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民主党新政権へ始動

2009-09-01 10:05:51 | Weblog
圧倒的勝利で政権交代する民主党は一夜明けて早くも新政権に向けて動き始めました。
民主党の大きな目的の一つが「脱官僚政治」です。
そのため民主党は、首相の直轄機関として「国家戦略局」を設置します。
是は全ての閣僚の上に立ち、全てを統括する機関でその成否が民主党内閣の浮沈に
関わります。
それと行政刷新会議で行革等を推進します。
しかしこれらは未だ検討段階でその全貌はまだ見えません。
既に各省庁の事務次官会議の廃止や、100名の議員が各省庁に張り付いて、業務を監視・指導、点検する様にする事を発表しています。
是は大変画期的政策で、もし是が思い通り動いたなら、役人天国と言われた日本 大きく変革出来るでしょう。
ただ今の民主党に海千山千の頭の良いツワモノの官僚をコントロール出来る人材が
果たして何人居るかです。
今回大量初当選したシロウトの若い女性議員のうち何人がその任に当たる事が出来
ましょうや?
何年か前に、当時の小沢民主党代表が我が党には人材不足でまだ力量不足だと口走った事があったが、この何年かで急激に好転したとはとても思えません。
何か考えるとゾォートします。大丈夫なのか?
それでも民主党は党人事や、閣僚候補が話題になり動き始めたらしい。
また自民公明が練り上げた2010年予算の概算要求期限が8月31日になっていました。
これが早速民主党菅代表代行の一声で全面見直しの方針に変更になりました。
これまでは官僚が必要な予算を積み上げて各省庁の概算要求を作成し、政府が
最終的に閣議決定し決められていました。
是に対し民主党は、「国家戦略局」で各省庁の必要な処に必要な額を定めて作成
する方式をとると言う。
当然自民公明のもと、官僚が作り上げた2010年予算の概算要求は、全面否定でしょう。
ただ2010年予算は今年末までに作成しなくてはなりません。
残された日数で民主党の思い通りの予算案が出来るか、それは極めて厳しいのではないでしょうか?
高速道路全面無料化、こども手当支給、農家戸別所得支援。ガソリン暫定税率廃止
失業者支援。ムダな公共事業の廃止等々・・
民主党マニフェストには国民が望んで居るバラ色の政策が掲げられています。
ただこの実行に伴う負の部分リスクについては説明がなされていません。
その点が大変不安事項であります。
政策は一方にとって有利であれば、他方にとっては不利なもので、全てに公平と言う事は理想にすぎません。
ただこの4年間自民党に騙され、今度は民主党に騙される事のない様に願いたい
ものです。