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新型インフルエンザワクチン優先接種順位案

2009-09-05 09:27:45 | Weblog
沈静化するかに見えた新型インフルエンザが、新学期開始後罹患者が急増して来ました。
関係者予測では、来年3月末までには罹患者数は3200万人とも、5300万人とも予測されて居ます。
日本の人口の2~4人に一人の罹患率です。
その内重患者で入院者数は1300万人とも2500万人とも言われ死者の数は 
17~64万人とも途方もない予測が流れて居ます。
近年日本で猛威を振るったアジア風邪では300万人の罹患者5700人の死亡者
と比べると桁違いの数字です。
比較的弱毒性のウイルスと言われる新型インフルエンザに少し過剰反応
ではないかと言われますが、現在全国的流行の基準にされる定点医療機関の発生割合は24人と言う
異常な発生事例が87機関で発生して居る処から推定すると無理からぬ処です。
しかし今の処死者は10名位でそれも持病の高齢者が多い傾向にある様です。
処で厚労省が発表した優先接種順位案は、最優先は100万人の医療従事者とする。
次ぎに約1000万人の妊婦と持病のある人達。
それから1歳から就学前の幼児約600万人。
最後に1歳未満の乳児の母親約200万人です。
これらに対し国内メーカーのワクチンを優先的に使用します。
国内4社の製造可能なワクチンは1800~3000万人分と言われて居ます。
後は輸入に頼る他はありません。
国内外で6000万人分のワクチンを調達予定です。
これまで海外の新薬には厳しい「治験」が科せられ仲々承認が難しかったが、
今回は薬事法の「特例承認」を適用し国内の小規模臨床試験を行い、もし接種後問題が
生じた場合は使用中止としました。
緊急の場合なので、国民がモツモット代わりになると言う事の様です。
これらは接種が望ましい1400万人の小中高生や持病のない2100万人の高齢
者に原則輸入ワクチンが接種されます。
又ワクチン接種は2万円も掛かると言われて居ますので、低所得者の接種費用は、
國が負担する事を検討するとの事です。
なお海外からワクチン輸入は複数の海外メーカーと交渉中との事だが、カネによる
買い漁りの非難を受け兼ねないので、慎重な対応が望まれます。
国内メーカー品は10月頃から海外メーカー品は12月末ごろからの接種が予定されています。
念のため申しますとワクチンは予防薬であって治療薬では有りません。
特効薬としては飲み薬の「タミフル」吸収剤の「リレンザ」があります。
尚厚労省は国民の意見を「パブリックコメント」として募り9月中には最終決定
をしたいとの事です。
どうせ「実施ありき」先行で言い訳的「パブリックコメント」になる事は判りきって居ますが・・・