「種や族は何でもいいんだ。俺は、俺が守ると決めた連中を最後まで守れるならば、何になってもいいみたいだ」オーガのゴーランは、実は元人間の転生者。力任せで脳キンな同族の中にあっては、戦闘技術はあるし知恵も回る方だ。
戦争に駆り出され、正面突撃しか能の無い指揮官のもとで仲間が次々に死んでいく状況ではなんとかしなくちゃと思う。そして、闘争に明け暮れる魔族の中で何とかしようと思ったら、腕力勝負。戦いを挑んで勝つしかないのだ。
かくしてゴーランの下克上が始まった……。
転生したらオーガだった件。
人間として学んだ武術やちょっとばかし考えられる頭で頭角を現していくけれど、しっかりモンスター暮らしに染まってます。いろいろ考えた結論が「とりあえずケンカ売る」とかになっちゃうわけですよ。ここ大事。
【魔界本紀１～下克上のゴーラン】【茂木鈴】【ｌａｃｋ】【レジェンドノベルス】
