○天理ギャラリー 第126回展『新羅千年の都 慶州の古瓦』
http://www.sankokan.jp/exhibition/gallery/126.html
新羅の古都・慶州で出土した古瓦60点余りを展示したもの。中国や日本の古瓦にも、蓮華や宝相華を表したものがあるが、今回の展示品は「古拙」なものがなく、いずれも華麗・繊細な「美術品」の域に達している。比較資料として、高麗系の文字瓦も展示されているが、こちらは焼きも厚く、文字も武骨で、全く別の文化系統という感じがする。また、新羅の古瓦は、平瓦にまで、龍や鳳凰、天女や動物を描いたものが多く、めずらしいと思った。
展示には、古瓦が出土した場所の写真と説明が加えられている。写真はどれも晩秋に撮られたものらしく、刈入れの済んだ田地に立つ石塔は、奈良の山の辺の道あたりの風景(ただし10年前の)を思わせる。ああ、また慶州に行きたいなあ。
「慶州唯一の人面瓦が出土した霊廟寺址」という説明があって、2003年に慶州で見た「人面瓦」を懐かしく思い出した。もっとも、展示の中に、人面瓦の存在を匂わせるような類似品は何もなかったけれど。
http://www.sankokan.jp/exhibition/gallery/126.html
新羅の古都・慶州で出土した古瓦60点余りを展示したもの。中国や日本の古瓦にも、蓮華や宝相華を表したものがあるが、今回の展示品は「古拙」なものがなく、いずれも華麗・繊細な「美術品」の域に達している。比較資料として、高麗系の文字瓦も展示されているが、こちらは焼きも厚く、文字も武骨で、全く別の文化系統という感じがする。また、新羅の古瓦は、平瓦にまで、龍や鳳凰、天女や動物を描いたものが多く、めずらしいと思った。
展示には、古瓦が出土した場所の写真と説明が加えられている。写真はどれも晩秋に撮られたものらしく、刈入れの済んだ田地に立つ石塔は、奈良の山の辺の道あたりの風景(ただし10年前の)を思わせる。ああ、また慶州に行きたいなあ。
「慶州唯一の人面瓦が出土した霊廟寺址」という説明があって、2003年に慶州で見た「人面瓦」を懐かしく思い出した。もっとも、展示の中に、人面瓦の存在を匂わせるような類似品は何もなかったけれど。