23年4月期から6月期のGDPの発表があった。
自動車輸出の増加や、コロナ規制緩和による外国人観光客の急増
で市場予想を上回る高い成長率、年率換算で6%プラスとなった。
ただ一方個人消費等内需は振るわず日本経済の本格的回復とは言い
難い様だ。
GDP成長のけん引力となった訪日外国人旅行者数は590万人で
旅行消費額は1兆2千億円で、一人当たり旅行支出は20万円超え
と過去最高となった。
これは円安で日本の物価が安いのが追い風になって居る様だ。
自動車輸出の増は半導体供給の回復が大きな要因となって
欧州向けは8割、北米向けは3割の伸びとなった。
個人消費は前期比で0・5%マイナス、特に食料品等は1・9%
のマイナスとなる。
実質賃金は6月まで前年同月比で15ケ月連続減少で物価上昇に
賃上げが追い付いてなく、節約志向が強まっている様です。
4~6月期之高成長は日本経済回復基調を示したが今後の海外
等の動向を考えると先行きは暗いとの事。