日々好日

さて今日のニュースは

欧州金融不安で円高株安日本を襲う

2011-07-13 22:16:00 | Weblog
円高になれば株高なるのが世界の常識です。

が何故か日本では円高は株安を誘発します。

今回はやっと沈静化したかに見えた欧州の、ギリシャの財政危機が再燃して
イタリアやスペインに波及する懸念がが出て来てユーロ圏財務相会合が開かれ
更に資金援助等協議しました。

是を受け市場は大きくユーロ安を記録し一時ロンドン市場では110円を割り
ユーロに対する円高となり109円55銭となりました。

これは同時にドルに対する円高となって一時は1ドル79円15銭と言う高値を
久し振り更新しました。

これでやっと1万台に回復して居た東京市場の株が割り込んで、一時は前日比で
161円72銭も安値となり、9907円81銭を記録しました。

何で遠い欧州の財政不安が日本の円高となって更に株安となるのか不条理な事
の様に思えてなりません。

それだけ円には投機的要素が多いと言う事で是は日本人として喜ぶべき事か
悲しむべき事か?

東日本大震災で青息吐息の日本は、更に試練を課せられた様ですね。

原発事業を国有化に?

2011-07-13 07:38:14 | Weblog
全く菅総理は何を言い出すのか判らない不思議な人です。

今回は衆院東日本大震災復興特別委員会で、福島原発事故を受けて事故のリスクの
大きさを考えると民間企業がやるのは疑問だ。

既存の民間電力会社から原発事業を切り離し国有化を含めた議論を検討する事を
明らかにしました。

原子力活用の現在のエネルギィー基本計画の抜本的見直しで其れは其れとして大変
結構な考え方だと思います。

ただ此までの経過を考えると原発事業は国策として各電力会社に強制してきました。

各電力会社に力のある官僚を天下りさせて、原発の安全性と経済性を理由に、各自治体に
甘い補助金を言う餌を撒きながら現在の様に54基の原子炉を次々と増設して来た。

将来は日本の電力の大半を100基の原子炉で賄う計画でした。

勿論これは前の政権自民党が敷いた未来設計図です。

処が今回未曾有の大震災で悲惨な原発事故が起き脆くもこの計画は崩れさりました。

現在発電事業に限らず次世代のエネルギィー問題は人類に課せられた重要な課題となって居る。

是までの化石燃料では、地球資源に限りがある事。又燃焼する事でCO2が出て環境汚染が激しく
なった事。発電事業ではダム工事等で環境破壊が進んだ事。

其れで次世代のエネルギーは太陽熱、風力等が期待され、石油に替わるバイオ燃料や、てっとり
早い核分裂利用した核燃料が利用されて来ました。

それで一番安く大量に発電能力がある原発を各国はこぞって設置しました。

処が恐れられていた大量殺人が可能な原発事故が起きてしまいました。

ロシアのチエノブイリや米国のスルーマイル島原発事故そして今回の日本の福島原発事故です。

今回の福島原発事故は地震等で起きる原発事故に警鐘を鳴らし世界中脱原発に流れが変わって
きました。

そんな中で世界中から問われるのは、今後の日本の原発対策でありエネルギィー対策です。

既にロシアやフランスは国有企業が原発事業を運営して居ると言う。

お隣の韓国では原発事業は民間企業1社が専売で取り扱って居ます。

現在硬直化し融通効かなくて費用ばかり使い込む国営事業に組織改革の手がは入りやっと民営化が
軌道に乗った今、何故原発事業の国営化が提起されるのかと言う疑問が湧いてきます。

確かに今回の様な原発事故が起きた場合電力会社1社で賠償しろと言うのは無理な相談です。

巷では今回の福島原発事故の賠償金は既に東京電力の資産評価価格を上回り最早完全実施をすると
倒産しかないと悲観的観測をする向きも有ると言う。

当然全国の電力会社共同負担や、国庫補助でそんな心配はないと言われて居ますが、各電力会社の
負担金や国庫補助全てが国民一人一人に転嫁され費用負担する事になる仕組みです。

原発事業の国営化についてはメリットも多いがデメリットも多く予想されます。

現在は討議提起の段階であるが、是はもっと国民的討議が必要で一人の首相の思いつきで軽々しく
扱って欲しくない課題だと確信します。

原発の安全性と電力問題。脱原発問題。今後の日本のエネルギィー問題。環境保全の問題。地球資源
の問題ありとあらゆるものが複雑に絡み合って居るのでそう簡単な問題で無い様だ。