政府は来年度予算概算要求基準を決定し周知した。
新型コロナ禍で膨らんだ予算は、元よりも圧縮した、予算編成
が求められて居るが、残念ながら概算要求基準には見られない。
先日米国では財務悪化・債務負担増を理由に米国国債の格下げ
が行われました。
米国債務はGDPの122%で5年後には136・2%に更に悪化想定
されると言う。
しかしこれは日本に比べるとましな方で、日本は対GDP比で
258・2%、5年後は264%が想定されると言う。
日本の予算は稼ぎの2・5倍余の借金で賄われて居る。
概算要求基準は各省庁の要求が際限なく膨らむのを防ぐ目的で
決定されるが、抜け道が多く予算は上限なく膨らんで行く。
来年度予算の特別枠が総額2千億円規模です。
5年間でGDP比2%への増額の防衛費別枠扱い等です。
2020年コロナ禍対策で150兆円まで膨らんだ一般会計歳出は22年
には140兆円と高止まり、ガソリン等の高騰対策費増加等が要因。
近く行われる予定の衆院選対策のバラマキも予測されるので、
予算膨張は避けられない様だ。
此の侭では政府目標の25年黒字達成のプライマリーバランスは
夢のまた夢に終わりそうです。