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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

アブミ踏んづけることの本当の価値

2016-07-25 21:54:42 | 馬が好き
乗馬にいく。先週やすみだったから2週ぶりだ。
きょうの馬は、リッヒーライアン。

私にとっては、乗らないとカワイイ馬第1位だったんだけど、ことしの5月くらいから、乗ってもカワイイ馬に昇格した。
しかし、夏に馬を早く馬房から出すのは好きぢゃないんだけど、リッヒーライアンはなんか知んないけど、あちこち汚れまくってることが多いので、馬装前にゴシゴシ拭いたりする。
さあ、馬装、しかし、頭絡とかマルタンとかあちこち噛んだとこだらけ、なるべくそういうことさせないようにして、できたら跨って馬場へ。
馬場へ入ったら、常歩。ポンと脚、反応いまいちのときは更に、とかムチみせたりとか。
始まる前は、脚の関節あちこちぶらぶら動かしながらってことが多い、どこにも力を入れないで、できたら関節の可動域拡げたいイメージで。
んぢゃ、部班、先頭に立たされる。だいじょうぶかなあ、リッヒーライアンで。
常歩で、アブミに立つ。脚を前に突っ張れば、お尻落ちちゃうし、後ろに引けば身体前に倒れちゃう、アブミにまっすぐ立つ。ついついやっぱり前傾はするけど。
「まっすぐ立ったら、足の裏に体重まっすぐ下ろしてかける。土踏まずと靴のヒールの間」
どこだ、それ?と思ってると、蹄跡まで先生来て、「ここ!」って手で靴の裏触ってくれる、そこ?
そこが腓骨と足首の関節のつながってるとこの真下だから、真っ直ぐ立てばそこになるんだそうだ。
うーん、いままでアブミ踏んでる爪先側か、ムリにカカトを下げようとカカト側に体重かけてたな。
さて、速歩すすめ、軽速歩。さっきのとこに体重かけて立ってたように軽速歩しろと。
お尻でペタッとすわってはいけない、アブミに立つところに左右の足で乗って、お尻は軽く。
そうか、なんか、ふだんの軽速歩とちがう。たぶん、いま靴の底は地面とフラット。
「アブミに乗れば手が自由になる」と言われてみれば、たしかにいつもより手綱にぶらさがってる度合いが少ない。
速歩では駈歩ほどではないが、一歩一歩馬の口の動きにあわせて肘を開閉して手をゆずる。
軽速歩でもアブミに立つ、さっきといっしょ。前進具合が頼りなくなると、ときどき座って脚使っちゃうのはご愛嬌。
反撞を股関節で感じてというので、いつもは足首の関節を開閉しようとしちゃうんだが、靴底フラットにしたままで乗ると、なんかたしかに上のほうまで揺れが伝わってくる気がする。
でも、やってると隅角にきたとき、あきらかに外側の足底にかかる体重が内にくらべて軽くなるのが自分でわかる。
もしかして、いままで隅角で馬が内に入ってくると思ってたけど、先に人間がバランス崩して内に誘導してたのかな。
回転のときもいろいろ試しながらやってくうちに、やっぱ、いつもよりアブミ踏めてきた感じする。
いつもは鞍にお尻がすわってから、アブミをムリくり踏んづけようとカカト下げるほうに力入れてる気がするけど、まず足底での安定ありきから乗ると、なんかちょっとちがう。
ぢゃあ、アブミに立ったまま、前傾。前傾ったら、股関節から上体を曲げる、それ難しい。背骨から曲げないように意識して、あとはお尻が鞍の中にありつつ少し後ろへ突き出す方向へいくイメージ。
胸に目があって、その目で前を見る感じ、というので、肩開いて背スジは伸ばしてく、アタマ下に落さない。
手を馬の耳のほうまで前に伸ばしてみようかと思ったが、そこまでこの馬に全幅の信頼おけないんでやめとく(笑)
隅角でスピード落ちて、そこでの脚にも反応いまいちな気がしたので、脚のうしろ・馬のおなかにムチ当てたら、一回ハネるような動きした。
馬にしてみたら「オレはちゃんとやってるのに、そこでムチ?」みたいな感じ、どうもうまくやりとりができてない。

んぢゃ、軽速歩にもどって、それから正反撞。
正反撞でも、まずアブミで乗る、それでおしりが跳ね上げられたら、軽くしてるおしりなので跳ねられればいい。鞍にお尻で坐ることで乗ろうとしたら、跳ね上げられないようにするのに大変、格闘することになる。
ときどき巻乗り、輪乗り。前進気勢が足りないのか、回転がどうもうまく進んでかないので、がさつな手の使い方をしてたら、「内を引かない、両手をつかって回ってく」と二度も言われる。両コブシそろえて、接線の方向に飛び出してくのを外側の手綱にぶつける感じでまわる。
速歩の巻乗りから、蹄跡から駈歩すすめ、ギュッとしたけど、すぐ出ない。蹄跡をだらだら5歩くらい速歩してしまう。すわりなおして、手綱ちゃんと持って、出す。ちょっとこれまでコンタクトしっかりしないまま乗ってたからなー、もうちょっとハミうけて、詰めて反応させるように準備しとかなきゃいけなかった。
蹄跡での駈歩では、前に出てくれる馬に乗っていく。何回か脚つかったら、踏み込んでくる感じが出てきた。
隅角では内に入られちゃうけど。そこで手でジタバタするとろくなことになんないので、とにかく前に出すほう優先で。
駈歩で半巻き、蹄跡から速歩。「速歩にするときに、またアブミに乗る」ということで、ああそうか、このときにべったり座ろうとするから動きが止まるんだ、両アブミに乗ってお尻を軽くしとけば、駈歩のあとの勢いいい速歩にも乗っていけるのかも。
こんどの右手前の駈歩は、ときどき反対の手前で出ちゃうので警戒してたら、またすぐ出せないで3歩くらい速歩のまま行き過ぎる。出たら元気よく前に動かす、リズムリズム。
動いてきたなあ駈歩、と思ったりした、そんなところで、おわり。
最後、軽速歩で、だんだん手綱伸ばす、ゆったり動けてるかな、歩度詰めて、常歩。
きょう乗ってて思ったんだけど、ふだん考えてた、馬の動きはじめが重いな、運動してるうちに馬が軽くなってきた、てな感覚はウソだな、ありゃ。
逆で、人間が重いんだ、最初。乗ってるうちに慣れていって、馬の動きについていけたり、拳かえしてあげたりがスムーズにできるようになって、軽いようなつもりになってくんだ、きっと。
なるべく早く軽い状態になりたいねえ。

乗り替わって、二人目をみてると、最初タランタランしてた馬(だから乗らないとカワイイってんだ)が、ハネるのも恐れずムチ使ってけば、最後はけっこういい感じの勢いが出てきた。でも、回転でどうしても内に入ってきちゃうのに苦労してたみたいだけど。
そんなんだったせいか、終わったあと、1頭だけ居残りで、先生が騎乗。横木通過とか障害飛んだりとかまでやらされてた。
けっこう長いあいだ保健調教(我々は「お仕置き」って呼んでたけど)やったあと、私のもう一回乗ってみてと手綱がまわってきたのには驚いた。
輪乗りで速歩、脚への反応たしかめられたらラクに。
駈歩、軽い内方姿勢、ふくらみそうになるので外の手綱カベに。
また速歩、開き手綱つかって、馬まるくなったらすぐかえす。
中途半端ぢゃなくハッキリ求める、と言われて、馬の顔こっち向くくらいまで使うときもあり。
ときどき前進する勢いがなくなる、同じリズムでと言われて脚で促して出し直す。私のは開き手綱ぢゃなくて、引っ張ってんだな、きっと、力の向きも間違ってる。
左手前なのに、右の手綱つかって右の姿勢とれって、右のハミ感じることできたらかえす、こんど左内方姿勢、右は明確にゆずる。
中途半端な使い方や、よい反応したのにすぐかえしてやることできなかったり、前に出る勢いなくしちゃったりで、なかなかできてこない。最終的には頭頚の伸展したいんで、言われなくても自分で工夫して、ってことであれこれ。熱くなってくると、ムダに力が入ってきちゃうのがシロウトの悪いとこだ。
それでも、最後、常歩でアタマが下がるのをゆるしたときに、ゆったりとした歩き方をしてくれた。めでたし、おしまい。
違い判りましたかと問われるけど、よくわかんない。
リッヒーライアンについては、手に重く感じるくらいハミに向かって出て来る状態でウケてることになってて、そこで乗るのがよいらしい。多くの馬はウケると軽く感じるんだけどね。
さっきまでの練習では、馬がよじれてた、何かしても力の方向が違ってたらしい、だから苦しくてハネる動きになるのか。たしかにいまは、後躯からの力が背中をまっすぐ伝わってたかもしれない。
汗びっしょりの馬を丸洗い。いつものことだけど、こういうときだけ、クビを柔軟に曲げて、ひとのポケットを探るようにしてくる。まったく、乗んないとカワイイ。
コメント
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