日々好日

さて今日のニュースは

鳩山首相の国際デビュー

2009-09-26 08:49:49 | Weblog
ここ2~3日私事ながら身内の不幸でゴタゴタして居たが鳩山首相は、国連初デビューや、
オバマ米国大統領・中国・ロシア・韓国元首との初会談等を無難に済ました様だ。
国連総会演説では得意の英語を活かし地球温暖化や核軍縮不拡散等で利害の対立
する各国の「架け橋」の役割を担う事を宣言し、アフガン支援等国際公約を連発した格好です。

「核軍縮・不拡散をテーマーにした首脳級特別会合」「G20金融サミット」や「気候変動サミット」
等でも日本の立場をアッピールし可成り点数を稼いだのではないかとの報道がなされて居る様です。
解散前の国際会合では、各国首脳に面会・会談を申し込んでも色よい返事が貰えなかった
麻生元首相とは雲泥の差で、この様に待遇が違うものかと感心します。
懸案のオバマ大統領との初会合は日米同盟強化し共に地球温暖化やアフガン支援・
北朝鮮核問題インド様給油問題等日米間懸案問題に対処する事を確認、どうやら
日米間の信頼を取り付ける事に成功した様です。
しかし米軍再編に伴う沖縄基地問題や給油活動に代わる支援策等、突っ込んだ問題
は未だ未解決で是からの交渉に繰り越された。
ロシア中国等首脳との会談も一応顔見せ程度で、逆に釘を刺された処もあって必ずしも
良好とは言い難い様です。
何と言っても「気候変動サミット」で思い切った温室ガス25%削減を打ち出した
事は少なからず世界に衝撃を与えた事は間違いありません。
がこれは国民の承認済みの事項でなく、あくまで民主党の希望値としか理解されてないので、
今後産業界や国民の賛同をどう取り付けるか?
国際的に公表してしまっては、「出来ませんでした」では済まされません。
きっちりと「オトシマエ」をつける覚悟が必要です。
今や中国や新興国抜きでは世界の経済や政治が動かない様になって来て居ます。
どうやら世界は是までの「G8サミット」に見切りをつけて「G20サミット」 体制に移行する状況です。
また今回の数々の会合の大きなテーマーである「核なき世界」の実現に向けての
各国の協力を、米国が呼び掛け安保理決議を採択しました。
自分処は保持して他国に核廃絶を呼びかけは何か虫が良すぎるきらいがする・・
日本は核兵器開発の潜在的能力があるにも関われず核軍拡を断ち切る道を選んで
「非核三原則」堅持を明言した。
何時でも日本は核を持てるのだとの事を臭わせた事は、少し問題が残る気もします
しかし、鳩山首相の国際初デビューはまあまあの出来で、各国も模様見の様子。
華々しくうちあげた「東アジア共同体」構想は余り反響はなかった様です。
鳩山首相はこれからが大変です。
閣内外で可成りの不協和音が出だしギクシャクが報道されています。
亀井金融相周辺や前原国交相と地方団体との公共事業関係等可成り緊迫した状況
の様です。
この状態で召集される臨時特別国会は可成りの紛糾が予想されます。
ただし野党の自民党がしっかり役目を果たせばの事ですが・・・