昔、「オール読物」とか「小説新潮」とかを読んでいたときは時々見かけたけれど、最近はとんとご無沙汰だった水商売・風俗の世界を舞台にした作品は、「小説家になろう」とかを読んでいると見かけるようになりました。ウェブ小説では数は多くありませんが、こういう作品も気分転換に良いのです。というか、本質的にはファンタジー等での王道パターンと変わりはありません。
『立身出世物語。俺は風俗店(ここ)で今日も頑張っています。』 もふもふもん
仕事を辞めて自宅でゴロゴロしていた主人公の目に留まった「総合レジャー施設の経営と運営」の求人広告。交通の便が良くて給料も悪くないと応募してみれば、あれよあれよという間にファッションヘルスのマネージャーになっていた……。
名古屋を舞台にした風俗シリーズの第一弾。ヘルスからキャバクラと仕事を任されていくうちに、主人公の意外な才能が発揮され、周囲の評価がぐんぐん上がって大きな仕事を任されるようになっていくというビジネスものの王道。テーマがテーマだけれどR18ではありません。自分ではあたりまえのことと思っていて、前職では全然活かせていなかったけれど、はまるところにはまれば誰もが驚く異能になる……というのは、異世界追放ものとかVtuberものとかに限らないのです。
『Kitchenより愛を込めて~ホストクラブ体験記~』 もふもふもん
パティシエ仕事の経験もある元バーテンダーが、昔お世話になった先輩からの頼み事で、少しの間だけホストクラブの厨房に入る事になった。表の仕事はせず、ただ裏で厨房仕事だけしていればいいという主人公に反発を覚えるホストもいたが、その生み出すフルーツ盛り合わせやオツマミ、賄いに、いつしかホストも客も引き込まれていた……。
名古屋を舞台にした風俗シリーズの第三弾。『異世界居酒屋「のぶ」』とか『異世界食堂』とか、元の世界では当たり前の料理が異なる世界では食べる者に驚きと感動を与え、それによってドラマが生まれる……パターンの現代社会版です。イースター島で寿司屋を開くとか、ニューヨークにラーメン屋を出店するとかと同じですね。食のギャップにドラマが生まれるのは、別に異世界に限定しなくても良いのです。
『人生で一番時給が高かったバイトの話』 とみながけい
まだ最低賃金が400円台だった1980年代。バイト先が倒産して生活費にも困っていた専門学校生が見つけたのは、新宿歌舞伎町の喫茶店で時給1800円という破格のバイト。ウェイターがやれる体格の良い者ということで応募してみれば即採用!
しかし、そこはヤクザが経営するゲーム屋だった。100万200万と動く金。金払いはいいけれど、気を抜くと客に殴りかかられたり包丁で切りつけられることも茶飯事。しかし、そんな世界に主人公はいつしか惹かれていく……。
上の2作があくまで合法にビジネスをしようというところから来るビジネス小説、苦労譚、立身出世譚だったのに対し、こちらは完全に龍が如くなヤクザな世界。政治家や芸能人から密売人やヤク中まで入り乱れる中で、平凡な専門学校生が「やるときはケンカではなく殺す気で先手必勝」と腹をくくる物語です。
『立身出世物語。俺は風俗店(ここ)で今日も頑張っています。』 もふもふもん
仕事を辞めて自宅でゴロゴロしていた主人公の目に留まった「総合レジャー施設の経営と運営」の求人広告。交通の便が良くて給料も悪くないと応募してみれば、あれよあれよという間にファッションヘルスのマネージャーになっていた……。
名古屋を舞台にした風俗シリーズの第一弾。ヘルスからキャバクラと仕事を任されていくうちに、主人公の意外な才能が発揮され、周囲の評価がぐんぐん上がって大きな仕事を任されるようになっていくというビジネスものの王道。テーマがテーマだけれどR18ではありません。自分ではあたりまえのことと思っていて、前職では全然活かせていなかったけれど、はまるところにはまれば誰もが驚く異能になる……というのは、異世界追放ものとかVtuberものとかに限らないのです。
『Kitchenより愛を込めて~ホストクラブ体験記~』 もふもふもん
パティシエ仕事の経験もある元バーテンダーが、昔お世話になった先輩からの頼み事で、少しの間だけホストクラブの厨房に入る事になった。表の仕事はせず、ただ裏で厨房仕事だけしていればいいという主人公に反発を覚えるホストもいたが、その生み出すフルーツ盛り合わせやオツマミ、賄いに、いつしかホストも客も引き込まれていた……。
名古屋を舞台にした風俗シリーズの第三弾。『異世界居酒屋「のぶ」』とか『異世界食堂』とか、元の世界では当たり前の料理が異なる世界では食べる者に驚きと感動を与え、それによってドラマが生まれる……パターンの現代社会版です。イースター島で寿司屋を開くとか、ニューヨークにラーメン屋を出店するとかと同じですね。食のギャップにドラマが生まれるのは、別に異世界に限定しなくても良いのです。
『人生で一番時給が高かったバイトの話』 とみながけい
まだ最低賃金が400円台だった1980年代。バイト先が倒産して生活費にも困っていた専門学校生が見つけたのは、新宿歌舞伎町の喫茶店で時給1800円という破格のバイト。ウェイターがやれる体格の良い者ということで応募してみれば即採用!
しかし、そこはヤクザが経営するゲーム屋だった。100万200万と動く金。金払いはいいけれど、気を抜くと客に殴りかかられたり包丁で切りつけられることも茶飯事。しかし、そんな世界に主人公はいつしか惹かれていく……。
上の2作があくまで合法にビジネスをしようというところから来るビジネス小説、苦労譚、立身出世譚だったのに対し、こちらは完全に龍が如くなヤクザな世界。政治家や芸能人から密売人やヤク中まで入り乱れる中で、平凡な専門学校生が「やるときはケンカではなく殺す気で先手必勝」と腹をくくる物語です。
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