料亭稲穂の角館物語

安全無添加食材の角館懐石「料亭稲穂」

角館 石黒家さんで「寒いけどあったかい」囲炉裏に招かれました!!

2014-01-31 15:25:11 | 角館の四季

   

角館の「料亭稲穂」

今日のお天気は 一日中吹雪き
最高気温は 2度 最低気温は -3度
でも絶対 -3度よりも低く感じます。
とにかく 冷たい風が一日中吹いている一日です

角館の雛めぐりもあちらこちらで飾り始めて

武家屋敷通り「石黒家」さんの「古今雛」の写真を撮りに行きました。

まずは立派なお雛様の写真をご覧ください。


神棚とのバランスがいいでしょう!!
博物館などへ飾ると
「神棚」はございません。普段お住まいのお宅だからこその
この「神棚」の前に鎮座している「古今雛」です。


「今年も見に来たんしよ!!めへでたんへ」と声を掛けたくなります。


そして門の前

   

今年は少し雪が少なく 今のところは楽な冬を過ごしております


でも冬の本番はこれからです。

どんな 2月になるのか今からドキドキです。

ここ数年続いた大雪も今年位は少し休みたいものです。


この武家屋敷通りの中の「石黒家」さん
中での案内はとても楽しく
この時期は特にお雛様のご案内もして下さいます。


そんな中で 冬ならではのサービスに気が付いたのです。

奥の昔住んでいた場所に
大きな囲炉裏があります。

   

そこには寒い間 常に炭をおこし 室内を暖めていて下さいます。

「ここで暖まって行ってください」とご案内をして下さいます。
この囲炉裏の台が 女性の膝がしっかり入る高さで

そこの 台の側面には 丸く切り取った穴が開いており
囲炉裏の周りに座った方々の 膝をとてもよく暖めて下さいます。

      

そして奥様との会話が弾んでいましたら
こんな楽しい話も教えて下さいました。

囲炉裏の アクの淵は毎日家主が細い溝を掘り
四角の形に溝を火箸で掘るんだよ!とのことです。
どうしてかと言うと「その溝から貧乏神が入り込まないように」との事です。

      

そして毎晩炭を取り除き
灰をキレイにする「灰ならし」地方によっては「あくならし」とも言う
道具と 火箸で 漢字の「水」と言う字を作り
火事にならないようにこのようにして一日が終わるそうです

   


私が子供の頃 囲炉裏の上に網を置き
魚を焼いたりするのがおじいちゃんの仕事でした。

こんなきれいな囲炉裏ではなかったのですが
この囲炉裏を見ていると 子供のころに戻り
なぜか「寒いけれどあったかい」の「なまはげのポスター」を
思いだしました。

    

便利すぎる世の中で このように生活に密着している「囲炉裏」

忘れていてもその場に行くと昔の事を思い出す。
そんな「あったかい物」が囲炉裏に招かれたことで思いだされました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする