ急速に事業内容が悪化し、その数年後には会社の価値がゼロどころかマイナスになってしまいました。
どんなふうにして事業を清算させるか、営業をどこかに譲渡するかもシミュレーションすることも時々ありました。

そんな会社がアドラー心理学の分野では日本一の研修実績の会社、代表者の私が3年間で20冊を出版する著者になりえたか、そのベースを探ると、精神科医・心理学者のアルフレッド・アドラー(1870~1937)が力説した「勇気」に遡ります。
「勇気」があったからこそ「いつかアドラー心理学はこの世に受け入れられる」との希薄な根拠をもとに信念を持てていたし、個人のみならず、妻子の預金を下ろしても莫大な金額をヒューマン・ギルドに投じて、会社存続のためにリスクを引き受けていたのです。

もちろん受講者、出資者、関係者、社員の方々のお力添えも忘れることができません。

ところで、「勇気」の英語の“courage”の語源を調べてみると、「ハート」で、体の活力を司る臓器である心臓のほかに「心」を表す意味もあることがわかりました。

私は、アドラーが本の中で断片的に述べている表現や英英辞典での意味 ― リスクを引き受ける能力 ― をもとに「ハート」の語感を活かしながら「勇気」を「困難を克服する活力」と定義しています。

ただ、「勇気」が「勇敢」と違うことを指摘しておきます。
「勇気」がここ一番で冷静さを伴って発揮される活力であるのと比較して、「勇敢」は時に「向こう見ずの大胆さ」をもとに行動してしまうニュアンスがあります。

「勇敢」を示そうとすると、時に暴走し自分だけでなく他者に対しても破壊的な影響をもたらすことが見られます。
それに対して「勇気」は、相手や場に対する関心 ― そのことをアドラー心理学では「共感」と呼ぶ ― を忘れずに、冷静な判断に支えながら発揮される、リスクを引き受ける活力です。

私はこの「勇気」こそが世の中に貢献を期待される人たちに欠かせない要件だと思っています。

そんな世の中に貢献しようとする人たちにイギリスの経済学者、アルフレッド・マーシャル (1842-1924) が1885年、ケンブリッジ大学経済学教授の就任講演で残した有名な言葉を紹介して終わることにします。

「経済学者は冷静な頭脳と温かい心(Cool Head but Warm Heart)を持たねばならない」

「アルフレッド・マーシャル 画像」の画像検索結果

私には、マーシャルの「冷静な頭脳と温かい心」という表現こそが「勇気」の別の表現のように思えてなりません。
経済学者に限らず、人々への貢献を期待される人たちもまた、冷静な頭脳と温かい心を伴う「勇気」を念頭に、自分自身に対して、また関係する人たちに「勇気」を与えることができるならば、個人と組織に対する自己価値感を持ちながら前進できると信じています。

第33期、2017年度もヒューマン・ギルドは「冷静な頭脳と温かい心」を伴う「勇気」の伝道にまい進します。

どうかよろしくお願いします。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

我が家の近所では、昨日(4月8日)が桜の満開時期だったでしょうか。

昨日は、11:20~13:20の2時間だけ会社にいて ロジカル勇気づけコミュニケーション研修(宮本秀明講師)の受付と開会挨拶をしました。

遠くは帯広、岐阜、富山、松本などから計13名(うち男性3名)がご参加です。

お昼にサンドイッチを食べながら讀賣新聞を読んでいたら、読者投稿の「気流」欄にこんなことが書かれていました。

次のとおりです。

最近、学校法人「森友学園」を巡る問題で、官僚の「忖度(そんたく)」という言葉が飛び交っている。

「他人の心中をおしはかること」を意味する忖度が、権力者の意向を忖度して、不適切な行いをすれば批判されてしかるべきである。
しかし、忖度そのものがいけないかのように言われることについては、どうかと思う。

身勝手な考えから、犯罪まで起きている世の中で、忖度しながら行動し、周囲との良い関係を保つことも、社会人ならば、当たり前のことだろう。
悪いイメージの言葉としてだけ使われてしまうとしたら、残念に思う。

もっともな意見です。

私は今までに「忖度(そんたく)」に関連して次の2つのブログを書いています。

・2017年3月29日付けブログ 忖度(そんたく)というつかみどころのない空気について:アドラー心理学の立場から
・2017年3月31日付けブログ 忖度(そんたく)と空気を裏付ける理論:コンテンツとコンテクスト

特に後者では、次のとおり結んでいます。

「忖度」「空気」を重んずる「察する文化」も100%悪いわけではないのですが、高いコンテクスト/低いコンテンツのコミュニケーション・スタイルに傾き過ぎると、説明責任に欠けたり、相手次第では、非建設的に使われているとしか言えなくなります。

忖度(そんたく)の建設的側面にも焦点を当てなければなりません。

中国人観光客が日本滞在時にフランス料理店を訪れたとき、こんな印象を抱いたことをどこかで読んだことがあります。

ウェイターがナイフ、フォーク、スプーンを自分の前に置いたとき、その位置にとても感激したのです。

自分から見て左側に置かれたのは、それ以前の自分の水の飲み方などの所作を観察していて、自分が左利きだということを把握してのことで、中国では絶対にありえないことだと書いているのです。

これは、忖度(そんたく)の建設的側面に該当します。

もう1つ、日本国民が忖度(そんたく)によって方向づけられていることがあります。

天皇陛下の退位問題です。

退位を示唆する天皇陛下のお気持ちを忖度(そんたく)したことを契機に、今の天皇に限って退位を認める皇室典範の特例法を制定する動きが進んでいます。

その過程で天皇陛下ご自身のお気持ち表明もありましたが、世論調査では、そのことを93%が「良かった」と答え、9割以上が賛成しています。

天皇陛下ご自身は、ご自分で辞意表明できないお辛さがおありで、あのご年齢で被災地に足を運ばれ、外遊され、外国からの賓客をおもてなしになるのは、苦役以外の何ものでないかもしれません。

会社経営者なら株主総会、取締役会を経て、自分なりに引退できるのとは大違いです。

勧善懲悪的な風潮よりも建設的/非建設的を判断基準とするアドラー心理学からすれば、上の2つのケースは忖度(そんたく)の建設的側面として望ましい方向と言えるでしょう。

 <お目休めコーナー>4月の花(9

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(4月7日)は8月5日(土)、6日(日)開催の ジョセフ・ペルグリーノ博士 のワークショップ「アドラー派のカウンセリング/心理療法の技法」の申し込み状況がとても好調なので、ヒューマン・ギルド以外の会場を探す準備を進めると共に、8月5日(土)の懇親会場を決めました。

知り合いの早稲田大学の職員のご紹介で早稲田大学26号館(大隈タワー)15階の「森の風」に予約です。

是非「森の風」 をクリックしてみてください。

ヒューマン・ギルド関係のお姉様方には、必ずやご満足いただけることでしょう。
しかも80~100人規模での貸し切りです。

今年はどんな出し物を考えてくれるかな。

大学関係と言えば、青山学院大学の関連施設、青学会館アイビーホール (IVY HALL)で行う次のイベントも発起人たちの連携も取れ、皆様のお申し込みをお待ちしております。

渡邉 幸生さん『リーダーのための勇気づけマネジメント』出版記念パーティー

日時:4月28日(金)19:00~
場所:青学会館 アイビーホール (IVY HALL) KRINONの間
参加費:一般参加 8,000円、協賛参加 10,000円以上

異色の人たちと交歓できる場です。


さて、「大馬鹿+大物=大仕事」シリーズの3回目。

2017 年3月26日夜9時からTBSテレビで放送された『LEADERSⅡ』のブルーレイを観ました。

「日本の製造業の礎を築き、いまや世界に冠たる自動車メーカーを作り上げた男たちの熱い生き様を、壮大なスケールで描いた物語」とのことでしたが、実際は、トヨタ自動車(番組では愛知自動車) 創業者、豊田喜一郎をモデルに、国産自動車に人生をかけた人々を描いた番組。

出演は、愛知佐一郎役(豊田喜一郎)役に佐藤浩市、販売店の社長として佐一郎を信頼し続ける山崎 亘役に内野聖陽、その他に東出昌大 、大泉洋、吉田栄作、萩原聖人、高橋和也、緋田康人、神保悟志、えなりかずき、山﨑努など。

私は、「大馬鹿者」を言われながら国産自動車の開発・普及にこだわる佐藤浩市演じる愛知佐一郎に、何度も涙が浮かびました。

販売面で佐一郎を支える山崎 亘(内野聖陽)も大馬鹿の一人です。

やがて愛知自動車が経営危機に陥りますが、山崎 亘が販売店の社長をまとめ資金を集め、経営危機を救う一助とします。

また、「協豊会」となる下請け企業もまとまります。

それでは、誰が大物か?

白瀬矗(しらせ のぶ)に対する大隈重信のような一人の大物は存在しないかもしれませんが、やがてトヨタのディーラー網になる販売店、「協豊会」となる下請け企業は、大馬鹿の佐一郎の国産自動車の開発・普及というミッションに支えられた熱い想いに打たれ、まとまって大物力を発揮したのです。

ミッションに支えられた熱い想いは大馬鹿力を発揮するのです。

ここで書いておきたいことは、大馬鹿力も大物力も個人にだけ発揮されるものとは限りません。

大馬鹿力+大物力=大仕事力

を発揮しませんか?

志をもとに結束力を発揮すれば、大きな力になるのです。

<お目休めコーナー>4月の花(8

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桜が満開になりました。

昨日(4月6日)には午前中のある時間帯にGooブログのメンテナンスのためにご不便をおかけしました。

さて、昨日からの「大馬鹿+大物=大仕事」シリーズの第2回目です。

白瀬矗(しらせ のぶ)の「大馬鹿」と言っていいほどの熱意がある大物に届きました。

第8代 内閣総理大臣(1898年6月30日 - 1898年11月8日)だった大隈 重信のところにです。

大隈は白瀬の熱意に打たれて、南極探検後援会の会長を引き受け、資金面でも応援し、1910年の南極探検の壮行会の席上、演説の一部をこうぶったのです。

「諸君、くれぐれも体には気をつけてくれたまえ。何しろ南極は暑いところだからな」

白瀬の熱意に応援を買って出た大隈は、南極が「南の極み」という字なので、暑いところだと思い込み、まさか雪に覆われた島だとは考えてもいなかったのです。

この話を語った西堀栄三郎氏は、大きな仕事をなすための条件として「西堀方程式」なるもので説明してくれました。

大馬鹿+大物=大仕事

1910年当時の日本がまだ貧しかった時代に南極探検という大仕事は、白瀬という「大馬鹿」と、南極が「南の極み」で暑いところだと思い込んでいて、大きな企画を精査することもなく応援した大隈という「大物」の存在が不可欠だったのです。

今、私たちの周囲を見回してみると、「忖度(そんたく)」によってボスの機嫌を窺ってばかりの「小利口」な人間と、自分の損得やリスクばかりを考えて国益(大局)の視点に乏しい「小物」ばかりが目につきます。

まさに

小利口+小物=小仕事

です。

変革を伴う大仕事は決して「小利口」な人+「小物」の手によって実現できるものではないのです。

◆2016年10月31日 09時30分配信の読売新聞(YOMIURI ONLINE)
白瀬矗「人間は目的に向かって剛直に…」 では、白瀬が単なる大馬鹿でなかったことが書かれています。

1910年(明治43年)、南極探検を目指して木造漁船を改造した開南丸で東京・芝浦を出発、ノルウェーのアムンゼン隊、英国のスコット隊と、南極点への一番乗りを競った。

12年1月、南緯80度5分地点に日章旗を立て、一帯を大和やまと雪原ゆきはらと命名して引き揚げた。
アムンゼン隊は、既に南極点へ到達。次いで踏破したスコット隊は、帰途に全員が遭難死した。犠牲者を出さなかった白瀬の撤退は、英断だったといえよう。

<お目休めコーナー>4月の花(7

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

いよいよ桜が満開に近づいています。

日曜日にテレビで「上野公園が桜が満開です」と言っていましたが、私たちの実感では「ウソこけ!」でした。

今日(4月6日)か明日が満開でしょう。

家の近所のお寺の桜のご紹介です。

さて、この時期にふさわしい元気が出る話です。

私はこの話を第二次南極越冬隊長を務めた西堀栄三郎氏の講演で1982年に聞きました。

日露戦争が終わった頃、資源問題こそ日本の活路で、そのために南極探検隊を派遣しようと白瀬矗(しらせ のぶ)は周囲の人たちに訴え続けていました。
「白瀬矗 画像」の画像検索結果

ところが、誰も白瀬の主張には耳を貸しませんでした。

南極の場所を聞くと「南極よりも精神病院の方がふさわしい」という人すらいました。

当時の日本の技術力では、無謀な提案だったからです。

しかし、白瀬は熱に浮かされたように訴え続けました。

「大馬鹿」と言っていいほどでした。

そうこうするうちに、白瀬の熱意がある大物に伝わったのです。

<次回に続く>

<お目休めコーナー>4月の花(6

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

アドラー心理学の本がさまざまな分野に届きつつありますが、その中の期待領域にビジネス分野があります。

そこに2つの本が加わります。

1冊は単行本、もう1冊は通信教育のテキストです。
ついでに私の新刊も含めて紹介します。

その1:『リーダーのための勇気づけマネジメント ー ビジネスに生かすアドラー心理学』(渡邉 幸生著、セルバ出版、1,600+税)

リーダーのための勇気づけマネジメント
ビジネスに生かすアドラー心理学
渡邉 幸生
セルバ出版

著者の 渡邉 幸生さん 株式会社プログレス 代表取締役、社団法人アドラー・ビジネスマネジメント協会 代表理事、ヒューマン・ギルド 会員)は、わざわざこの本を私のところにお届けくださいました。

ヒューマン・ギルドでも取り扱うことにしました。

また、この本の発刊を記念して私も発起人の一人として出版記念パーティーを開催することになりました。

日時:4月28日(金)19:00~

場所:青学会館 KRINON

面白い顔ぶれが揃います。

詳細は、フェイスブックのイベント・ページに掲載されるはずです。

その2:『“指示待ち族”“言われたことだけ族”を引っ張り育てる』(通信教育テキスト)

ヒューマン・ギルド 法人事業部長の 宮本秀明さん の単著である通信教育のテキストです。

一般社団法人日本監督士協会 の 2017年4月新規開講コースです。
2ヵ月 法人受講料 12,960円 一般受講料 15,960円

ついでに:『アドラー流「自信」が生まれる本: 気づかなかった魅力が見つかる「3つの質問」』 (王様文庫) がアマゾンで予約開始

アドラー流「自信」が生まれる本:
気づかなかった魅力が見つかる
「3つの質問」 (王様文庫)
岩井 俊憲
三笠書房

この本は、2015年6月に学研から出版されていた『アドラー心理学が教える 新しい自分の育てかた』を簡素化にして文庫化したもので、多くの人に届くと思います。

アマゾンでも予約受付中になっています。

「内容紹介」は、次のとおりです。

「アドラー心理学」実践の第一人者による、自信を高めるための実例集!

自分の中にある「オリジナリティ」を引き出せば、大丈夫。
「人と違うところ」は、すべてあなたの魅力になり、自信につながっているのです。

◎「いい記憶」をどんどん呼び覚ます
◎「第三者の目」で自分を見ると……
◎「何に、誰にあこがれていたか」を思い起こす
◎自分自身に「期待」する
◎「あなた専門の応援団」をつくる

アドラー心理学で、「自分の本当の価値」に気づいていきましょう!

*ヒューマン・ギルドには来週、サンプルが入ってきます。

<お目休めコーナー>4月の花(5

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(4月3日)は社員の5人が久しぶりに顔を合わせた日となりました。

私を除く4人は朝早く来てアドラーの『人生の意味の心理学 上』(アルテ)の自主勉強会をしていました。

私が日頃「アドラー心理学を伝える立場の人は、アドラー自身の本を読みこなしていなければならない」と言っていることが浸透しています。

ヒューマン・ギルドの Website も3月上旬に大きく更新し、会社案内もリニューアル中です。

ヒューマン・ギルドは、年々、月々、日々リニューアルに取り組みます。


そんな中、変革と停滞の両極端の話を書きます。

先週のNHKーEテレで野球の伝説の投手、沢村栄治氏を語る番組に出演していた桑田真澄さんは

「僕はPL学園の中等部・高等部で野球をやりながら早稲田大学を目指していたので、授業中に一度も居眠りをしたことがありません」

と語っていたことが忘れられません。

桑田さんと同じPL学園に席を置いていたKさんから桑田さんの高校生時代の話を聞いたことがありますが、桑田さんは一般入試でも早稲田大学に合格できるくらいの学力があった、とのことでした。

私は彼の勇気づけに満ちた解説が好きです。


今度は、停滞気味の話。

3月のニュースですが、日本の高校生「一夜漬け」「授業中居眠り」最多 の記事が読売新聞 3/13(月) 18:39で配信されていました。

主要部分を転載します。

日本の高校生の勉強は「一夜漬け」型で、授業中の居眠りも多い――。

 国立青少年教育振興機構(東京)が13日発表した国際調査から、授業に受け身な日本の高校生の実態が浮き彫りになった。

 調査は昨年9~11月、同機構などが日本、米国、中国、韓国の4か国の高校生計7854人に勉強のしかたなどを尋ねた。その結果、「試験前にまとめて勉強する」は日本が69・3%で、4か国の中で最高だった。他方で、日本は「できるだけ自分で考えようとする」が33・3%、「勉強したものを実際に応用してみる」が10・2%で、ともに最低だった。

 平日に学校での授業と宿題以外は勉強しない日本の高校生は、前回調査の2009年の34・6%から、24・2%に減ったが、4か国中で最高だった。

 

「授業中、居眠りをする」は15.0%、4か国中ダントツの一位でした。

「生徒にとって授業が受け身で、つまらないからではないか」という指摘もうなずけます。

◆ヒューマン・ギルドでは「受け身で、つまらない授業」を受け、大学・専門学校に入ってから退学に追い込まれないように予防する研修を各地に行っています。
こちらの 教育機関向け研修 をご覧ください。

<お目休めコーナー>4月の花(4

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(4月2日)は大阪で  辻本絹代さん を講師として アドラー心理学ベーシック・コース の2日目が開催されていました。
40人を超える受講者にどう対応しているか、報告を受けるのが楽しみです。



私はオフの日。
カミさんの誕生祝いの4月1日に別のイベントを入れてしまっていたので、昨日はたっぷり一緒にいました。

お昼に入ったフレンチのお店でコーヒーにミルクとして4月16日の花のアネモネ「君を愛す」が付いてきました。

その後は、歩いて中野通りの桜を観に行きましたが、例年よりだいぶ遅い印象でした。

 

ただ、プリンセスミヤビ(雅)という桜の種(右側)になると、ソメイヨシノよりも存在感がありました。

新井薬師公園に入ると、下の部分は満開に近い状態。

新井薬師の境内は、7部咲き程度でしょうか。

境内にもプリンセスミヤビ(雅)が。

さて、これからがもう1つの最近の話題。

社団法人・日本家族計画協会が2002年以来実施している「男女の生活と意識に関する調査」(隔年で調査)によれば、2016年調査(第8回)既婚者のセックスレスの割合が47.2%だと発表されました。

2014年調査(第7回)では44.6%だったので、2年間で2.7%増えたことになります。

ちなみに、2004年の割合は31.9%でした。

セックスレスは、日本性科学会によって「特殊な事情が認められないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1カ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合」と定義されています。

既婚者のセックスレス47%の衝撃 日本の夫婦の回数は世界平均半分以下の年◯回 (2017.3.5 13:05)参照

私は、少子化に拍車をかけるセックスレス・カップルに危惧感を抱いております。

このトレンドで行くと、2019年の調査では50%に達するのが目に見えています。

少子化に拍車をかけるだけでなく「体を使ったコミュニケーション」としてのセックスに夫婦関係の危険性が内在していると思うからです。

私はセックスレスの問題を『マンガでわかるアドラー心理学 人間関係編』(日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)で真正面から取り上げました(特にPART 3)が、残念ながらまだ25,500部しか売れていません。

マンガでやさしくわかるアドラー心理学 
人間関係編
岩井俊憲著、
星井 博文,サノマリナ
日本能率協会マネジメントセンター

カップルは、言葉によって体を使ったコミュニケーションについても話し合いをする必要があるのではないでしょうか。

◆ヒューマン・ギルドを会場としてカップルのコミュニケーションについて アドラー心理学ゼミナール で次のとおり取り上げます。
「満員御礼」が予想されます。
お早めにお申し込みください。

テーマ:「男女の性質の違いを知る」
日時:4月23日(日)11:00~13:00講師:安西 光さん(3DCGデザイナー、ELM勇気づけトレーナー)
※講師からの内容説明
世界は男と女で成り立っています。
ですがお互いの性質は真逆であり、すれ違いや誤解が生まれ喧嘩や争いごとになることも多々あります。
「同じ人間なのだからわかりあえる」そう思ってしまいがちですが、男と女は全く別の生き物といっても過言ではありません。
男女の性質の違いを理解し実践することによって、すれ違いや争いごとが減り、家族や恋人、友人、全ての男女間の対人関係が良好へと向かうようお話しします。

<お目休めコーナー>4月の花(3

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

遅い時間の更新です。

昨日は盛りだくさんの1日でした。

1.大阪では アドラー心理学ベーシック・コース の初日 が開催されていました。
前半担当は 辻本絹代さん

参加者は過去3回の大阪開催のベーシック・コースを大きく超える43名だったことだけ報告させていただきます。

2.三宅美絵子さんの『幸せ親子になれる0歳からのアドラー流怒らない子育て』出版記念講演会&パーティー

このことについては詳しく書きます。

3.岩井美弥子の誕生パーティー

こちらは少しだけ。


三宅美絵子さんのヒューマン・ギルド『幸せ親子になれる0歳からのアドラー流怒らない子育て』出版記念講演会&パーティーは、私を含む5人の発起人により盛り上げられました。

司会・進行役は長谷静香さん

写真担当は丸山郁美さん (下の写真の後列左)。
受付担当は写真後列右から順に野口勢津子さん阿部洋子さん

みんな一糸乱れぬチームワークでご活躍。

講演の部はヒューマン・ギルドで開催。

私も『幸せ親子になれる0歳からのアドラー流怒らない子育て』(秀和システム)の監修者として著者の三宅美絵子さんと一緒に紹介され、開会の挨拶をしました。

幸せ親子になれる 0歳からの
アドラー流怒らない子育て
三宅美絵子著、
岩井俊憲監修
秀和システム

なお、このイベントには三宅さんの大学時代の恩師、繁多進(はんた すすむ)氏(白百合女子大学名誉教授)、この本の編集者、森千草さん(株式会社秀和システム 第二出版編集部所属、『イライラしないママになれる本 子育てが楽になるアドラーの教え』の編集もご担当)もご臨席でした。

【第1部】三宅美絵子さんの「この本に込めた思い」では、ベビーサイン×アドラー心理学=子育てを楽しむ を主軸にお話されました。

【第2部】ライフスタイル分析~三宅美絵子を俎板の鯉にする~ では、三宅さんの家族布置と早期回想をもとに私がみんなにもペアでお話しいただきながら徹底分析しました。

会の終わり近くに森千草さんが出版に至る裏話をご披露。

「三宅さんのライフスタイルをあらかじめここまで知っていたらやり取りが違っていたでしょう」という言葉には、爆笑しました。

最後に、サプライズでお父様よりお手紙(代読・著者・三宅氏のお姉さまの小林利美さん)が披露されました。

三宅さんだけでなく、ご参加の方々もウルウルの場面でした。

記念撮影を終えてお開き。

飯田橋駅近くのLasanaに場所を移してパーティー。

ここでは2つのサプライズがありました。

サプライズその1は  小倉 広さん株式会社 小倉広事務所 代表取締役)がこのパーティのために特別なケーキをご手配くださいました。

『幸せ親子になれる0歳からのアドラー流怒らない子育て』の表紙が描かれたケーキ。

サプライズその2は、原田綾子さんから贈られた勇気づけのメッセージ。
阿部洋子さん が代読されました。

その後、一人ひとりからスピーチ。

名残り惜しそうに会を終えました。

 

 その後、ヒューマン・ギルドに戻り片づけをし三宅さんご夫婦を送り出してから、5人の発起人でおしゃべり。

◎写真類は丸山郁美さん 、野口勢津子さん から借用しました。
また、私のフェイスブックにタグ付けされた記事をご参照ください。

 
夜は、西洋割烹 車屋 で19:00~カミさん、岩井美弥子の誕生祝い。

忙しい私に代わって息子(いわゆるタクロウ)が会場手配から支払いまですべて担当してくれ、義母を交えて4人で行いました。

ハートフルな、お腹も一杯になった1日でした。

<お目休めコーナー>4月の花(2)西洋割烹 車屋にて

 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

いよいよ今日から4月、ヒューマン・ギルドの新年度です。

3月は個人的に告別式が相次ぎ、打ちひしがれる気持ちになることがありましたが、傍ら実家の兄や甥たちが「さすが実家」と思われる動きを見せてくれて、私はあの家に生まれたことを誇りに思います。

思えば、私の栃木県鹿沼市の実家は、大人数の人が育ち、巣立ち、時に帰ってきて元気を取り戻す集いの場で、典型的な共同体です。

私は、新年度にあたりヒューマン・ギルドを学びの共同体である「心の実家」としてより鮮明に位置づけたいと思っています。

そのことを裏付けてくれたのは、昨晩(3月31日)の平本あきおさん株式会社チームフロー =4月1日から株式会社イノベイティア 代表取締役)との赤坂うまやでの懇談でした。



平本さんは、ご自身のフェイスブックでこのことについて書いていらっしゃいますので、ご覧ください。

平本さんがヒューマン・ギルドに足を運ぶようになったのは1987年、ヒューマン・ギルドが設立されてから3年目の、彼が大学生の頃からです。

その後、東京大学大学院で臨床心理学を専攻、修了後はみんなの後押しでシカゴのアドラー心理学大学院(現在のAdler University)に留学されました。

帰国後は、ヒューマン・ギルドに非常勤でコーチング室長として在籍していたこともあります。

この懇談には 台本 尊之さん もご同席。


(台本さんの写真を借用)

話は過去・現在・未来と広く、 深く展開されました。

平本さんとは、6月13日(火)の晩にジョイントで公開対談を行うことに合意しました。

これからがまた楽しみですね。

<お目休めコーナー>4月の花(1)赤坂うまやの花

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