○三の丸尚蔵館 第37回展『雅楽-伝統とその意匠美』
http://www.kunaicho.go.jp/11/d11-05-04.html
雅楽の装束、楽器、楽譜に加えて、絵画や工芸品などの関連資料を展示したもの。雅楽の装束の華やかさは実に独特である。時代も地域性も越えていて、見ているだけで心浮き立つようで楽しい。
使い込まれた楽器の美しさが目を引く。正倉院御物の琵琶などは、古代に何度か使われたことはあるのだろうが、その後は長い年月、美術品として仕舞い込まれてきたものだ。それに比べると、この展示会に出ている楽器は、撥面の装飾が見えなくなるまで使われた琵琶や、パーツを取り替えながらも伝承されてきた笙など、古代の楽人のおもかげが見え隠れする。
『春日権現験記絵』が見られるところもお値打ち。しかし、全体としては展示品が少なくて不満。衣装など、現代ものでもいいから、もうちょっと多く出してほしい。
http://www.kunaicho.go.jp/11/d11-05-04.html
雅楽の装束、楽器、楽譜に加えて、絵画や工芸品などの関連資料を展示したもの。雅楽の装束の華やかさは実に独特である。時代も地域性も越えていて、見ているだけで心浮き立つようで楽しい。
使い込まれた楽器の美しさが目を引く。正倉院御物の琵琶などは、古代に何度か使われたことはあるのだろうが、その後は長い年月、美術品として仕舞い込まれてきたものだ。それに比べると、この展示会に出ている楽器は、撥面の装飾が見えなくなるまで使われた琵琶や、パーツを取り替えながらも伝承されてきた笙など、古代の楽人のおもかげが見え隠れする。
『春日権現験記絵』が見られるところもお値打ち。しかし、全体としては展示品が少なくて不満。衣装など、現代ものでもいいから、もうちょっと多く出してほしい。