午後8時、電車乗りも終了!ホテルに入った。
松阪から名松線を乗りつぶす。さすが、鉄道ファンならではのマニアックな路線の走破。実に何もない。見ごとに何もない。山間をゆっくりと気動車・キハ11が駆け抜ける。終着の伊勢奥津駅も何もない、誰もいない。鉄道ファンが書き残したノートが40巻以上、無造作に待合室に置かれている。
驚いたのは帰りの家城駅から乗ってきた高校生。県立白山高校があって、1両編成の車内が高校生で溢れる。僅か日に8本の路線だが、大事な通学手段になっているんだ。これが生き残った理由なのだろうか…。
岩手の岩泉線、栃木の烏山線に並ぶ、超ローカルの盲腸3大路線と私は位置付けている。そのほかにも、越美北線や牟岐線、日南線も、市があったり、営業キロが長いものの、そう言えるマニアックな行き止まりの路線である。
松阪に戻り、参宮線を乗りつぶし、伊勢市に宿泊。鳥羽まで行く頃には、日も暮れ、景色は堪能できない。帰りは、時間節約のため、並走する近鉄を使った。さすがに疲れた。
明日は伊勢参り?おみやげに赤福?いやいや…、来る時に使った伊勢鉄道、亀山経由でしっかりとJR線をつぶして岐路に着く。名古屋まで出たら新幹線。夕方から、暴れん坊将軍のセットした会合に出なければならない。土日なく、仕事、仕事…。