日々好日

さて今日のニュースは

待機児童

2009-09-08 11:12:28 | Weblog
世の中不況で、暮らしにくくなり、若いお母さんも共働きしないと生活出来なくなって来ました。
処が我が子を預かって呉れる保育所等は何処も満員で入所出来ない待機児童が増えて来ました。
待機児童については、今年4月厚労省調査によると、前年比で、5834名増。 
割合で29・8%の増。現在2万5384名もの幼児が待機児童だと判明した。
少子化対策の一環として保育所の充実が叫ばれてきましたが、仲々難しい問題が
あって思うようにはいかない様です。
昨年比でたった認可保育園は16ヶ所の増加しか有りませんでした。
定員も1万1192人増やしたが、地方との格差で3大都市や政令市等に待機児童
が集中し、地方は比較的余裕が見られると言う。
現在213万2081名の定員に対し利用児童数は204万974名と帳簿の上では整備されて居るかに見えます。
待機児童は東京都7939名。神奈川3245名。沖縄1888名等軒並み大都市に集中して居ます。
一方富山。山梨。鳥取。香川。佐賀。宮崎等9県は待機児童ゼロです。
又同じ県でも地域差があって、待機児童にデコボコがあると言う。
田舎では働きたくても職がなく、或いは無理して高齢者に育児を押しつけて   働きに出て居る実態もあるので一概に待機児童が少なくて結構とは行かない。
民主党は国民総参加で子育てに応分の負担を要求して居ます。
趣旨は判るが、いざ扶養控除や配偶者控除を廃止して子育て手当2万6千円給付
に協力せよと言われても仲々即答は難しいのではないでしょうか。
自民党も是まで、地方分権で全国一律の「義務ずけ」の規制緩和に努めて来たが
既得特権を守る官僚の壁に阻まれ前に進めません。
例えば全国一律幼児一人当たりの面積は1・98平方メート以上なければ保育園を
認可しないと言う「義務ずけ」各県の実情に合わせて出来る様に改正したいと言っても難し問題があってソウあっさり改正出来ないようです。
また麻生内閣時代に厚労省所管の保育園と文科省所管の幼稚園の合併について言及
しただけで、上を下への大騒動になった経緯があります。
今は廃校になった学校を利用して保育園に活用する動きがアチコチで起きて居るが
是がまた大変な手続きと、色々な障害があってスッキリ実現とは行かないらしい。
この点民主党は脱官僚政治を掲げ「タテ割政治の打破」を目指しているので、今後の成果を期待したと思います。
この待機児童の問題は先般も書いた「育児切り」の問題も絡んできます。
法律で保障された育児休業や介護休業を請求した社員を解雇する企業を取り締まる
改正育児・介護休業法の強化も安心して育児出来るシステムがあれば用無しになります。
是非少子化対策として、又産業活性化のためにも、保育園の充実は必要条件だと
思います。

温室ガス25%削減

2009-09-08 08:42:38 | Weblog
民主党のマニフエストの目玉の一つに温室ガス25%削減の項目があり、日本の 
産業界等から異議が出て居ました。
鳩山民主党代表は先般都内で開かれた、地球温暖化対策シンポジウムで2020年
までの中期目標の温室ガス削減は1990年比で25%削減を目指すと表明しました。
これに対し「オイオイ大丈夫か?」と危ぶむ声。「よくぞ言った」と賛同の声。
「無理無理」と全く無視する声等、賛否両論が噴出しました。
ご存じの様に洞爺湖サミットでは2050年までに温室ガスを50%削減する事に
世界が合意しました。
それまで各国は中期目標を算定し、努力する事を申し合わせました。
日本は麻生首相が2005年比で15%1990年比で8%削減を発表したが、世界
の後進国等からの評判は悪く、冷笑を浴びてしまいました。
EUが2005年比で13~14%削減を打ち出した中の発表ですから無理からぬ
事です。
日本の実情は年間1・9%の削減が精一杯で10年間20%削減が限界ではと言われていますが、
それを25%削減とは思い切った発言です。
よもやその頃まで民主党が政権維持する事無かろうと無責任なハッタリを咬ませた
訳ではないと信じたいです。
2050年の日本の温暖ガスの排出量は13・6億トンと推定されその25%削減
は相当厳しいノルマーと言われます。
25%削減が実施されるとまず給与カット、それからリストラが進み、生活は困難
なものになり発電等産業界はコスト高で高熱費等高騰し家計を益々圧迫します。
試算によると今より36万円近くの出費増が予想されると言う。
とんでもない生活費の増が追い被さってくる可能性があると予想されます。
それでも、明日のため我慢できるか?それは無理な話です。
後進国が勝手放題に温暖化ガスをまき散らして居るのに何故日本だけが其処まで
我慢せねばならないのか?恐らく国民の協力は難しいのではないか?
それに民主党は、高速道路の全面無料化やガソリン税暫定税率廃止もマニフエスト
に唱っています。
これによるCO2排出ガスは980万トン増加するとの試算もあります。
ケチをつけて貶す様で心苦しいが、民主党のマニフエストはどれも実現不可能な 
理想論が余りにも多すぎる嫌いが有る様に思えてなりません。
兎に角国民に無理を強いる様な政策は絶対反対です。
温室ガス25%は削減はもっと国民にあった削減方法をとって欲しい。
ちなみに世界の温暖化を防止するには2050年までに80~90%の削減が必要
で、そのためには、毎年世界で3・9%の温室ガス削減をして2089年にやっと
達成出来ると言うシュミレーションがあると言う。
しかし、地球温暖化は地球のサイクルの一つでもあるので、全てを人類
のせいにするのはどうかと言う異論も有ります。