日々好日

さて今日のニュースは

米国のデフォルト債務不履行が起きるか?そして世界は?日本は?

2011-07-31 08:01:01 | Weblog
今米国は財政健全化に向けて真剣に取り組んで居ます。

米国の公的債務は10兆ドルを超え米国GDPの66・6%になろうとしています。
我が国の公的債務が1000兆円で我が国GDPの200%に較べたらまだまだ余裕がある
様に見えますが国内的にはもう限界に近く最後の決断の時と言われています。

一時的回避策ではあるが米政府は思い切って3兆ドルの財政赤字削減を条件に1兆5千億ドル
の債務上限の引き上げを提案した。

是は野党リーダーとの話し合いで決裂し、上院では共和党案は否決されてしまいました。

この債務上限引き上げ期限は8月2日となって居てもし是が通らなければ8月3日米国では
大規模の年金支払いが出来なくなります。

8月8日からは議会が夏期休会に入り、8月15日の米国国債の大口支払いも出来ない可能性が
出てきました。

あの巨大な米国が債務不履行と云う屈辱の事態になる恐れが出て来たわけです。

その嵐の前触れが円高です。

既に円はドルに対し一時、76円72銭にまで上昇し戦後最高の76円25銭を目の前にすると
云う事態が起きて居ます。

是は欧州財政危機とあいまって対ユーロも110円と言う異常値を出し円高が突出しています。

東日本大震災で青息吐息の状態の日本経済に直撃し、更に傷口を大きく可能性が出てきました。

其れよりも何よりもこの米国の債務不履行が出て米国が「破綻」でもしょうものなら、米国に
ベッタリの日本も「心中」騒ぎになりかねません。

米国債券の多量保有国である日本や中国は諸にその直撃を受ける事になります。

既に債券格付け会社が米国債の格付けを落とす事を検討して居るとの噂も現実味を帯びて来た。

米政府もこの事態を重く見て緊急避難策を検討し、米国財務省は米国債利払いを最優先にする
とか政府支出に優先順位をつけて確実に支払う等とししています。

実際に、米国債務不履行が現実味を帯びて来た事は本当にコワイ事です。

米国は賢い国ですので、その様な事態は起きない事を願って居ますが、もし不可避の状況
になったら、世界も日本も腹をくくって対処しなければならないのでは無いでしょうか?

もう其処まで危険は来て居ます。