
それゆえに生活魔術は「あってもなくても特に困らない」と軽んじられ、エムロード王立魔術学院の次年度予算はいきなり5カッドにまで減らされてしまう。これでは1人の昼食代に足りるかも怪しい。
これに怒った生活魔術科の魔術師達は、これまでサービスの一環として行ってきた食堂を休業、荷物預かりや掃除洗濯などサービスのすべてを停止すると、モンスターが跋扈するダンジョンへと向かった。
手っ取り早く資金を稼ぐためである……。
生活魔術が日常生活を根本から支えていただけでなく、その気になったら戦闘魔術師より強いんだぞという、さんざん馬鹿にされていた生活魔術師たちの逆襲劇。
もともとが短編なだけあって、早いペースでさくさく進み、1巻完結としてもちゃんと楽しく読めるし、続いたら続いたでOKという物語。
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