TPPは発効寸前にトランプ氏の離脱表明で頓挫してしまった。
それでは米国抜きでなんとかTPP発効出来ないかと日本が豪州等と一緒になって動き
2日からトロントで開催されているASPECでTPP加盟に同意した米国を除く11ケ国
の首席交渉官会合が行われました。
ただ各国の思惑があって事は簡単ではなさそう。
まず米国抜きでGDP合計は3兆円規模から1兆円規模へ。
加入人口も8億から5億へ減少。
当然貿易自由化の経済効果も縮小される。
そこでまずは、日本・豪州・ニュージランド・シンガポール・ブルネイの5ケ国で先行
発効しては言う案が浮上してきた。
アジア太平洋圏の通商枠組みは、まず中・韓・印・ASEAN・日・豪等16ケ国のRCEP。
米加メキシコ等6ケ国のNAFTA。
それに米国が抜けたTPP11ケ国がある。
この11ケ国の内米国抜きのTPPにはベトナム・チリー・ペルーは賛同して居ません。
改めて米国抜きのTPP11ケ国は次の通りです。
発効に向け主導的な、日・豪・ニュジランド・シンガポール・ブルネイ。
消極的なベトナム・メキシコ・ペルー・チリー。
どちらとも表明しない、カナダ・マレーシャ。
それに日本も国内的には農業関係の反対が強い。
それぞれの国の思惑があって前途多難です。