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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

初めての馬でいきなり障害ってありえないことする

2015-05-18 19:01:50 | 馬が好き
乗馬にいく。
おやおや、ホワイトボードに“今週からは6月2・3日の試合に出るひとだけ”みたいなこと書いてある。
一応出ることにしといてよかった、でも今週ちょっと障害やってみて、ダメだと思ったら来週と再来週は休むことになるな。
馬が少ないからしょうがないんだけど、たとえ馬がいて乗せてくれたとしても、この時期って試合に出ないというと、かなり肩身が狭いってのは経験的に知っている。ホントは私ゃ競技にゃ出たいわけでもないんだけどねえ。

さてさて、ところが、きょう私に当たってる馬は、ゼンノパルテノンだって。
初めてだぞ、この馬。初めての馬に乗ることは私の愉しみのひとつではあるからいいんだけど、障害飛ぶとなると別の話のような気もする、飛ぶのか、ホントに?
ちなみに、ゼンパル(←なんか道具にそう書いてあるんで)ことゼンノパルテノンは、なんと六本木ヒルズで行われたイベントにも出たことあるという、サラブレッドらしからぬ(と私は思う)度胸のすわった馬である。という印象を、乗ったことなかったけど、私は持っている。

でも、先に乗るのは気が進まないなあと思ってたのに、名前が上に書いてある人が先とか押されて、しかたなく一鞍目に乗る。
早く着いたし、ちゃっちゃと馬装したら、練習開始時刻より15分ほど早く馬場に入ることができる。
初めての馬で、しかも障害やろうかってんだから、ウォーミングアップでの関係づくりは大事。
と思って常歩で歩くんだけど、元気がいいのはいいんだが、どうも言うこときかすのが難しそう。
拳つかったり開き手綱してみたり、いろいろやるんだが、ちっとも受けとめられない感じ。
ふつう常歩は5分くらいなんだが、納得いかないので輪乗りで延々とやることになっちゃう。常歩でできないことは駈歩ではできないし。
納得いかないけど、馬に元気ありあまってんのかもしれないし、それなら少し景気づけてやったほうがコントロールしやすくなることもあるので、とりあえず輪乗りでの速歩開始。
あれれ、なんかヘンな感じ、コトコト、ピョコピョコした感じがする。それでも、とにかく動かしてみないとわかんないからって思って、前に出してみる。
そしたら、反応はしてくれるんだけど、なんか思いっきり耳しぼる、なんでこの程度のことで怒るかなあ。
元気がいい馬に耳キューッとされると、やっぱ怖いよね、脚入れたはいいがガツンと反応されて、激走モードでどっかぶっ飛んでっちゃう自分の絵が容易に想像できちゃうから。
ますます納得いかないまま、こんどは駈歩する。速歩で急がせると、いまにも駈歩になりそうな感じだったから、こりゃ先にある程度駈歩させたほうが落ち着くんぢゃないかな、って想像はした。
駈歩は、まあふつうにいい感じではある、フワンフワンと上がってきて、ぶっ飛んでっちゃう感じではない。
「障害やるんで、脚使ったら前に出ること確かめるフラットワークを」と言われて、やるんだけど、いや、これはブレーキ利くほうを確かめるべきだなと思う。
駈歩ある程度やってみたけど、馬はちっとも落ち着かない。すぐにも駆け出したいって気配が満ちている。常歩しようと思っても、すぐ速歩始めようとしちゃうもん。
(こんな馬、乗ったことあったような気がするなーと思ってたんだけど、帰ってくるまで思い出せなかった。そうだ、美浦でヒーズザマンに初めて乗ったときがこんな感じだったような気がする。)
停止や後退もまじえて常歩してるが、どうにもこうにもうまくいかない。
軽速歩でも正反撞でも、人間の振幅を大きくゆっくりにして、それに相手を巻き込もう、とか最近取り組んでることにチャレンジしようとは思うんだけど、そんな私の未熟な小細工が通用するはずもなく。
障害やるときゃ、どーせ走んなきゃいけないんだから、とりあえず駈歩をもうすこししとくかと思って、少し伸ばしたり詰めたりする。
拳つかったらかえす、つかったらかえす、って言いながら乗る。そうしないと、引っ張りぱなしのバトルになりそう。前出ることよりも、ブレーキがきいたら、すぐラクにするようにしてホメるの繰り返し。
よければ障害やりますよ、って集合かかるんだけど、絶対ムリだって、この馬で障害なんて、俺。自分ひとりで判断して練習メニュー決めるんだったら、絶対やらん、障害は。その段階までフラットワークでできてない。
それでもなんでもやるっていうんで、1年ぶりですとかなんとか言いながら、アブミひとつ短くして準備。
速歩でクロス、そのあと垂直って、ホントの最初っからの順番でやる。
しかし、うまくいかないねえ。なんぼでも速くなっちゃいそうな感じがするんで、おさえようとしてんだけど、もっと元気よく入ってこいと言われちゃう。
フラットワークのときからそうだったんだけど、手綱いたずらに短く持とうとしても、アタマ上がっちゃう感じがあるし、とにかくウケてる感がないので、勢いよく回転するとか障害に向かってくって勇気がわいてこない。
飛んだあとは、なるべくまっすぐ行ってスローダウンする。予想どおり、ちょっと苦労するけど、もっともっと走られちゃうことを想像してたので、思ったほどではないことに安心する。
駈歩での飛越に移る。待ってましたとばかり走っていくんだけど、そんなムチャクチャに向かってく感じではない。
順番を待ってるときとかに、すぐ走り出したがるような感じがするのに比べると、障害に向かってくときの駈歩は落ち着いてるように思える。
ホント待ってるあいだは大変、何度も手綱引っ張っちゃう。助走に入ってからも、最初は引っ張っちゃうことが多い。つかったらかえす、つかったらかえす。
そのうち、常歩で小さめの巻乗りをして手綱を開いてアタマが下のほうになるようにして、ってやってると、すこし状況が改善されてきた気がする。思い切って、アタマが下がってもいいから、そこで前にぶつけてくような感じのほうがいいのかもしれない、とか考える。

(どうでもいいけど、今日は手を放してるヒマなんて、とてもなかったので、馬上からの写真は無い。)
ぢゃあ、低いクロスのオクサーもまじえて、ライン走行。真っ直ぐのがノーマル5歩だけど、一歩入れて6歩でということに。斜めに振ってあるラインは同じく一歩入れて7歩。
あまり歩数を気にする状況ではないので、適当に飛ぶ、一個飛んだあと持ってかれないで、しっかりベースの駈歩に戻ることだけを心掛ける。
それでも、まっすぐのラインを飛んでくと、「あいだで、もっと静かに乗る」と言われちゃうので、バッタバッタしてたんだと思う。
何度か繰り返してから、最後に、左斜めライン、Uターン、右斜めライン、Uターン、真っ直ぐラインって、6個の障害を飛ぶ。
飛んだあとUターンするときに、フライングチェンジなんかしない、速歩に落としてから回転しつつ、ゆっくり反対手前の駈歩を出すようにする。
フラットワークのときから感じてたんだけど、どっちかっていうと右手前では、馬の顔が外向いちゃっいつつ、内に倒れるというか右肩方向に逃げられちゃいそうな感じあるので、そこの回転は丁寧にするようにする。
走り出すと、すごい馬の勢いがよくて、障害向ければ飛んぢゃうので、そんな苦労はしないんだけど、最後の6歩で飛ぶべき真っ直ぐラインをノーマルの5歩で突破しちゃったので、NG、もう一回最初からやり直しになる。
現段階では、一発OK出して練習おわっちゃうより、何度もやる機会あったほうが、実は私としてはうれしいのだが、馬暴走させちゃうと後で乗る人も困るので、やり直しの回ではそのへん気をつける。
どうにかOKが出たので、乗り替わり。

最後の走行は、とても折り合いがよく見えた、と言われたので、やっぱ抑えようとしないで、フワーとしたコンタクトのように思えても、そのまま気持ちよく走らせるほうがベターなのかなという結論に至る、きょうのところは。
そうやって動かしてくと、思ったより完歩もでかい気がする。前に出てるんだろうけど、それが私には分かんないしね、困ったことに。
でも、本番で乗りたいかと言われると、微妙だなあ。たぶん飛んでくれちゃうとは思うけど。タイムとか歩数とか気にしないでいいんだったら、思い切って走りまわっちゃうかもしれないな。
二鞍目に乗ったひとを見てると、やっぱ同じような苦労をしているように見える。先生も「そんなに手を強くしないで」と言うんだけど、行っちゃいそうで抑えたくなるんだよね、乗ってると。最後のほうで、やっぱ少し馬まかせみたいにしちゃったときのほうが、たしかにスムーズな走行にみえた。
なんか難しい馬だ、前進んでかないのに比べたら全然いいけど。

きょうは天気がよくて、洗ってもすぐ乾いた。終わったあとリンゴやったら、まずまず普通に食った。
どーでもいーけど、帰ってきて、夕方になったら、腕がだるい。手綱引っ張りすぎたせいだな、あした筋肉痛だ、こりゃ。
今週は、水曜と木曜にも、朝練するつもり。
コメント
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