トラック運転手の残業規制強化で問題化した2024年問題が60年振り
高速道路の最高速度を時速80キロから引き上げ変更が検討される事
となった。
実現すれば物流業界で運転時間短縮・運転手の長時間労働の改善や
人手不足の解消に期待が高まる。
高速道路でのトラックの最高速度引き上げとなれば、反面安全性へ
の懸念も出て来て、賛否が分かれ事は必至。
高速道路での速度引き上げの対象は、8トン以上の中型・大型の
トラックで、現在は最高速度は時速80キロに制限されて居る。
トラックは普通車と異なり,積み荷の重さでハンドル操作が
難しくなり、事故が起きれば重大事故となる。
現在は速度抑制装置の装着の義務化や近年自動ブレーキ等の
先進技術で安全性能が向上して居る事が引き上げ要件の一つ
高速道でのトラック制限速度引き上げに対し、トラックの
運転手の38・8%が時速100キロに緩和すべきと主張するが
40・7%は現行で良いと割と冷静の様だ。
高速道でのトラック最高速度緩和派は、時速80キロだと追突
の可能性があって、渋滞の原因になると主張。
これに対し現行維持派は緩和すると事故が増えると懸念する
有識者は走行速度を上げると緊張が長く持続し、心身負担が
増し事故に繋がるミスを誘発しかねないと主張。
トラック労働組合は効率優先では運転手の安全を脅かすと反対
これに対し、運送会社社長は、高速道は100キロで走れるのに
トラック駄目はオカシイと主張しそれより運転手過重労働緩和
には、荷下ろしの待ち時間の短縮等荷主側の改善が必要とする
大型トラックがスピードアップすれば、それにつられて乗用車
もスピードアップする可能性も指摘されると言う。