○日本新聞博物館『共同通信60周年展-フラッシュは時代とともに』
http://www.pressnet.or.jp/newspark/
AP(アメリカ)、ロイター(イギリス)、タス(ロシア)など、各国には、その国を代表する国際通信社が設けられている。日本の共同通信社もそのひとつ。日本国内のニュースを世界に発信するとともに、国内の新聞、放送メディアと多数のノンメディアに対して、内外のニュースを提供している。
というのは、先だって、共同通信の前身である同盟通信の上海支社長をつとめた松本重治の回想録を読んで得た知識である。その「同盟」時代に触れた展示もあるかなあと期待していたのだが、あまり無かった。
おもしろかったのは、共同通信社の社内の写真で、ものすごく人が多い。いま、機械化・情報化の進展で、生産業やサービス業の現場からは、どんどん人が姿を消しているというのに、なんという人口密度か、と思って、皮肉でなく、呆れてしまった。
編集フロアにある、四方に昇り降りできる階段、というのも面白かった。急いでいると、エレベータでは待っていられないらしい。ニュースって、無色透明なラインを流れる”情報”のような気がしているけれど、実はこんなふうに、たくさんのヒトの手と足を介して運ばれてくるんだなあ。
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AP(アメリカ)、ロイター(イギリス)、タス(ロシア)など、各国には、その国を代表する国際通信社が設けられている。日本の共同通信社もそのひとつ。日本国内のニュースを世界に発信するとともに、国内の新聞、放送メディアと多数のノンメディアに対して、内外のニュースを提供している。
というのは、先だって、共同通信の前身である同盟通信の上海支社長をつとめた松本重治の回想録を読んで得た知識である。その「同盟」時代に触れた展示もあるかなあと期待していたのだが、あまり無かった。
おもしろかったのは、共同通信社の社内の写真で、ものすごく人が多い。いま、機械化・情報化の進展で、生産業やサービス業の現場からは、どんどん人が姿を消しているというのに、なんという人口密度か、と思って、皮肉でなく、呆れてしまった。
編集フロアにある、四方に昇り降りできる階段、というのも面白かった。急いでいると、エレベータでは待っていられないらしい。ニュースって、無色透明なラインを流れる”情報”のような気がしているけれど、実はこんなふうに、たくさんのヒトの手と足を介して運ばれてくるんだなあ。