中國習国家主席が提唱した中国の巨大経済圏構想を打ち出して
10年が経過しました。
この一帯一路の構想は、古代交易路のシルクロードから生まれた
構想で、経済圏はユーラシャ大陸・アフリカ・中南米まで広がり
150ケ国が参加して居る。
中国は、途上国の道路・鉄道・港湾等のインフラ設備に、累計で
36兆円もの直接投資を行った。
世界第2の金持ち国の中国が、途上国を支援する事自体は批判出来
ませんが、問題は中国の投資で借金ずけとなり、借入金返済に港の
権益を99年間中国に譲り渡さねばならなくなり事態に陥ち至って
居る事です。
中國の利益優先の開発が途上国の環境破壊を引き起こして居る。
これは新しい中国の植民地政策ではないかとの、極論も出て居る
一帯一路政策も大きな曲がり角に来た様で、発足10年を記念して
開催された一帯一路国際会議では、これまでの投資の拡大から
質重視へ展開する方針を表明した。
中國も不動産バブル崩壊の様相で少し中國経済が妖しくなって
来て従来の様に途上国に投資出来なくなって来るのではないか?
中國はこれから、昔の様に海外からの投資を、期待する時代に
代りつつあるのかも知れません。