日々好日

さて今日のニュースは

総スカンの菅首相脱原発宣言

2011-07-17 09:26:05 | Weblog
先日菅首相は今後原発の無くて良い社会実現を目指すと思い切った発言をしました。

良く言ったと礼賛する脱原発賛成者、脱原発で一番被害を蒙る経産業界代表は現実を
無視した暴言とコテンパです。

この発言は菅政権内でも反論が噴出してきました。

ハシゴを外された立場の海江田経産大臣は憤懣やるかたなしの思いで今脱原発宣言すれば
原子力平和利用で世界をリードしてきた技術を切り捨てる事になりどうするのか?

また電力事情も此の冬まではどうにかなっても今後原発が全て停止すれば大変な事態が予想
されると警告しています。

民主党政権の実力者の前原前外相や仙谷副長官は総理の思いつきと一刀両断で無視のコメント

首相を支える重要スタッフと目されて居る玄葉国家戦略担当大臣もこの菅首相の脱原発宣言
には不快感を表明し脱原発宣言するなら国民的議論が必要と力説しました。

女房役の枝野官房長官からも菅首相からそんな話しは聞いた事がないと切り捨てられました。

四面楚歌の状況で菅総理はあれは私的な思いを述べたものと訂正コメントとも取れる発言が
出てきました。

一国の首相としてあるまじき事です。
自分の発言には責任を取るべきで、責任が取れない発言は控えるのが常識ではないか?

この様な総理を我が国のリーダーに選んだ国民は大変不幸です。

国益をこれ以上損なわない為にも決断される良い時期ではないでしょうか?

もはや重要三法案の成立を待って決断する様な事態ではない様に思えてなりません。

放射能汚染肉牛33道府県で消費されるか?

2011-07-17 07:51:47 | Weblog
福島県浅川産の肉牛に与えた麦わらから高濃度の放射線セシウムが検出されました。

この農家から出荷された肉牛42頭の流通先は33道府県に及び日本全国にバラマカレた
事になります。

放射線汚染の藁からは1K当たり2100ベクレルのセシュウムが検出された。
これは食品衛生法に定める暫定規制値1K当たり500ベクレルを大きく4倍も超える
値と言う。

現在日本中の33道府県にバラマカレた肉牛は殆どが消費され人間の腹の中に収まって居る
模様ですが、残された食肉から680。610ベクレルのセシュウムが検出されたとの事。

ただ青森県では1050ベクレルと言う高い放射能のセシュムが検出されたと大変気になる
情報もあるとか。

我々シロウトには是がどう言う事を意味するのか判らないが何か大変危険な放射線汚染肉を
食べさせられたとの認識が強い。

専門筋ではこの位の放射性の食肉を食べてもどうと言う事は無いと仰って居られるが、将来
この影響が出て来ると言う人も居て大変怖い感じです。

この他にも福島県産で新たに郡山市。喜多方市。南相馬市の肉牛用農家から同じ様に放射性
セシュウム入りの藁を与え既に84頭が1都、1府、6県に出荷されて流通済みという事が
判明した。

この中には稲藁1K当たり50万ベクレルのセシュウムが検出された所もあると言う。
この農家の牛の尿からは1K当たり270ベクレルのセシュムが検出されたとか。

また相馬市の農家の藁からは1K当たり12万3千ベクレル。喜多方市の農家からは3万9千
ベクレルの放射性セシュウムが検出されたと言う。

これらの農家は屋外に保管された藁は餌として与えない様國から通知された事を知らなかった
と言って居るらしい。

是は農家だけを責められるものでは無いが、もっとこの事は事前に國としても分かって居た事
だと思いますから何らかの手立てが取れた筈です。

どうして国はこんなに後手、後手にしか対応出来ないのだろうか?

其れは日本國が縦割りシステムで動いて居る事が大きな要因ではなかろうか?

大きな事件が起きてもそれは他人事と捉え必要な処置が取れない、欠陥社会制度だからです。

自分たちでやって居た時代は其れで十分やって来れました。

だが社会構造が拡大しグローバルな思考で物を処理する事が求められる現代ではもはや其れは
障害にこそなれ、何等メリットがありません。

そして縦割り社会の犠牲者は我々国民です。

自民党の小泉政権時代に構造改革が叫ばれかなり改善されたかに見えて居たが矢張り旧態依然として
残って居ます。

此の汚染肉牛も汚染農作物も元はと言えば福島原発事故からです。

東電や政府のマズイ対応がこの様な事態を招いてしまったのです。

もっとこの福島原発事故を高所大所から超法的に処理出来れば今回の様な事は起きなかったのでは
ないでしょうか。

現在の民主党政権では其れを望むのは無理な事でしょうか?