昨年(2014年)はちょうど3月14日に大阪で仕事があったので、夜の10時頃から二月堂にのぼって、修二会を聴聞した。今年は久しぶりにお松明が見たいと思って、14-15日の週末に奈良に行く予定を早くから立てていた。
そうしたら13日(金)に茨城県に行く予定が入ってしまった。えい、仕方ない。札幌→羽田→つくばで仕事。夕方、東京駅経由、新幹線で京都に出て一泊。翌日、奈良に出た。最終日のお松明は18:30から。裏参道をまわって、仏餉屋(ぶっしょうのや、※鎌倉時代末期の建物で重要文化財)の前にポジションを決めたのは18:00少し前。まだ空は明るく、人混みにも隙間があったが、どんどん詰まってきた。回廊のお松明に照らされて黒々とそびえているのは良弁杉。

お松明が終わったあと、お堂にも参拝したが、今回は参籠はせず、宿に帰ることにした。

再び裏参道から帰ろうと思い、下ってくると、湯屋の扉が開いていて、大きな釜から盛大に白い湯気が上がっているのが見えた。人の姿がなかった。

戸口の外にはご飯。食堂作法のとき、紙に包んだご飯を投げて鳥獣に施す「生飯(さば)投げ」が有名だが、こうして残されたご飯も鹿が食べに来たりするらしい。よいものを見た。

次回は参籠して声明をゆっくり聴きたいなあ。あまり混まない前半にでも。
そうしたら13日(金)に茨城県に行く予定が入ってしまった。えい、仕方ない。札幌→羽田→つくばで仕事。夕方、東京駅経由、新幹線で京都に出て一泊。翌日、奈良に出た。最終日のお松明は18:30から。裏参道をまわって、仏餉屋(ぶっしょうのや、※鎌倉時代末期の建物で重要文化財)の前にポジションを決めたのは18:00少し前。まだ空は明るく、人混みにも隙間があったが、どんどん詰まってきた。回廊のお松明に照らされて黒々とそびえているのは良弁杉。

お松明が終わったあと、お堂にも参拝したが、今回は参籠はせず、宿に帰ることにした。

再び裏参道から帰ろうと思い、下ってくると、湯屋の扉が開いていて、大きな釜から盛大に白い湯気が上がっているのが見えた。人の姿がなかった。

戸口の外にはご飯。食堂作法のとき、紙に包んだご飯を投げて鳥獣に施す「生飯(さば)投げ」が有名だが、こうして残されたご飯も鹿が食べに来たりするらしい。よいものを見た。

次回は参籠して声明をゆっくり聴きたいなあ。あまり混まない前半にでも。