日々好日

さて今日のニュースは

やっと二次補正予算案衆院通過

2011-07-21 07:48:21 | Weblog
東日本大震災後4ケ月党利党略或いは権力争いの狭間で被災者置き去りの国会は空転し
人質に取られた二次補正予算案がやっと昨日衆院を通過しました。

明日いよいよ参院本会議で成立する見通しです。

取り敢えずがれき処理が優先の一次補正予算は4兆円どうにか財源の残りをかき集めて
対応出来ました。

次に被災地自治体の財源確保等が主体の二次補正予算これも予算の残り等を集めてやっと
1兆9988億円の予算が組めました。

処が各党の人質に取られおまけに菅首相辞任の条件法案として使われ、余計難しくなって
しまい果たして成立の目途はあるのか国民をハラハラさせました。

しかしどうにか与野党の良識で法案成立したが、なおこの法案に反対する政党があると言う
事には正直驚きです。

これで菅首相の辞任条件の一つがクリアされたと馬鹿の様に歓迎する向きもあると聞くが
是は本当にナンセンスだと思えてなりません。

今回の二次補正のメインの一つが二重ローンに苦しむ被災者救済と被災者生活再生支援です。
それと原発事故対応の2754億円ではないでしょうか。

被災者にとっては大変待ちこがれて居た國の支援策です。

政府は本格三次補正予算編成に向けて取りかかって居ます。

だが此処で財源問題が大きく立ち塞がります。

本格的復興には恐らく20~30兆円規模の三次補正予算が必要と言われて居ます。

政府としてはこども手当の見直し等でかき集めた財源にあと10兆規模の基幹税増税で対応
出来るのではと踏んで居る様です。

一応復興税と言う臨時増税で10兆円規模で所得税や法人税等基幹税の増税論が有力です。

一方では消費税増税での対応や復興債対応その償還を消費税にするか基幹税増税でするかも、
討議されて居る模様です。

困った時の神頼み、タバコ税・酒税の値上げも検討されて居るとか。
全く庶民はふんだり蹴ったりの感がしてならぬ。

復興財源問題は税の一体化改革問題や消費税増税問題、増大する社会保障費問題、それに益々
増える赤字国債の問題等々が微妙に絡み合い、ほ解けそうにない糸のもつれにも似て居ます。

一体今後どうして行く積もりなのか?

まずはリーダーを替えてハッキリした将来の構図を一刻も早く示して欲しいものです。