宿の部屋から波のやさしい日本海が雄大に広がっていました。 朝気分が良いことは最高です。
宿を 8時10分に出発。歩いても直ぐの輪島朝市に、次の行程を考慮して車で移動。 8時15分到着。
朝市通りをブラブラ、約 1時間散策。 農民と漁民の物々交換から始まり、一千年以上の歴史ある朝市。 色々な物が並んでいました。
野菜などは周辺農家のおばちゃんが、生きのいい魚介や海藻などは漁師町の女衆が売っています。 輪島の女性達は働き者で、朝市では売るのも買うのも主役は女性、「亭主の一人や二人養うのが女の甲斐性」といわれるほどだそうです。
私には分かりませんでしたが 、同行の奥様方は「お魚が安い」と皆さんが話されていました。9時10分出発。
次は今回の旅の目的である能登雪割草を見に向かいました。 娑婆捨峠駐車場到着、9時 50分。
日本有数の雪割草群生地といわれる『のと猿山雪割草のみち』を娑婆捨峠から深見まで、南北に伸びる約 4Kmの自然遊歩道を歩いて来ました。
雪割草と一口に言っても、同じ名前で異なる種類があるとのことです。 一つは高山に生えて雪解け直後に開花する「サクラソウ科」で、もう一つは比較的低山や丘陵の落葉樹の下で3~4月に開花する「キンポウゲ科」のもの。
「キンポウゲ科」は更に、葉の先端が鋭いミスミソウ(三角草)と、丸っこいスハマソウ(州浜草)とに大別され、更にその中間型も見られるというからややこしい花のようです。 一見花のように見えるのは、実はガク片で、これが普通 6~8枚あるようです。 白や薄紅、紫のほか、黄やボカシなど花色・花形は変化に富むとのことです。 猿山一帯の雪割草はオオスミソウに分類され、その群生は日本一と言われています。
10時 25分、第九管区七尾海上保安部の管理される猿山岬灯台に到着。
運良く今日3月26日(日)1日のみ一般開放ということで、普段なかなか見られない灯台の中を見学させて頂きました。 各所で待機する海上保安部の職員の方が色々と説明をして下さいました。
8秒ごとにピカッと1回光り、光の届く距離は 20海里(約 37km)とのことです。 10時45分出発。
灯台を過ぎて間もなく、雪割草の群生地に足を踏み入れたようで、段々皆さん興奮気味。
狭い散策路にしゃがみ込み、写真撮影に夢中でした。
北から南に向かって歩き、
下山口に近い深見地区の尾根上には、これまた雪割草の色違いや大きな株となったものが沢山見られ、
皆さん大満足のハイキングでした。
車の待つ深見地区に14時 50分、全員無事下山。
休憩と荷物の整理後、13時 10分出発。 總持寺祖院へ向かいました。
總持寺祖院着、13時20分。
曹洞宗大本山祖院。 1321年に開創され、1898年の大火で本山は横浜の鶴見に移り、こちらの總持寺は祖院となったとのことです。
丁度、總持寺の門前で「そばの市」が開催され特設ステージでは歌謡ショーで、とても賑やかでした。
昨日、宿のテレビで總持寺の山門修理のため山門全体を移動させるというのを見て、今日その現場を見て来ました。 14時出発。
西能登の国道 249号線を南下しながら志賀(しか)町の伝説に残る断崖入り江「義経の舟 隠し」を見学したり、
松本清張の名作「ゼロの焦点」の舞台地となった「ヤセの断崖」も見学しました。
また、1989年ギネスブックに掲載された世界一長いベンチ(460.9m)にも寄ってきました。
海岸でピンクのサクラ貝を探しながら、さざ波の唄を聞く。 歌手「二葉百合子」さんの歌われた『岩壁の母』の歌碑がありました。
お国のために大事な息子さんを戦地に送り、この岩壁で息子の帰りを待つ「端野いせ」様がおられたとのことです。 15時半、出発。
無料の能越自動車道に乗り、一路金沢駅を目指しました。金沢駅到着、16時 45分。 お疲れ様でした。 北陸新幹線、金沢発 17時 40分。東京着、20時 20分。
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