麓の梅林とミカン畑の風情、カヤトの山頂から俯瞰する相模湾の真鶴半島や伊豆大島、初島、箱根連山の大展望が素晴らしい。
幕山(まくやま:標高 626m)は約65~35万年前に活動が始まった箱根 火山の一部でありますが、位置としては湯河原の裏山と言った感じが強い。
東海道 本線の湯河原駅に7時到着。
今の日の出 時間は6時50分位で、朝日を受けながら幕山登山口である幕山公園に向かい、8時05分到着。
山麓に広がる湯河原梅林は約四千本の紅白の梅が植栽されており、開花時期には 「梅の宴」が開催されます。
幕山という名前は、南麓斜面に露出した岩壁が遠くから眺めると、まるで舞台の「幕」の様に見えることから付けられたと云われています。
岩壁を近くで観察すると、縦向きのモザイクの様な亀裂が見られますが、これは地表に噴出したマグマが冷える際に収縮し、規則的な割れ目ができる「柱状節理」と言われています。
柱状節理の多くは六角形の断面ですが、幕山の場合は四角形のものが多く、本小松石溶岩に似た「デイサイト」という火山岩でできた灰色の部分と、石英を多く含む流紋岩でできた白色の部分の縞模様となっており、2種類のマグマが混ざって出来たといわれています。
梅園内を散策した後、幕山への登山開始8時半。
幕山へは階段状の登山道を東方向に山腹を巻くように登って行くが、登り始め梅林内を北へ岩壁のゲレンデ方向に進んでしまい、 GPS で確認後進路修正、一寸 タイムロス。
梅園内の登山路では、色々な花々が迎えてくれた。
スイセン。
早咲きの 紅梅 。
遠くからでも目立ったカラスウリ。
ツバキ。
ほんのり香り のした白梅。
南斜面の陽だまりハイクである。
東屋通過、9時10分。
東屋を通過してから、眩しい相模湾が見えて来た。 9時17分通過。
真鶴市街と真鶴半島。
右に目をやれば初島と伊豆半島。 伊豆大島や利(と)島も見える。 9時24分通過。
急坂が連続するジグザグの道も、少し穏やかになった気がした。
山頂近しの案内板。
9時 43分、広いカヤトの幕山山頂に到着した。
山頂から見下ろした真鶴半島。 遠く房総半島の先端も見えた。
海沿いの山であるが、風も無く暖かだった。
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