上場企業２０１７年度３月期決算発表が盛んに行われて居ます。
全体で過去最高益の見通しになりそうだとの事。
東京五輪を控え都市開発等で建設需要の増大・資源価格上昇で非製造業が牽引。
製造業も円高の逆境にめげず健闘。
来年３月期決算も増益が予想されると言う。
これで日本経済の景気回復は本物となったのでしょうか？
ただ経済活動の活発化に伴い人手不足は深刻化して来て居るとか。
女性・高齢者・外国人労働者の活用が課題となって来た。
また海外の政治情勢は緊迫し何時何処で紛争が起きてもおかしくない状況。
一端紛争が起きれば我々の平和な生活は一瞬にして吹き飛ぶ可能性がある。
我々は常に船板一枚下は地獄の覚悟の船乗りと同じ様なものです。
日本や米国主導のアジア開発銀行ＡＤＢに対して中国主導のインフラ投資銀行
ＡＩＩＢが設立されました。
ADBは参加メンバーはアジアの区域内と区域外合わせて５８ケ国です。
毎年６０億ドルの融資と１・８億ドルの技術支援を行って居ます。
これに対してＡＩＩＢ参加メンバーは７０ケ国で英国を初めＥＵ加盟国が参加
いずれも中国の恩恵にあずかろうと言うめんめんです。
ただＡＩＩＢは組織の不透明さや、中国人民元の下落で資金難に陥り是と言った
活動がやって居ません。
処が中国の一帯一路の現代版シルクロード経済圏構想でさらなる加盟国増加に
危機感を抱いた阿倍政権が今頃になってＡＩＩＢへの参加に色目を使い出した。
ＡＩＩＢ発足当時はあれだけ対抗意識をむき出しにした日本が今頃取り残される
事を恐れて参加を検討始めたと言う事はどう言う事でしょう。
ＡＩＩＢは豊富な資金を持つ中国が主導する国際金融機関です。
しかし運営や組織に対しては不明瞭な部分が多く、日本が敢えて参加するのは
如何なものかと思える点もある。
日本のＡＩＩＢ参加、果たして日本のためになるのか？
私は疑問に思う。
敢えてミツギさんになる必要はない様に感じます。
米国上院本会議で、米通商代表にライトハイザー氏が与野党圧倒多数で承認された。
米国の通商代表は、貿易協定や通商に関する件で絶大な権力を握って居ます。
トランプ氏は過去に日米通商摩擦の折辣腕を振るったライトハイザー氏を通商代表
に起用しました。
同氏は多国間貿易には懐疑的で米国第１主義の２国間通商協定を主張して居る。
当然対日交渉で、貿易不均衡是正・農産物牛肉等の市場解放等迫って来ると思われる。
相当の遣り手なので、日米通商摩擦の再来も予想されます。
米国は中国への貿易是正で、牛肉・ＬＰＧ等の対中輸出拡大に成功した余勢をかって
今度対日貿易是正に本腰を入れて来る様です。
貿易交渉は国の存亡に関わる事ですので、米国の言いなりになって居ては日本の立場
がなくなります。
お互いに納得の行く通商関係を維持して行きたいですね。
