■武夷山(九曲渓~大紅袍~水簾洞)~上海
九曲渓で筏下り。縦3席×2列の椅子を取り付けた竹製の筏に船頭が二人乗り込む。しかし、ここも観光客殺到で、筏に乗るまでが一騒動だった。むかしの、外国人は別料金・別扱いシステムが、ちょっと懐かしくなる。
大紅袍風景区。岩壁の間の細い渓谷に、さまざまな種類のお茶が栽培されている。きわめつけは伝説の銘茶「大紅袍」。岩壁の中途の、石垣で囲まれた一角に植わっているのが母木。挿し木で株分けしたものが、その周辺に育っている。大紅袍の木は、赤い花が咲くそうだ。
水簾洞に寄って、武夷山観光を終了。このあと、ヘイホワンの親戚が経営しているお茶の店に行き、武夷山のお茶を安く分けてもらう。試飲させてもらったが、やっぱり美味い。ただし、半分以上は「入れ方」の問題のような気がする。面倒がっては、駄目。
夕食。朱さんがいなくなってから、もっぱらシャオホワンが料理の注文を引き受けていたが、ここでまたひと悶着。〆めに注文した湯麺がなかなか来ない。何度かクレームして、ようやく運ばれてきたのは炒麺。「注文したのは湯(タン)だ!」と言って下げさせたら、炒麺にお湯を注いだ湯麺が出てきた。
本当ならレストランの対応に呆れるところだが、ここに至るまで、翌日の朝食券を渡し忘れたり、チェックアウトしたホテルに忘れ物をして車を引き返させたり、自分の分の筏下りチケットを入手しそこねたり、シャオホワンのダメダメ振りを数々見てきたので、なんとなく、またお前か…の空気。
夜の町を散策したり、ホテルのロビーで、ヘイホワンの後輩だという高校を卒業したばかりの男子と日本語で会話したりして、時間をつぶす。
21:30過ぎ、迎えの車が来て、武夷山空港に向かうことになったが、その車中で、ヘイホワンとシャオホワンが、また何かモメている。シャオホワンがあせって探しものをしている様子。大丈夫なのか、コイツ、と思っていたら、空港到着直前、「あった」と言っていたのは、ガイドの身分証らしい。彼に身分証がないと、私たちのチェックイン手続きもしてもらえないので、やれやれ、と思って見ていた。
ところが、ヘイホワンが帰り、私たちのチェックインが済んでも、なんとなくシャオホワンの様子がおかしい。一緒に荷物を預けないし。「大丈夫なの?」と聞くと「大丈夫、大丈夫」の一点張りで、「お茶でも飲みましょう」と、私たちを空港内のカフェに座らせたが、携帯でオープンチケットがどうこう…と、誰かに長い説明をしている。
そろそろ搭乗手続きの時間が近づいてくると「私のチケットは、皆さんと種類が違うので、まだ入れないんです。すみませんが、先に入っていてください」というので、三人だけでセキュリティゲートを通る。
やがてアナウンスがあって、22:50発の上海行きの便は遅れそうだ、ということを把握。まあ、あとは帰国するだけなので、のんびり構えていた。すると、空港係員の制服を着たおじさんが近づいてきて、慇懃な態度で「ちょっと来てほしい」と私たちを招く。着いていくと、セキュリティゲートの外側にシャオホワンが待っており、もはや観念した表情。三人でゲートを出ることは許されなかったので、代表の友人が一人だけ近寄って、話を聞く。要するに、上海行きのチケットが取れなかったということらしい。「すいません、ほんとにすいませんっ」と平身低頭しながら、トランクを開けて、烏龍茶餅干(クッキー)6箱を取り出して、お詫びのしるしに渡された。
上海・虹橋空港には、シャオホワンの会社(上海サツキトラベル)から迎えが来てくれたので実害はなし。しかし、そこで初めて航空会社のオーバーブッキングによる事故という説明を聞いたが、ほんとなのかね。仮に本当だとしても、夕食後に十分時間があったのだから、早めに空港に行っていたら回避できたトラブルではないか。危機管理意識、なさすぎ。
とにかく、もう深夜なので、最低限の洗濯だけして寝る。
(8/25記)
九曲渓で筏下り。縦3席×2列の椅子を取り付けた竹製の筏に船頭が二人乗り込む。しかし、ここも観光客殺到で、筏に乗るまでが一騒動だった。むかしの、外国人は別料金・別扱いシステムが、ちょっと懐かしくなる。
大紅袍風景区。岩壁の間の細い渓谷に、さまざまな種類のお茶が栽培されている。きわめつけは伝説の銘茶「大紅袍」。岩壁の中途の、石垣で囲まれた一角に植わっているのが母木。挿し木で株分けしたものが、その周辺に育っている。大紅袍の木は、赤い花が咲くそうだ。
水簾洞に寄って、武夷山観光を終了。このあと、ヘイホワンの親戚が経営しているお茶の店に行き、武夷山のお茶を安く分けてもらう。試飲させてもらったが、やっぱり美味い。ただし、半分以上は「入れ方」の問題のような気がする。面倒がっては、駄目。
夕食。朱さんがいなくなってから、もっぱらシャオホワンが料理の注文を引き受けていたが、ここでまたひと悶着。〆めに注文した湯麺がなかなか来ない。何度かクレームして、ようやく運ばれてきたのは炒麺。「注文したのは湯(タン)だ!」と言って下げさせたら、炒麺にお湯を注いだ湯麺が出てきた。
本当ならレストランの対応に呆れるところだが、ここに至るまで、翌日の朝食券を渡し忘れたり、チェックアウトしたホテルに忘れ物をして車を引き返させたり、自分の分の筏下りチケットを入手しそこねたり、シャオホワンのダメダメ振りを数々見てきたので、なんとなく、またお前か…の空気。
夜の町を散策したり、ホテルのロビーで、ヘイホワンの後輩だという高校を卒業したばかりの男子と日本語で会話したりして、時間をつぶす。
21:30過ぎ、迎えの車が来て、武夷山空港に向かうことになったが、その車中で、ヘイホワンとシャオホワンが、また何かモメている。シャオホワンがあせって探しものをしている様子。大丈夫なのか、コイツ、と思っていたら、空港到着直前、「あった」と言っていたのは、ガイドの身分証らしい。彼に身分証がないと、私たちのチェックイン手続きもしてもらえないので、やれやれ、と思って見ていた。
ところが、ヘイホワンが帰り、私たちのチェックインが済んでも、なんとなくシャオホワンの様子がおかしい。一緒に荷物を預けないし。「大丈夫なの?」と聞くと「大丈夫、大丈夫」の一点張りで、「お茶でも飲みましょう」と、私たちを空港内のカフェに座らせたが、携帯でオープンチケットがどうこう…と、誰かに長い説明をしている。
そろそろ搭乗手続きの時間が近づいてくると「私のチケットは、皆さんと種類が違うので、まだ入れないんです。すみませんが、先に入っていてください」というので、三人だけでセキュリティゲートを通る。
やがてアナウンスがあって、22:50発の上海行きの便は遅れそうだ、ということを把握。まあ、あとは帰国するだけなので、のんびり構えていた。すると、空港係員の制服を着たおじさんが近づいてきて、慇懃な態度で「ちょっと来てほしい」と私たちを招く。着いていくと、セキュリティゲートの外側にシャオホワンが待っており、もはや観念した表情。三人でゲートを出ることは許されなかったので、代表の友人が一人だけ近寄って、話を聞く。要するに、上海行きのチケットが取れなかったということらしい。「すいません、ほんとにすいませんっ」と平身低頭しながら、トランクを開けて、烏龍茶餅干(クッキー)6箱を取り出して、お詫びのしるしに渡された。
上海・虹橋空港には、シャオホワンの会社(上海サツキトラベル)から迎えが来てくれたので実害はなし。しかし、そこで初めて航空会社のオーバーブッキングによる事故という説明を聞いたが、ほんとなのかね。仮に本当だとしても、夕食後に十分時間があったのだから、早めに空港に行っていたら回避できたトラブルではないか。危機管理意識、なさすぎ。
とにかく、もう深夜なので、最低限の洗濯だけして寝る。
(8/25記)